岸本聡子のレビュー一覧
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現杉並区長の著書。
表紙のイラストから、物騒なイメージが湧いてしまうような気がしてもったいない。
オランダやベルギーで暮らしNGOで働いた経験を日本へ持ち帰り、杉並区で発揮されていくことと思う。
超高齢社会の日本の閉塞感を打破する民主政治の先駆者に期待したい。Posted by ブクログ -
最近読んだこの手の「啓蒙的実用書」の中ではピカイチの読み易さと説得力。
その点では、本書を読もうと思ったきっかけとなった、斎藤幸平氏のベストセラー「人新生の資本論」を大きく凌駕する印象だ。
しかも、本書で再三再四登場するPPP/PFIの申し子とも云える世界的「水メジャー」ヴェオリア社。その日本代表は...続きを読むPosted by ブクログ -
今をときめく女性アクティビストである杉並区長・岸本聡子さん。
この本では、ポルトアレグレ、シアトルWTO、世界社会フォーラム、ボリビアの水戦争など、懐かしいキーワードが続出。そう、岸本さんは、90年代後半からの、反グローバリズム、反新自由主義を掲げた世界的なグローバル・ジャスティス運動の渦中に身をお...続きを読むPosted by ブクログ -
※まだ読み途中。
オランダの政策シンクタンクNGO『トランスナショナル研究所』在籍の著者。
インフラにおいては様々な問題が表面化され議論されているが、日本ではまだ議論が活発でない"水"についての話。
日本では聞き慣れない問題ではあるものの、表出したきっかけは、訪米していた麻生太郎副総理の発言に...続きを読むPosted by ブクログ -
こんな人生を生きてきた人が、なぜ帰国して、区長選挙に立つことになったのか?
それが具体的に書かれていないことが、最大の疑問であり不満。
この書籍が企画された時には、もう一人のブレディさんみたいな感じだったのかもしれないが。
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いわゆる弁護士あがりのエリートでもなく、志と現実との間で苦悩しつつも前へ進んでいく、その飾らない等身大の姿に共感。また気候正義とフェミニズムとの関係への気づき、フィアレスシティとの連携への流れへと、思考と行動の積み重ねが作者を最前線の場へと導いていることを理解することができた。自らを顧みる機会を与え...続きを読むPosted by ブクログ
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齋藤幸平さんの「人新世の『資本論』」で紹介されていて、興味を持ち、読んでみた。まず、アムステルダムの「トランスナショナル研究所」なるシンクタンクの存在を知らなかった。エネルギー分野では、ドイツなどで、シュタットベルケの再公営化の動きがあることは知っていたが、水道などの分野でも同様のことが起こっている...続きを読むPosted by ブクログ
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水道、再び公営化!
ヨーロッパでの動きをもとに、水道事業の民営化に対して一石を投じる本書。
フランス、イギリスが水道を民営化された状態からいかにして公営化に至ったかが記載されている。また、水や住居などの<コモン>を民間企業に任せることの危険性を論じている。論点としては、一つは水貧困の問題である。水...続きを読むPosted by ブクログ -
水道事業にとらわれず、「公共」とは何かを適切かつ明確に伝えてくれる。残念ながら「官」は未だ硬直化・非効率なサービス提供を行っていることは否めない。かといって、「民」たるや特異な分野での利潤追求にはいくらか長けていても、こと公共サービスの提供となると、指定管理にみられるように独創性はほとんど発揮されず...続きを読むPosted by ブクログ
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日本ではPFIの議論が盛んだが(実態はともかく)、本場欧州では、少なくとも上水道分野は再公営化の事例が増えてきている様子。民主主義の歴史を感じる。Posted by ブクログ
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のびやか、な印象を受けた。いいなあ。だけど、これで政治やれるかなあ。連中、汚いことやるぞ。応援します、という気になれるのがありがたい。Posted by ブクログ