藤井克徳のレビュー一覧

  • ゆうこさんのルーペ

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    ゆうこさんがルーペを使って拡大して本を読んでいる。それをみた子どもたちはあれなーに?と聞くが、聞いちゃだめと言う人もいる。お父さんに聞いてみたら?と言われて質問したはやたがゆうこさんにルーペだと教えてもらう。さらにルーペを貸してもらってお父さんやゆうこさんをみると、不思議なことに昔あったことが見えて…。
    最後にゆうこさん含め4人の解説が載っていて、それが絵本としてはページ多いけど、理解を深めるためにはアリという評価の分かれそうな印象です。藤井克徳さん(この方のドキュメンタリーでの発言や本は好きです)の大人のみなさんへという解説に、この本は
    ドキュメンタリーとして真実を伝える
    ゆうこさんと、ルー

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    2022年11月13日
  • ゆうこさんのルーペ

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    障がいを持っている人に限らず、困っている人に「何か手伝える事はありませんか?」をすんなりと聞ける人になりたい。
    低いようで、なかなか飛び越せないハードル。

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    2021年01月23日
  • わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想

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     ナチスによる障がい者安楽死作戦(実質的には大量殺人作戦)「T4作戦」を軸に、優生思想かいかに各種の属性の障がい者を害してきたか、各国ではどうか、そしてもちろん我が国ではどうだったか、そして今日の各国や国際組織の取り組みや我が国の現状などについてコンパクトに、冒頭にドイツ取材の成果の画像を掲載し本文下部に比較的初級者には難しいと思われる用語の丁寧な解説を挿入して書かれた丁寧な概説書。著者の藤井克徳さんも視覚障がい者(中途障がい者。元々弱視であったと巻末にある)で、その点からも想像力、歴史も今も、とにかく知る事の大切さを丁寧な言葉で練り上げてあり安心して読める良書。広く、これらの問題に関心がある

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    2019年05月14日
  • 障害者とともに働く

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    ネタバレ

    労働はお金を得るためだけでなく、生きがい、アイデンティティ、 人間関係の充実、大人としての成長に大きな影響をもたらす。
    なりたい職業につけたり理想の職場で働けたりと順風満帆な生活を送ることはさすがに難しくとも、働く中で社会との繋がりを感じ自分の立場を肯定できることは、生きる上で重要であり欠かすわけにいかない。
    五体満足で生まれた者にとって労働は当たり前であり、なぜ働くのかという質問を投げかけても、それは「なぜ生きるのか」「なぜご飯を食べるのか」 という根源的で哲学的な質問と同じように認識され、しかめっ面をされるかもしれない。
    生命活動を行う上でそれだけ欠かせない労働だが、働きたくても働けない障

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    2024年10月27日
  • 障害者とともに働く

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    障がいを持っている方と一緒に働くにはどうしたら良いか。暮らしの実態や過去の歴史、関係する法についても学ぶこともできるので勉強になりました。
    就労の実例も載っているのでわかりやすいです。
    知らないことも多いのでどう接したら良いか分からず戸惑ってしまうのは正直な感想ですよね。分からないもの、知らないものは構えてしまうのは仕方がない事だと思います。
    それはけして恥ずかしいことではなく、知ろうとする心、互いに歩み寄ってどうしたら良いか考える、小さいことでもいいから自分で出来ることをしてみる、その一歩が大事なのだと思いました。

    道具や環境、みんながお互い様の精神でサポートし合うことで暮らしやすく、優し

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    2021年02月03日
  • 障害者とともに働く

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    多様な社会を生きていく上でのヒントとなりました。

    「Nothing About Us Without Us
    私たち抜きに私たちのことを決めないで」

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    2020年12月30日
  • わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想

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    副題のとおり、ナチスが行った障害者虐殺「T4作戦」と、その地盤にある優生思想について。優生思想に基いた施策については、ナチス・ドイツだけでなく、その前後の時代のスウェーデン(いまは福祉国家として知られるのに)、アメリカに触れ、そして日本に至る。津久井やまゆり園での悲惨な事件に話題は及ぶ。
    著者は、過去と今を知り、つながりを考えることが大切だと言っている。まさにそれを体現したもの。ノーマライゼーション、インクルーシブが「ノーマル」になるには……わたしが一市民としてできることを、目をつぶらずにしていきたい。
    著者がドイツで資料館を見学していたとき、若い見学者が何組もいたというエピソードに、ドイツへ

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    2020年05月14日
  • わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想

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    ネタバレ

    ナチスの障害者虐殺について、世界での優生思想の歴史、国連で採択された障害者権利条約、現在の取組みについて、分かりやすく書かれた本です。
    詳しい虐殺の手順、やまゆり園事件など、辛い出来事も多く、情緒的になりそうな内容なのに、要点や問題点が整理され、冷静に読むことができます。
    注釈もあり丁寧に説明されていて、中高生くらいから読めますが、大人の方にも、もちろんおすすめです。

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    2019年01月16日
  • ゆうこさんのルーペ

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    障害がある人にどれだけ踏み込んでいいのか、気をつければいいのかは難しい。
    でも腫れ物を触るようにしないで、こちらから歩み寄ってみようと思えるお話でした。

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    2024年05月15日
  • わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想

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    まず思うのは、将来自分も障害者になり得る可能性があるにも関わらず、劣勢と決めつける浅はかさ。優生思想の人たちは、自分が障害者になった時は素直にそれを受け入れるのだろうか?
    またこの本の書き方で気になったのは、「友人からの情報によると」「私の想像ですが」など、不明瞭な書き方が多かった。信憑性にかける言い回しをしたのはなぜだろう。

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    2020年07月03日
  • わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想

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    ナチスの犯した酷い暴力を
    今更ながら考えて、吐き気がするほど気分を悪くしながら読んだ
    優性思想ー自分は他人より秀でている。ユダヤ人は自分たちより劣った民族だと考えた事がそもそもの間違い。
    人間はみな平等なのだ、と強く思う。

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    2019年02月04日