わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想

わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想

1,650円 (税込)

8pt

3.8

ナチスは、「T4作戦」というかたちで、大量の障害者を虐殺しました。その根幹にある優生思想は、「理想の社会は、優秀な人だけが残り、弱い人は消えてもらいましょう」という考え方です。史実をたどりながら、人間の価値とは何か、多様な人が暮らす社会はどうあるべきかを、探っていきたいと思います。

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わたしで最後にして ナチスの障害者虐殺と優生思想 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年05月14日

     ナチスによる障がい者安楽死作戦(実質的には大量殺人作戦)「T4作戦」を軸に、優生思想かいかに各種の属性の障がい者を害してきたか、各国ではどうか、そしてもちろん我が国ではどうだったか、そして今日の各国や国際組織の取り組みや我が国の現状などについてコンパクトに、冒頭にドイツ取材の成果の画像を掲載し本文...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月14日

    副題のとおり、ナチスが行った障害者虐殺「T4作戦」と、その地盤にある優生思想について。優生思想に基いた施策については、ナチス・ドイツだけでなく、その前後の時代のスウェーデン(いまは福祉国家として知られるのに)、アメリカに触れ、そして日本に至る。津久井やまゆり園での悲惨な事件に話題は及ぶ。
    著者は、過...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月03日

    まず思うのは、将来自分も障害者になり得る可能性があるにも関わらず、劣勢と決めつける浅はかさ。優生思想の人たちは、自分が障害者になった時は素直にそれを受け入れるのだろうか?
    またこの本の書き方で気になったのは、「友人からの情報によると」「私の想像ですが」など、不明瞭な書き方が多かった。信憑性にかける言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月04日

    ナチスの犯した酷い暴力を
    今更ながら考えて、吐き気がするほど気分を悪くしながら読んだ
    優性思想ー自分は他人より秀でている。ユダヤ人は自分たちより劣った民族だと考えた事がそもそもの間違い。
    人間はみな平等なのだ、と強く思う。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年01月16日

    ナチスの障害者虐殺について、世界での優生思想の歴史、国連で採択された障害者権利条約、現在の取組みについて、分かりやすく書かれた本です。
    詳しい虐殺の手順、やまゆり園事件など、辛い出来事も多く、情緒的になりそうな内容なのに、要点や問題点が整理され、冷静に読むことができます。
    注釈もあり丁寧に説明されて...続きを読む

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