阿部大樹のレビュー一覧

  • レイシズム

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    古典的なもの。1940年代に書かれたものだが、内容は現代にも通じるところがあり、レイシズムの本質を突いている。しかしそれレイシズムを人がズルズルと引き摺っている証拠だろう。

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    2021年10月30日
  • レイシズム

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    人種の優劣を科学的に否定。さらにレイシズムが体制側の都合の良い考えに利用され続けたこと、科学的根拠がなく、その時代、社会体制により都合よく使われてきたこと等、70年以上前に書かれたが、古臭さを感じず、将来に渡る人類への問題提起と思う。

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    2020年10月06日
  • レイシズム

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    人種差別をしていい理由などない。科学的にも、道徳的にも。
    差別をなくすには社会の不公正を解決する手立てを見つけることだと著者は言う。一人ひとりが尊厳ある生活ができるようにすることのほかに人種差別をなくす方法はないとも。

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    2020年06月22日
  • 心的外傷と回復 増補新版

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    難しいが、おそらくこの本、この文章でなければ伝わらない内容。さすが名著。今は「理解する」より、「心の底に沈めておく」くらいの読み方でいいと感じている。
    事例が生々しいため注意。

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    2025年10月29日
  • 個性という幻想

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    感想
    人間が持つ集団としての性質。どこまでを一つの集団と定義するのか。思想は優生思想につながる可能性がある。虚心坦懐に論理を見つめる。

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    2022年10月14日
  • レイシズム

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    人種主義、人種差別についての古典的考察本。
    マイノリティの保護にはマジョリティの教育経済的安定、社会全体の安寧が必要とされます。
    レイシズムとナショナリズムが結び付かない様に、負の歴史が繰り返さない様に、この本を読んで思います。

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    2021年09月29日
  • レイシズム

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    人種というのがそもそもはっきりしない区分けであり、人種間の優劣というのも科学的に否定されている、という説は、一般的にそう言われてますね、はい、という感じ。(ちなみに何と言われようと私は遺伝的な得意不得意はあると思っている…。一部の黒人は遺伝的に陸上が得意な人が多い。同じ理由で例えば数的処理能力は?音楽的能力は?ある特定の集団の中で、得意な人が多い少ないがあってもおかしくない。それぞれの能力の間に優劣はない=人種の優劣はない、とは思うが。)ただ、すべてのレイシズムは政治利用のために作り出された、という説は新説で面白かった。言われてみるとそんな気がする。

    (以下レイシズムの政治利用に関するただのメモ)
    ただ現在のレイシズムの政治利用はもっと巧妙になっていると思う。例えば米国における大学入試。普通に試験をすると難関校定員の80,90%はアジア人になってしまう。そこで、黒人、ヒスパニックが社会の下層から抜け出すために積極的格差是正をしなければならないという理屈を適用し、人種別の合格枠を決める。誰が一番得をするか。60%の枠を確保できる白人である。白人は黒人差別を利用して(特に脅威を感じている中国人に対して)有利な地位を作り出しているのでは?ひねくれすぎかしら。

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    2021年08月16日
  • レイシズム

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    ネタバレ

    レイシズムが錦の御旗にされたのは、ヨーロッパによる大航海時代からナショナリズムにかけてと説明があったと思うが、それではアジアにおける中華思想や日本国防における神風や鎖国主義は何だったのであろうか。さらに、おそらくイスラームは、コテンラジオで聞いてNETFLIXのメフメト2世のイスタンブール陥落のドラマを観たが異民族を取り込みイスラームの制度のもと寛容な社会。中世のキリスト教からルネッサンス、大航海時代という「歴史は勝者のもの」という価値観で書かれた本ではないかと感じた。もちろんレイシズムという言葉を現代社会に定着させた功績は疑う余地がなく、「菊と刀」は余りにも有名。ヒトラーのアーリア人至上主義に対する批判は、この本を記した後に同氏が米軍に徴用され日本文化に対する研究分析を担ったというような説明がしてあり納得。ユダヤ人の悲劇に対しては理解が深まった(中産階級が多く資産の没収というレイシズム以外の財政的利益の裏書もあった)。ルースベネディクトは、「甘えの構造」で土居健郎が話した時に、本人の日本文化への理解が一面的であると喝破してあり、その時の印象がこのような感想につながったかも知れない。

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    2021年04月30日
  • レイシズム

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    「菊と刀」のルース・ベネディクトがレイシズム批判のこのような著書を著しているのを、他の本の解説等では紹介されていたのかもしれないが、本書により初めて認識した。人種による差別はヨーロッパ至上主義による前史はあるが、ナチズムによって絶頂に達する時期に、本書は発表されたものである。科学の外被の基にレイシズムは主張されるが、著者はその無根拠性を暴いていく。

    新たな差別意識が世界に蔓延している今こそ、改めて読むべき一冊である。

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    2020年05月26日