菅野楽章のレビュー一覧

  • ホンモノの偽物――模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語
    本物とは何か?偽物とは何か?白と黒の間に濃さの違うグレーが有るように、本物と偽物の間にホンモノやニセモノがあるわけで。本当は、偽物なんて存在しないのかも。
  • Bowie’s Books――デヴィッド・ボウイの人生を変えた100冊
    2013年3月ヴィクトリア&アルバート博物館の企画展『デヴィッド・ボウイ・イズ』がロンドン開催から始まり、世界各地を巡回、5年後に閉じられる。
    ロンドンの次の開催地、オンタリオでの開催に先立ち発表されたリストが、本書の元ネタになる。
    ボウイ自身が生涯読んできた本の中から、重要で影響の大きいと考えた1...続きを読む
  • ホンモノの偽物――模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語
    「ニセモノ」「ホンモノ」の境界線はどこになるのか、そのモノが決めるのかそのモノに付随する物語が決めるのか。
    本物の定義はグラデーションのようでなかなか考えさせられる1冊だった、
  • ホンモノの偽物――模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語
    ウォーホルが遺した版を使い、生前のウォーホルと同じ手法で刷られたシルクスクリーンプリントは「本物」か? 元素レベルまで天然ダイヤモンドと同一の人工ダイヤモンドを「偽物」のように感じてしまうのはなぜか? ドキュメンタリー映像は本当に「リアル」なのか? 歴史上のさまざまなエピソードを通して、フェイクとリ...続きを読む
  • ホンモノの偽物――模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語
    偽物とは本物があってこそだが、その偽物にもストーリーができてしまうとそれはそれで価値を持ってしまうというお話を集めた。スパニッシュフォージャー、ウィリアム アイアランド(しぇーくすぴあの贋作)などはそれ自体か贋作の古典となっている。
    ほかにも、科学的な味、化石のコピーはどうか、 来歴の不確かなマヤの...続きを読む
  • 世界でいちばん虚無な場所
    外出自粛期間中に読むべきだったかなぁ。
    というのも、執筆者も「アームチェア・トラベル」、つまり現地に行かず、地図とグーグルアース、関連書籍そして(おそらく)ウィキペディアからの情報で、様々な散々な名称の場所を紹介してくれている。
    巻末のリストも愉快だが、きっとまだまだあるはずだ。
  • ホンモノの偽物――模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語
    本物と贋物、本物の贋物、その境は必ずしも明確ではないらしい。
    様々な実例が挙げられていて、楽しむことができた。
  • ホンモノの偽物――模造と真作をめぐる8つの奇妙な物語
    個人的には、第2章が面白くなく、第2章の途中で「読むのを止めようかな」と思ったのですが、第2章の残りはひとまず飛ばして第3章を読み始めたところ、そこからは、「これなら読める」と思えた内容だったので、何とか読み切りました(第2章の残りも、あとで何とか読みました)。

    ちなみに、この本を読み終えた直後に...続きを読む
  • 世界でいちばん虚無な場所
    旅行ガイドブックとあるが、その場所についた地名の由来とマニアックな歴史(一部妄想?)。中には欧米白人の傲慢さも垣間見える。ダーウィンも然りかと。