佐藤雫のレビュー一覧

  • 白蕾記

    Posted by ブクログ

    疱瘡に苦しめられることのない世を目指して、種痘を広めようとした緒方洪庵とその妻、八重の半生を描いた作品。

    己に適した道をひたすら追い求める洪庵の真っ直ぐさには、ただ頭が下がる思いがした。
    そしてその洪庵を信じ、影に日向に支える八重の姿も、理想の夫婦そのもので眩しいくらいだった。

    上下巻になってもいいので、もう少し二人の人生を細かく描き出して欲しかった。
    特に最後は呆気なく終わってしまった感じがして、そこだけが残念だった。

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    2023年06月03日