高橋真樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アルミサッシを樹脂か木に変えて断熱効果を高め、石油エネルギーの消費量を
減らそう。ヒートショックによる健康被害をなくそう。
世界に比べ日本の断熱はお粗末。
断熱を高めれば家の値段は当然高くなるが、高騰するエネルギー価格では、
十分元が取れる。
というのが著者の主張。
その通りだと思う。
しかし、、、振り返るに築15年強の我が家はアルミサッシ。
ひとえに断熱効率を高めると家の値段が高くなるから。。。
まあ、これからの地球温暖化、いや、灼熱化の中では、
断熱の効果はどんどん高まり、すぐに元が取れるかもしれない。
しかし先立つものが、、、
というのが杜氏の判断だったろう。
エネルギー輸入にかかわ -
Posted by ブクログ
昨今の猛暑で、とうとうマンションを移ることにした。
購入するなら機能の高い家に、と思ったのだが、がっかりすることが多く…。
ZEHも、断熱性能はそれほどでもないらしい。
むしろ創エネの機材のため、(そうでなくても工費が高騰する昨今であるが)価格が高くなる。
さらに、その機材も10年くらいで取り替えないといけない。
エコなのか何なのか…。
そうもやもやしている中で本書を読んだ。
質の悪い住宅を供給し、資産価値をゼロにすることにより、どんどん新しい住宅を作っていく。
それが政策的にも推進されてきたのが日本だという。
災害が多く、なかなか百年、百五十年と家を使い続けることができないことを割り引いて -
Posted by ブクログ
ずっと日本の家は「寒い」って思っていた。それは仕方のないことなんだと思っていた。
でも、実際はそうではないことをこの本で知る。日本では最高レベルの断熱性能でも、ヨーロッパなどの先進国から見たら違法レベルに酷いものだと。寒いところに住んでいる世界中の人たちは、ずっと経済的に、ずっと暖かい家に住んでいるという現実。そして、そのことで日本の資産が数百兆円の規模で棄損していること。ただ単に、日本の為政者と産業界の怠慢、あるいは酷すぎる意思。
僕たちは、もっと安く、もっと暖かく寒い冬を過ごすことができる。もっと安く、もっと涼しく暑い夏を過ごすことができるのだ。
日本の現状と、個人でそのこと -
Posted by ブクログ
窓の前に机を置いているので、仕事をしていて寒い。2重窓のDIYキットをWEBで見つけ、それを窓に付けたところ、寒さが和らいだ。常々私も家が寒いと思っており、ラジオでこの本の紹介があったので、読んでみる。
・日本の家は他の国と比べても圧倒的に寒い作り
・冷気が入りやすい家なのにそこには手当しないで、エアコンで暖かくする家が多いのでエネルギーも多く使う仕組みになってしまっている
・寒い国でアルミサッシを使っている国は他では無い
・寒さは健康に害をなす
本書ではこの傾向は改善されてきて、エコハウス等断熱換気が考慮されて来ているとの説明だったが、まだ実感的にはあまりない。