あらすじ
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占領、封鎖、爆撃、飢餓…。あらゆる人道的危機に苦しみ続けるパレスチナ。ガザやヨルダン川西岸地区に一体何がおきているのか、なぜこんな事態になってしまったのか、私達に何ができるのか。パレスチナの地をめぐる歴史を紐解きながら、約30年にわたってパレスチナに関わってきた著者が小学生にもわかるようにやさしく解説します。親子で読みたいパレスチナ入門書。世界から「無関心」がなくなることを願って刊行しました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これは衝撃的な本。陰謀論ではないよね?
イスラエルとパレスチナの問題は本やネットで読むよりこれを読んだ方がリアルを知ることができる。国家間の争いではなくシンプルな民族浄化意識の連鎖と受け止めた。
あまりに残虐な話、あまりに酷いイスラエルの行動を見て未だに「これは陰謀論の一種ではないのだよね?」と思ってしまう、現実だとしたら目を覆いたくなるような内容である。
さて、日本ももしやそイスラエルのような事をしていないよね?と思い始めたところ、「日本にもパレスチナがある」そっち側だったか。そして読み進めて本当だ、と納得してしまった。
Posted by ブクログ
中東問題の入門書の決定版では。
子ども向けの戦争の本というと、日本の子どもがむごい目にあう話やホロコーストの話が大半だったので、待ってましたという感じ。
自分たちの国や民族が「かわいそう」だった話を読むだけでは、戦争の根本的な解決にはならない。
大人になってから読んでも間に合う。
Posted by ブクログ
青少年向けですが、内容は濃く、とてもわかりやすく、字も大きく読みやすいですし、何よりパレスチナとイスラエルのことがよく理解出来、大人にも
読んでほしい内容になっております。ぜひ。
Posted by ブクログ
もしも君の町がガザだったらと問う言葉は遠い地名を一気に足元へ引き寄せる。朝学校へ向かう道が瓦礫に変わる不安を私たちは想像できるだろうか。
ニュースは数字で語る。死者何人停戦何日。しかし数字の裏には名を持つ日常が折り重なっている。
安全な場所にいる私たちは悲劇を「仕方ない現実」として受け流してはいないか。距離は思考を鈍らせ共感を薄める。
髙橋真樹の問いは立場を入れ替えよと迫る。もし君の町だったらと想像する力こそが世界を変える最初の一歩なのだ。
Posted by ブクログ
イスラエルとパレスチナの「今」と、その問題について語る本。
パレスチナの問題は、戦争も含めた長い歴史や欧米の大国の身勝手な理屈もあって、とても複雑だが、この本は、基本、子ども向けの本だから、語り口がやさしく、たとえ話などもふんだんなので、誰にとっても読みやすく、わかりやすい。
一方、子どもの本とは言いながら、イスラエルの立ち位置や人種・宗教についてなども含め、政治的なことなどにも踏み込み、問題の本質が理解できるようになっている。
また、解決のための行動についてなど、かなり具体的に書いてある。
日本にとっても、他人事ではない。