もしも君の町がガザだったら

もしも君の町がガザだったら

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

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占領、封鎖、爆撃、飢餓…。あらゆる人道的危機に苦しみ続けるパレスチナ。ガザやヨルダン川西岸地区に一体何がおきているのか、なぜこんな事態になってしまったのか、私達に何ができるのか。パレスチナの地をめぐる歴史を紐解きながら、約30年にわたってパレスチナに関わってきた著者が小学生にもわかるようにやさしく解説します。親子で読みたいパレスチナ入門書。世界から「無関心」がなくなることを願って刊行しました。

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もしも君の町がガザだったら のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    絶対読むべきヨ! 今まで読んだ本の中で一番パレスチナ問題が右翼わかりました。そうか、SS党とかNIの会とか今のJM党とかが目指しているのはイスラエルのような国なんだな、と理解しました。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    ヒボさんに励まされるように読み進めた本書。10日も遅れたけど、ほんとに読みごたえのある本だった。
    パレスチナ問題のすべてが網羅されており、資料も適切で、ボクのパレスチナへの向き合い方やこれからの方向づけまでしてくれて⋯。
    はじめは今までに学んだことのある内容だから読み飛ばそうと思っていたけど、ヒボさんのレビューに頬をはたかれて姿勢を改めた。それからはメモにまとめながら、また10数点の資料をスマホカメラで写しながら、じっくり時間をかけた。もちろん随所に写真を挟みながら進め、いつでもサッと振り返れるものをめざしたので時間を要したのだ。
    振り返り続けないと消えてしまう情けない脳みそを励まして。
    みなさんに訴えたい。パレスチナ人に自由が訪れない限り、ボクたちに真の自由はないのです。

    ウクライナはあってもパレスチナはない、不思議な「指導」者たちである世界の利権屋の親分さんたちの、寄り合いの新聞記事を読んだ日に。
    あれ、これは確か我が国のとび跳ねる親分だ⋯。

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    2026年06月17日

    Posted by ブクログ

    「ガザから世界を見ると」をわかりやすく丁寧に書かれた本。なんとなくわかった気になって、ちゃんと見ていなかったんだなと改めて突きつけられた。高学年にでもわかるように、自分たちに置き換えて考えられるような説明がされている。難しく複雑な対立と命があまりに軽く考えられているこんな地域が今存在していることに大きなショックを受けた。自分たちにできることまで書かれていて、目を背けていたことを恥ずかしく思った。この問題に真摯に取り組み解決へと導いてくれる世界の何人かの指導者は出てくるのだろうか。今の現状を深く知るにつれて、絶望的な気持ちにもなった。とにかく、知ること、関心を持つことから始めるためにまず読むべき本だと思う。

    0
    2026年06月01日

    Posted by ブクログ

    パレスチナ問題を小学校高学年以上向けに易しく説明した本。
    パレスチナの現状を日本に置き換えて書いてあり、説得力がある。現状だけでなく、歴史や、関わっている国々についても、しっかり書いてあるので、理不尽さがきちんと伝わる。が、筆者も書いているが、やはりどうしても偏っているのではないかと思ってしまう。
    そして、一番最初の感想は、アメリカってジャイアンみたい‥だった。
    新聞にアメリカと中国が、今後のニ大国になるだろうと言うようなことが書かれていたけれど、大国に寄りかからずともやっていける国にできないのかなと思う。小さい国が集まって一致団結できないものかな。そんなに簡単ではないのかな。と思ってしまいました。沖縄の問題にも何もしていないのに言えたことではないのですが。

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    2026年05月23日

    Posted by ブクログ

    濃厚な内容ながらもヤングアダルト向きに書かれており、分かりやすかった。写真はどれも臨場感があった。
    ニュースを拾うだけでは分からないことばかり。
    何度もはっとさせられた。
    大人にも響く良書だと思う。

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    2026年04月11日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションライター、放送大学非常勤講師、朝日新聞コメンテーターの高橋真樹が書いた現代のパレスチナ問題についての本。タイトルに「ガザ」とあるが、「ヨルダン西岸地区」についてもしっかりページが割かれている。この本の執筆のきっかけは2023年10月7日、パレスチナのガザ地区にいるハマスという組織が壁を越えてイスラエルの村を襲撃したことによるためだという。タイトルに「ガザ」がきているのはそのためだろう。

    「2023年10月7日の事件をきっかけに、マスメディアやYouTubeなどで「よくわかるパレスチナ問題」といった解説がたくさん流れた。でも、いいかげんな内容や、誤解にもとづく情報も少なくない。まちがった情報でも、多くの人が事実だと思いこむと、それが一人歩きしてしまう。だから僕はこの本を書いた。」(高橋真樹「もしも君の町がガザだったら」p.27より)

    2023年、ニュースでこの事件が報じられる度に、ハマスのことを「ガザ地区を実効支配する武装組織」だと説明するのを不思議な言い回しだなぁと思っていた。「テロリストが統治をしている国があるっていうこと?」とAIに聞いてみたのだが、返ってくるのはおかしな回答ばかりで、もっと意味が分からなくなった。そんなことをしていたら家族が池上彰の「20歳の自分に教えたいイスラム世界」という本を勧めてくれた。それを読んで頭の中の中東情勢が少し整理できた。私はエルサレムをイスラエルの首都だと思っていたくらい、中東へのイメージがぐっちゃぐちゃだった。ハマスという奴らが武力を行使してガザの人々を壁の中で支配しているのかと思っていたのである。ガザはパレスチナに2つある自治区のうちの一つで、もともとハマスはガザの自治政府の中心組織だと知った時、衝撃だった。

     「攻撃したのはハマスというイスラム武装組織です。ハマスはそもそもイスラエルという国を認めておらず、これまでもたびたびイスラエルに攻撃を仕掛けてきました。そのためアメリカや日本はこの組織を「国際テロ組織」に指定しています。」(池上彰「20歳の自分に教えたいイスラム世界」p.18より)

    「テロ組織」とは他国に「指定」されるものであるということを知った一節だった。たしかに自分たちのことを「テロ組織です。」という組織なんて所属メンバーのモチベーションが持続するわけがあるまい。

    池上彰の「20歳の自分に教えたいイスラム世界」は各国の言い分が衝突する部分をかなり大胆に削って、因果の起点をさらり、さらり、と書いてある本だった。この本を読むと、どうしてイスラエルみたいな小さな国がこんなに国際的に存在感があるのかをスッと理解することができる。

    一方、高橋真樹の「もしも君の町がガザだったら」という本は「パレスチナ問題」を真ん中に据えて解説をした本だ。池上彰が「20歳の自分に教えたいイスラム世界」で、オスロ合意の後、パレスチナはこういう風になってしまいました程度の説明で済ませていた部分を、高橋真樹は「オスロ合意」というものがパレスチナの人々にとってどんな問題がある内容であったかを説明する。加えて、イスラエルの行ってきた国際法違反を示し、「自治」という名で見えにくくなっているという「統治」の現実を明らかにする。

    この本を読んで、先ほど引用した池上彰「20歳の自分に教えたいイスラム世界」の「アメリカや日本はこの組織を「国際テロ組織」に指定しています。」という一文をより重く感じるようになった。

    「もしも君の町がガザだったら」の表紙を開くとカバーの折り込み部分に「ガザから世界を見てみると、ちがう景色が見えてくる。」という文が書いてある。「この視点」から読む本として、中高生から読める内容にするために多くの気配りがされており、文体として読みやすく、写真や地図等もたくさん入っていて、資料としても充実している。主張の芯は明らかながらも押しつけがましさがない。書き手の信念は強くあるけれど、最終的には読者の自発的な思考と行動に委ねてくれている。色々な「わたし」に分け隔てなく、広くに向けて書かれている良い本だ、と思った。

     「いろいろな立場の話を聞くのはいいことだ。でも、「パレスチナ寄り」「イスラエル寄り」と分けて考えているかぎり、大事なことは理解できない。」(高橋真樹「もしも君の町がガザだったら」p.234より)と書いているのが特に印象に残った。パレスチナ自治区の状態がかつて南アフリカ共和国であった「アパルトヘイト」と似ている、と筆者は引き合いに出す。

    「その時代に「アパルトヘイト反対」といっても「黒人寄り」と批判されることはなかった。ポイントは白人の味方か黒人の味方かではなく、人種差別への反対だからだ。「黒人寄り」とか「白人寄り」という立場は存在しない。」(高橋真樹「もしも君の町がガザだったら」p.235より)

    いま一度、この時代に何が脅かされているのか、良く考えたい。



    この先は、「もしも君の町がガザだったら」の感想からはちょっとずれてしまうのだけれど、このテーマについて考えたきっかけはもう一つある。

    「もしも君の町がガザだったら」を読もうと思ったのは、2026年2月28日にアメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始した、という報道があり、自分の中で再度中東情勢を整理したくなったからだ。池上彰の「20歳の自分に教えたいイスラム世界」をもう一度読むことも考えたのだけれど、去年から池上彰の「知らないと恥をかく世界の大問題」のシリーズを読んでいて、その9巻目のエピローグにこういう文章が書いてあった。

     「私はこれまで、「どんなニュースもわかりやすくできるのではないか」と取り組んできました。とにかくニュースは難しいと、ニュースを敬遠している人に「こういうことですよ」と解説をすると、あくまで前段の話をしているつもりが、納得してそれでおしまいという気配が見えることがあります。それは大変、不本意です。
     これからもあなたには、多様な見方や考えるきっかけを提供したい。そこから先は問題意識を持って、自らその答えを考え抜く努力を重ねていってほしいと思います。」(池上彰「知らないと恥をかく世界の大問題 9」p.216より)

    この文を受け、池上彰の「20歳の自分に教えたいイスラム世界」を再度読むことは避け、「もしも君の町がガザだったら」という本を手に取った次第である。

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    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    宗教の問題でもなんでもなく、ただ、たまたまパレスチナに生まれただけの人の尊厳を無視し、家や命を奪われる人権侵害が行なわれ、その他の国が自国(というより政治家個人の利権)のために黙認したり支援したりしている状況に絶望してしまう。だからといって諦めるのではなく、ちゃんとNOの声を上げることが大事。

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    2026年01月19日

    Posted by ブクログ

    これは衝撃的な本。陰謀論ではないよね?
    イスラエルとパレスチナの問題は本やネットで読むよりこれを読んだ方がリアルを知ることができる。国家間の争いではなくシンプルな民族浄化意識の連鎖と受け止めた。
    あまりに残虐な話、あまりに酷いイスラエルの行動を見て未だに「これは陰謀論の一種ではないのだよね?」と思ってしまう、現実だとしたら目を覆いたくなるような内容である。
    さて、日本ももしやそイスラエルのような事をしていないよね?と思い始めたところ、「日本にもパレスチナがある」そっち側だったか。そして読み進めて本当だ、と納得してしまった。

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    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    中東問題の入門書の決定版では。
    子ども向けの戦争の本というと、日本の子どもがむごい目にあう話やホロコーストの話が大半だったので、待ってましたという感じ。
    自分たちの国や民族が「かわいそう」だった話を読むだけでは、戦争の根本的な解決にはならない。

    大人になってから読んでも間に合う。

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    青少年向けですが、内容は濃く、とてもわかりやすく、字も大きく読みやすいですし、何よりパレスチナとイスラエルのことがよく理解出来、大人にも
    読んでほしい内容になっております。ぜひ。

    0
    2025年09月01日

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