小島秀夫のレビュー一覧

  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    デスストランディングが帯に紹介されてたので、ゲームづくりに関するエッセイかと思ってたら、小島秀夫が影響を受けてきた本や映画などを紹介する連載を本にした2013年の作品の文庫版だった。連載は2007~2013年あたりまでのもの、つまりMGS4の頃。まだ小島さんがまだコナミ所属だったりする。

    しかし、毎日本屋に行くと言うだけあって、読書や映画鑑賞も、ものすごく大事に体験してるんだなぁと、自分のテキトーな消費を恥ずかしく思ってしまったりする。

    主にハードSFや翻訳ものを好んでいるようで、自分が読んだことある本はあまりなかったが、突如海街diaryが出てきて嬉しかった。もう一度読まなければ。

    M

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    2021年08月29日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    小島監督はMEME(文化的遺伝子)を意識して作品を作っている。本や映画からMEMEを受け取り、ゲームという媒体で自分のMEMEを発信している。
    本では、受け取ったMEMEに着目して本や映画の紹介がされていて、小島作品が好きな人はそのルーツが知れて面白いと思う。
    それだけでなく、所々に小島監督の哲学が垣間見え、いろいろと考えさせられた。

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    2021年03月14日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    「人は親から受け継いだ遺伝子だけでは不完全なままだ。実人生で様々な経験を重ね、本のような装置でMEMEを取り込んで「個」として成長していく。」
    前提知識がなすぎて紹介されてる作品たちの中には、何がどう良いのか分からないものもありましたが、それでいいと思ってます。
    作品を通して小島監督の根源に触れたような感覚

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    2020年12月29日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    小島監督が影響された本や映画等の紹介がメイン。ゲームの話は具体的なことは語られていないけど、メチルギアやデスストで語られている話の背景がわかる。

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    2020年12月04日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    メタルギアシリーズ、デス・ストランディングなどを手掛けたゲームクリエイター小島秀夫氏が、自分を作り上げてきた本や漫画、映画を紹介する本。

    数々の名作がどのようにして生まれたのか、その源泉は何なのかがよく分かる。

    紹介されている本や映画はどれも面白そうなので機会があれば読んでみたい。

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    2020年08月09日
  • デス・ストランディング―下巻―(新潮文庫nex)

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    デス・ストランディングとは、「世界を襲った謎の大異変。死の世界から座礁
    した反物質が、この世の物質と接触し、対消滅を起こす現象。」という解説が冒頭の用語集に記載されている。この解説だけで、理解できる人は少ないだろう。
    興味を持った人は、本書を読めば、どんな世界が広がるのか体験できる。
    これがゲームで体感できるとのこと。
    この小説を同じ結末を迎えるかを検証してもいいかなぁと少し思った。

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    2020年05月26日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    SFやハードボイルドなどの読書ガイド。
    自分は星を継ぐもの、シブミ、初秋など、この本から多くの作品を読んだ。
    小島監督の若かりし頃の読書体験も面白いけど、父親として息子たちと年齢とともに変わりゆく関係を築く中で感じたことが述べられており、いま子育て中の自分には学ぶものがとても多かった。

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    2020年05月06日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    ゲームクリエーターである小島秀夫さんが、影響を受けた小説、映画、テレビ番組などの数々が語られている。
    小島さんの作ったゲームは見たこともプレーしたこともない。
    でも、本書から浮かび上がる人物が創造するゲームを知りたくなる。
    でも、ゲーム機があるわけではないので、まずは同日に購入したデス・ストランディング、ゲームのノベライズから読み始めたい。

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    2020年02月06日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    単行本は持っていたのですが、書き下ろしなどがあるということで購入して再読。

    掲載されている作品達一つ一つが小島監督にどのような影響を与えたのかとても興味深く、本書の影響でそれぞれの作品を読んでみたくなることは間違いなし。(実際に私もその1人)

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    2020年01月05日
  • デス・ストランディング―下巻―(新潮文庫nex)

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    41:枝葉を適度に端折りつつ、小説として最小限の改変をしつつも、原作に忠実なノベライズでした。
    クリアしてから読んだので、あちこちで「本編では……」と思い出が噴き出てきて大変だった。一方で、本編では収拾要素である過去の話もほとんど全て収録されているので、自力コンプを狙っている方は注意。

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    2019年12月30日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    ゲーム『デスストランディング』を作った小島秀夫監督による、氏がこれまで強く影響を受けた小説、本、映画がまとめられ、氏によって紹介されているエッセイ。
    彼が何を読んで何を感じ、どのように生きてきたかがわかる一冊。

    趣味、仕事問わず、創作にかかわっている人間は目を通して損はない一冊。
    氏がオススメするものを、今後読んだり観たりしようと思う。

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    2019年12月27日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    小島監督を構成している図書、映画がたくさん紹介されています。早速いくつか購入したので読もうと思います!きっとそれによって小島監督のMEを理解できるかもしれないですし、ME MEに繋がるかもしれないですからね!
    実は私はあまり読書はしてこなかったのですが、この本を読んで、ドンドンいろんな本を読みたいと思えました。それが色んな人の考え方、価値観、MEMEに触れることになりますからね。

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    2019年12月20日
  • デス・ストランディング―下巻―(新潮文庫nex)

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    上巻での伏線がキレイに回収されました!
    インターネットでつながりが広くなった世の中ですが、結目は昔より緩くなったように感じます。「つながり」がテーマの本作でしたが、主人公のサムを通して、改めて私自身もつながりについて考えさせられました。大好きな小島監督の作品だったので脳内再生できましたが、独特な世界観なので、人を選ぶ作品ではあるかな思います。ただ是非SF、ミステリーが好きな方には読んでいただきたい作品です!

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    2019年12月18日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    出会った本、映画、音楽…たくさんの作品を通して、人のあり方は形成されていくんだなと感じた。自分はどんな作品に影響を受けてきたのか。なぜそれが好きなのか。そういったことを改めて考えてみたいと思った。
    源さんとの対談もとてもよかったです。

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    2019年11月28日
  • デス・ストランディング―上巻―(新潮文庫nex)

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    デスストのノベライズがでているんなら早く教えてよ。己の情報能力の弱さを棚にあげて。本屋の棚の前で独りごちた。ゲーム音痴だが。小島監督の世界観は好きなんだ。しかも、デスストはコリに凝ったゲームだ。世界観になじめず、初めは戸惑った。純度100%の小島監督の世界観というわけではないし、小説的な仕掛けもあるし、それは仕方がない。そして、これはまだ序盤にすぎないんだ。サムが託されたQpid。世界を繋ぐ旅。人のため、自分のため。何のために。渦巻く人の思いと事情がサムを取り巻くが。どうなるんだ。

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    2025年09月29日
  • デス・ストランディング2―オン・ザ・ビーチ―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    人間を概念として統合しようとするAPAS4000、絶滅を狙う幽体ヒッグス、そして語り継ぐ帰還者サム。
    三者の対比がまるで新しい神話のように感じられました。
    ラストの展開は、『2001年宇宙の旅』のスターチャイルドを思い出させます。
    不完全でももがきながら繋がる人間の力が、未来への希望として胸に残る作品でした。

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    2025年08月17日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    毎日本屋に行く著者

    第一部は好きな本の作品についての紹介
    私はエッセイなど連載モノで、「なんとかキレイな話にまとめようとする動き」が苦手で、第一部は特にちょっと本好きの同族嫌悪(著者のレベルが高すぎなのもあって)みたいな思考が働き、どうもしっくりこないモノがあった。
    楽しみにしてる本の紹介は、ややネタバレの気配を感じ読み飛ばした。

    第二部は本以外も含めた好きなモノの話
    これは、少し大袈裟に感じるものもあったけれどとても良かった。そのモノ自体を知らない人に
    好きなものを語るって難しい。

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    2024年12月01日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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     ゲームクリエイターである著者が、これまで読んできた本、見てきた映画を語る。本書の冒頭に書いてあるように、今まで触れてきた本や映画は必ずしも当たりだったとは限らない。むしろ9割はハズレだという。それでも、1割の当たりを見つけるための訓練としてハズレのものに触れることは、決して時間の無駄ではない。その為にも、毎日のように本屋に行く、数多くの映画を見るなど、日ごろから能動的に動かなければならない。そうした積み重ねが思わぬ出会い、発見につながるのだ。

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    2024年08月16日
  • 創作する遺伝子―僕が愛したMEMEたち―(新潮文庫)

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    ゲームには縁遠い生活というか人生を送っている。唯一、認識できるゲーム監督が小島秀夫さんだ。それは伊藤計劃の「メタルギア ソリッド」の影響もあるし、デスストのプロモの影響もある。クレバーな方だと思っていて、書かれた文章を読んで確信をもった。この人は視野視点が凡人とは違う。でも、読んだもの観たものは私もかじったものがある。咀嚼し自らの血肉までにはできなかったあの物語が小島さんの中にあった。そして、本、映画、音楽、ゲームどの業界にも絶望していない。憂いはあっても、想いがあり、MEMEの力を信じている。

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    2024年07月29日
  • デス・ストランディング―上巻―(新潮文庫nex)

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     ゲームが苦手なので、つながりをテーマにしたデスストランディングをプレイできないのが心苦しかった。なので書籍で読めたことが何よりも喜びでした!とくに自分はこのテーマに興味があったので嬉しかったです。
     この本はメタルギアシリーズの生みの親としても知られる小島秀夫監督の『DEATH STRANDING』のノベライズ化です。
     作品の舞台は謎の現象「デスストランディング」によって人々の分断を余儀なくされた北米大陸。地上には生者と接触することで大爆発を起こす謎の化物BTが闊歩し、触れたものの時を進めて老朽化させる時雨が降っている。BTは死者の肉体を48時間以内に焼かないと発生してしまうことや人々の分

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    2023年10月18日