山本健人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
健康オタクな私にはとても興味深い1冊だった。著者は外科医で、人体の機能のすばらしさ、内臓機能の仕組み、医学や検査機械やツールの進歩について熱く説明してくれる。
私も常日頃から、人間の体は本当によくできているな~と感心しているが、本書を読むと健全な生活を送るために体の各部位がどういう活躍をしているのかがよくわかる。本当に感心するばかりだ。
得体のしれない疫病になすすべがなかった時代、どうやって偶然から治療法を見つけてきたのか、研究者たちの意欲に頭が下がる思いだ。著者自身の正義感も、本当に医療が好きなことも、よく伝わってくる。
さらに、内視鏡手術のやり方や、瞬間的に止血しながら切り開く手術や、ミシ -
Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしき人体
・体はとても重い、支える筋肉だけでなく、頭を動かしてバランスを取ることで動いている
・視力は網膜の黄斑の一点に集中している、中心窩、ここが損傷するとどうやっても視力は戻らないため、太陽を見てはいけない
・目と鼻は繋がっていて、涙は鼻に流れ込む。普段から鼻に流れているが、泣くと鼻に流しきれず目からも出る。
・おたふくは耳下腺が炎症を起こすが、これは唾液腺の一つ、ここで一日1〜2Lの唾液が作られる。おたふくの怖さはウイルスが血液中に入って全身を巡り様々な臓器で炎症を起こすこと。予防接種で防げる。
・甘いものを食べると、細菌がショ糖を分解して産生された酸が歯の表面のエナメル質を溶 -
Posted by ブクログ
タイトルのとおり、人体の仕組みの凄さを感じることができる本。
・足とか手って、重い!
足は10Kg、手は5Kgほどもあるのに、普段重さを感じることなく動かしている。
・体温調性は35℃~39℃の範囲で微調整している。
気温の差は0℃~40℃と大きいのに、汗をかいたりブルブル震えたりして体温調節している。
・肛門って凄い。
寝ている時はグッと締めていてくれる。
気体と液体と固体を識別でき、個体は体内に残し、気体だけを排出することができる。
・呼吸も凄い。
普通は無意識だが死なない程度でコントロールもできる。
1分回に8回呼吸しようなどと思わなくてもいい。
その他、心臓の仕組