山本健人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「医者に治療してもらったが良くならず、医者が信用できない」これはよくある話。しかしこれは、医者の問題であることは少なく、むしろ私たち患者の勘違いである場合が多い。
病気の症状は、複雑なメカニズムで起こるもの。なので医者は、最初から完璧な治療法を見抜くことは難しい。むしろ、やりながら治療の軌道修正する力が重要視される。これは医学会の常識だったりする。
著者の山本氏はこう語る。「今は情報が簡単に入手できる。なかには根拠のない怪しい治療を紹介してているものも。最も困るのは、医者を信じられなくなり、根拠のない治療を信じるあまり病院に来なくなる人がいること。医師は病院に来ない人を救うことはでき -
Posted by ブクログ
医者から見た患者考。
上手に医者を活用する方法。
知らなかったことが沢山。
P34
赤ちゃんの時に受けた神経芽腫の検査は、今は無くなった!
P44
様子を見ましょう→自分の症状を丁寧に観察し変化があれば報告できるようにする
医者に放って置かれた訳ではない
P90
定期的に通院している、最近別の病気を指摘された。もっと早くわかったはずでは?
定期的通院は、原則特定の病気の治療、経過観察のためであり、その病気に直接関わらない部分については、別の方法でチェックの必要あり
P100
医者は患者の顔を覚えているか?
カルテを見ると思い出すので〇年〇月に腸閉塞(例)で入院した〇〇です、と言うとわか -
Posted by ブクログ
20年ほど引っ越していないけれど、今年皮膚科、胃腸科(内科)、眼科、耳鼻科をそれぞれ変えた。
最初に変えたのは皮膚科で、これは1年ほどつけている薬の副作用がむごくでていると思われるときの対応が、とりあえず今は薬をつけるのをやめて見てといわれたけれど、それが副作用と思われるものであること、あとになって見たら私のつけかたにも問題があったと思うけどその点に関しては話がなくて自分で後に気がついたこと、別の薬があるのに選択を示してくれなかったこと等など。このお医者さん、人柄はなかなか好きだったけど、過去に陥入爪で相談したときにも、自分のところは扱ってないし、どこで扱っているのか知らないという、まあ正直 -
Posted by ブクログ
すばらしい人体。に続く医学編。
ただ、今回は、結構知っている話が多かったんだよね。
なので、私は「すばらしい人体」の方が読み応えがあったかな。
ただ、知っていながら考えてもいなかったことで、言われてみれば!と思ったことも。
その一つが、「食べ物の通り道に迂回路はない」ってこと。
本州の交通網を考えると、東海道新幹線があり、東海道本線があり、東名高速道路があり、第二東名高速道路もあり、中央道もある。
そのどれかが、万が一通れなくなっても、迂回ができて、東京から大阪方面には時間はかかるが行かれる。
なのに、人体の中は消化管という一本道だけ。
言われてみればすごいなーと思った。
一本道、大事にしな