河内春人のレビュー一覧

  • 継体天皇 六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」

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    まずは6世紀の日本史に対する基礎知識があまりに不足していたため、サラッと読み通すことが困難であったことが悔やまれる。

    得た知識としては、この本を読む人はある程度予備知識として持っていたものかも知れないが、

    ・日本書紀などに記載されている内容が中国の歴史書を模倣しているものであること
    ・これらの資料が脚色されたものであること
    ・継体天皇が現在の天皇家につながる始祖であること
    ・遠いところから来ていきなり権力を握ったこと
    ・任那4県の割譲はなかった?ということ

    といったところか。
    磐井の乱に興味があったので、知識欲を少しでも満たせたという点が良かった

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    2026年06月02日
  • 継体天皇 六世紀に現れた世襲王権の「始祖王」

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    ネタバレ

    5世紀以前、複数の王族集団から適任者が即位してた大王。
    継体天皇は6世紀初頭にヤマト王権によって招聘された、王権との血縁が不明瞭な北陸の有力豪族だった。王位継承後、朝鮮半島の新羅、国造磐井などの敵対勢力と向き合い、権威を確立。血統重視の世襲による天皇家を創った「始祖王」継体天皇。

    継体天皇は色々興味がある。謎が多いし、資料も限られているから色んな意見があったりするんだろうけど…。

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    2026年05月27日
  • 新説の日本史

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    各時代の研究者による最新学説の紹介。聞いたことのある話がまとまって説明されていて入門としてわかりやすい。
    もう少し深掘りしてほしいというところで終わるので、それ以降はその時代の専門書を読めということだろう。
    薩長同盟が軍事同盟のつもりはなかったと龍馬は薩摩藩士だったというのは知らなかったので興味深かった。
    しかし、歴史学者も次々と新説を打ち出さねばならないのも大変そうだ。

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    2026年03月30日
  • 倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア

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    ネタバレ

    倭の五王はとても興味のある題材なので楽しんで読めた。この時代の日本の歴史を知るには中国の歴史書や『古事記』『日本書紀』朝鮮半島の歴史書しかないので日本、中国、朝鮮半島の関係や歴史なども分からないといけないな~と思わされた。朝鮮半島の歴史は今まであまり興味がなかったけどこの時代は面白そうだな。特に高句麗に興味が湧いた。倭の五王がどの天皇なのか?もしかしたら天皇ではないのかもしれないとか色々想像すると楽しいな~。

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    2026年01月25日
  • 倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア

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    西暦400年代から500年代の日本と朝鮮半島(高句麗、新羅、百済、任那、加羅)と南北朝中国(東晋、宋、南斉、梁、前秦、北魏)の歴史を解説してあり、たいへん勉強になった。遣隋使の2百年前に日本(倭国)が外交を展開しているのは驚いた。中国には文献が残っているのに、日本側には外交文献が残っていないのは残念である。古墳つくる力があるのだから、何らかの石碑が残っていてもよいのに・・・
    倭の五王とは中国史書「宋書」倭国伝に記載されている讃・珍・済・興・武であり、それぞれ履中天皇(応神天皇、仁徳天皇の説もあり)、反正天皇、允恭天皇、 安康天皇、雄略天皇と目されている。作者は中国史書の文面、古墳や過去の学説や

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    2025年01月21日
  • 倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア

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    主に中国と朝鮮半島との関係から倭の五王の時代に迫る。讃珍済興武と天皇との対照については、そもそもあまり意味がない、との立場。

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    2024年03月02日
  • 新説の日本史

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    日本史についてこれまでの通説と違った新設を扱った一冊。

    オムニバス形式なので、内容にばらつきがあるもの、読み物としては面白かった。

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    2022年09月26日
  • 倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア

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    讃・珍・済・興・武

    日本史史上有名な倭の五王。

    宋書倭国伝に記載されて、日本史を少し齧った人間なら、一度は聞いたことのある用語。

    その倭の五王を記紀に依存せず、様々な資料から倭の五王を描いているのが、非常に新鮮であった。

    しかしながら、古代日本の基本史料は記紀。

    この記紀を検討してこそ、倭の五王を理解できるのではないか。

    記紀の勉強もしなければと思いながら、改めて中世が好きだなと思っている自分がいて複雑である。

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    2021年11月25日
  • 新説の日本史

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    どちらかというと、この分野に馴染みのない人向けといった感じの語り口で、さくっと読めた。内容としては各説の概要といった印象なので、入口的な位置付けの本かなぁ。

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    2021年02月16日
  • 倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア

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     5世紀の日本と朝鮮半島、中国を取り巻いていた状況をあらためて見つめなおすところで、日本と朝鮮半島との交流、確執、戦いについて考えさせられた。現在まで続くこれら近隣諸国の繋がりが、これからどうなっていけばよいのか、現代にも置き換えて考えることができるだろう。
     当時の大和政権の大王たちが選んだやり方、中国の歴史書をたどりながら紐解いていく内容になっているが、読み進めていくうちに、書かれたものから真実を得ることの難しさを想像した。古墳などから出土する物的証拠にこそ真実性があり、そのために地道な発掘調査が行われるのだろう。
     倭の五王の後、越前から大和に入った継体大王がそれ以前とはまた別の日本を作

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    2018年06月09日
  • 倭の五王 王位継承と五世紀の東アジア

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    倭の五王とは、中国史書『宋書』倭国伝に記された讃・珍・済・興・武をいう。当時、朝鮮半島では高句麗・百済・新羅が争い、倭もその渦中にあった。本書は、中国への“接近”の意図や状況、倭国内の不安定な王権や文化レベル、『古事記』『日本書紀』における天皇との関係などを『古事記』『日本書紀』にはなるべく依拠せず、中国史書等から解読し、5世紀の倭や東アジアの実態を描くものである。
    『古事記』『日本書紀』が主軸であったこれまでの倭の五王研究に対する挑戦ともいえる書だが、『宋書』倭国伝などを精緻に読み解くことで一定の説得力のある歴史像を提示できていると思った。特に、477年の遣使についての分析は緻密だと感じた。

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    2018年05月16日