荻野弘之のレビュー一覧

  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    ローマ時代の哲学者で奴隷として生まれたエピクテトスの言葉をわかりやすく書いた本。

    <印象に残った言葉>

    「我々次第であるもの(自分がコントロールできるもの)」と「我々次第でないもの(自分がコントロールできないもの)」を分ける。それにより自分の欲望の対象を限定する。「我々次第でないもの」は例えば地位、名誉、評判など。

    「事実を把握するところで立ち止まれ。そこから先の、善悪の価値判断を下すには慎重であれ」それが他人の振る舞いに対して寛大になれる道。

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    2025年03月23日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    エピクテトスの哲学と魅力を現代人にとにかく誤解なくわかりやすく噛み砕いて伝えようって作者の熱意を感じた。最近ストア派哲学の魅力に気づいた私に本書はうってつけでした。

    題目→漫画→解説の流れがよく、当時の状況も現代人に合わせた例えが付いていて古代も現代も人の悩みって不変なんだなぁ、それ故に対処方も大きくは変わらないんだなぁと感じた。

    悲しい出来事が起きたのではなく、自身の期待や自惚が起きたことを悲しいものと解釈している。

    どこで誰と生きるかは神の仕事、そこでどう生きるかは我々の仕事、神に与えられた場で勇ましく生きる我々の姿を見せてやろう。

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    2025年01月01日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    読んでよかったです!
    1つの文ごとに、とてもゆるりとしたかわいい絵柄の漫画がついているので大変読みやすく、そしてわかりやすく、一気に最後まで読みました。巻末にこの本に出てきた「提要」の原文訳まとめもついていました。時を超えて不変の、人間が頭を抱える問題についてシンプルに痛快に大変分かりやすく解決策が書いてあるなぁと感じました。

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    2024年12月21日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    うん、とても良かった。ソクラテスの無知の知くらい今の自分に刺さった。でも定期的に読まないと忘れちゃう、、ってくらい自分次第じゃないものについて、あーでもないこーでもないって悩んでばかりだよ。どうして最初っからこの思想を教えてくれないんだろう。笑

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    2024年09月07日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    何度か読み返したい本。
    漫画があって、拒絶反応を起こさず最後まで読めた。
    エピクテトスの他の本と内容はほぼ同じだが、こちらの本の方が内容がスッと中に入ってきて消化できた。

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    2024年07月14日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    正直、古代ギリシャ人と同じ悩みを持ってるんだぜって話のネタを得るために読み始めたんだけど、内容が刺さるものが多くて、思春期の頃に知りたかったなって思った。自分の行動でどうしようもならないものに思い悩むことはやめよう。少し気持ちが楽になった。

    私は他人の評価ばかり気にして、自分を責めて、過去を悔いて、持病は嘆いてきた。どれも今の自分ではどうしようもできないので、今に生きようと思える内容だった。

    全てが共感できるというわけではないが、読んで損はないと思う。

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    2024年04月21日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    失ったものへの考え方など新たな気づきが多いほんだった

    物をなくしたり大事なものを失った時はお返ししたと考えること
    そう考えると自分の身体も借り物やから最大限使わせてもらわないとな

    あとは自分の影響の及ばない範囲はほっておく、そっとしておくという考え方

    営業とかでもそうで
    実際購入するかプロモーションをするかはお客様が決めることでそれで悩ませても仕方ない
    自分でコントロールできるところを最大限に注力して頑張るようにする

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    2024年03月26日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    紀元1世紀後半ごろから2世紀の前半にかけて生きていたストア派のエピクテトス。奴隷の身であり、足が不自由であるが「隷属と自由」を解き、解放後は私塾の教師となりました。特に著書は残さなかったのですが、弟子が語録にまとめたものが一部現存しています。
    まんがと解説でわかりやすく理解できる構成になっていて、どのエピクテトスの言葉も著者の解説も現代に生きる私たちの心に深く刺さります。
    とても感動して、エピクテトスの教えどおり、自分の力ではどうにもならないことで悩んだり怒ったりするのはやめようと思っていたのに、一昨日、晩御飯に天ぷらを揚げている間に、夫と子供がメインのカツオの刺身を私の分を少なめに残して食て

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    2024年03月20日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    外野からの様々な刺激やプレッシャーを浴び続ける現代の私たちにとって、自分は自分、他所は他所であることを再認識させられる一冊でした。

    悩みや心配事のもとを辿っていくと、他人の些細な言動や仕事の評価など「我々次第」とはほど遠くどうでもいい絵空事ばかりであったと、ふと我に返ってきたような心境です。
    何事においても他人に執着したり自分と比べたりせず、自分のできることを小さくてもコツコツと続ける意思の力をもらえました。

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    2023年12月24日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    何か悩むことがあれば、なんども読み返すと思います。
    私の人生の処方箋のひとつになりそうです。
    ありがとうございました。出会ってよかった。

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    2023年10月27日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    困難に対峙しているとき、心が苦しくなったときに読み返したい本でした。とても大事なことがマンガ・引用・わかりやすい解説で書いてあり、理解しやすいです。
    自分次第であるもの、自分次第でないものの考え方は、わかっていながら日常では忘れてしまうので、この本を見て頭に定期的に入れたいと思いました。

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    2023年10月08日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    心を救ってくれることばかり書いてあった。
    大好きな本。

    「失った」のではなく「返した」という考え方がよかった。
    先日、愛犬を亡くした。悲しい想いが続いている。でも、このエピクテトスの考え方がすっと自分の中に入ってきた。そうだよな、今いるものも、あるものもいつかはなくなるんだよな。とても悲しく、切ないけれど、この文に出会えて良かった。

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    2023年08月21日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    よりよく生きるための考え方がイラストとともに分かりやすく紹介されていて、とても面白かった。実践するのはなかなか難しいけれど、考え方を変えることで生きやすくなるような気がする。これはぜひ持っておきたい一冊。

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    2025年10月07日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    哲学初心者ですが、わかりやすくスラスラ読み進めることができました。適応障害で休職中の身として、参考になる考え方が多く載っていました。

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    2025年09月11日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    奴隷であっても自由でいられる

    ほぼ奴隷制が根絶された現代では、奴隷なんかいるわけがない、そう思うだろうか?

    でも、お金に執着して、失うのを恐れていないだろうか?恋人に依存して、別れを怖れていないだろうか?物欲に支配されて、セールス品を買って後悔してないだろうか?

    いつか死ぬのに、長く生きることに執着していないだろうか?

    こう考えると、少なからず人は何かの奴隷であり、鎖に繋がれて不自由になっている。

    でも自分でコントロールできないこれらに執着しなければ、奴隷の身分でも、主人より自由でいられる。

    そう、エピクテトスのように。

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    何ごとに際しても「私はそれを失

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    2025年09月07日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    【なぜ】強気なタイトルかつ会社本(つまりおもしろいだろう)

    【ここだけ】
    不足の事態に備えよ

    【感想】
    超絶入門の哲学本。若者にへもおすすめできる1冊。
    本書のメッセージは、「社会人をこなす上で必要となるスキルである"メタ認知"と"ラテラルシンキング"を身につけな!!」と理解して差し支えないだろう。

    【メモ】
    ・「不都合な真実」から目を逸らさない態度
    ・出来事そのものに善悪はない。確かにそうだ、地震や豪雨もただの自然のメカニズムなだけ。
    ・君を侮辱するのは、君を侮辱しているとみなす、君の考えなのだ
    ・106不足の事態に備えるトレーニング…もしもの時

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    2025年06月10日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    エピクテトスが奴隷の哲学者というだけで、その思想がどのようなものだったのか興味がそそられた。ギリシア哲学に関心があるが、奴隷制を前提としながら「よく生きる」という思想を求めても、現代の感覚との乖離が大きく、奴隷自体がそうした世界をどのように眺めていたのかという点を興味深く思ったからだ。あいつら全員偽善者ですよーくらいに思っている方が自然だし、現代の感覚だと納得しやすいのだが。

    この本は面白いつくり。漫画があって、箴言があって、解説文書がある。非常に読み易くて、哲学を難解なままに伝えようとしていない所に好感が持てる。エピクテトス自身も哲学を難解に伝えようとはしていないのだ。

    ところで、エピク

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    2025年04月07日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    「私たちの力の及ぶものと及ばないものを見極めること。」

    定数を何とかしようとして、すり減らないことが大事!

    奴隷であっても、自由を手に入れられる。

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    2025年04月06日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    インディーズゲームを作っている友人(恋に不器用なパン屋の息子)が参考にしたいと興味を示した為に、以前から本棚登録していたこちらを急ぎ拝読。
    すぐ返さないといけないよ!

    本書のテーマは「生きづらい世の中をどう生きて行くか」。
    まず重要なのはエピクテトスが一体どういう人なのかについて。
    一先ず彼の事を書けば本の内容を書くよりも興味が持てると思うのです。(時間が無いだけとも言う)

    表題にもあるようにエピクテトスは古代ローマ時代の奴隷でした。
    しかし、マルクス・アウレリウスやニーチェ、夏目漱石等の錚々たるメンバーに影響を与えた、哲学界では凄いお人なのです。
    両親が奴隷だったという理由で本人も奴隷と

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    2024年11月10日
  • 奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業―――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

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    約2000年前の哲学者アウレリウスの話、こんなに昔から人の悩みは変わらずに存在し(現代の悩みと同じ)、その考え方が整理されていたことに驚き。
    人の悩みは変わっていない。
    第一部で、「我々次第であるもの」と「我々次第でないもの」があり、後者に関しては軽視すること。アドラーでも出てくる自分のコントロール外の事を考えても仕方ない、捉え方を考えようという話。
    第二部では、事実ではなく感情や考えに不安になっている(感情の奴隷と言っている)
    第三部では、二部の内容を人間関係に応用。(今も昔も人間関係は大きな課題なのですね)
    第四部では驕り、先入観、偏見に気づき、自分の心に注意を向けること。
    どれも自分に落

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    2024年06月15日