乱魔猫吉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電子書籍で復刊。紙の本で全巻持っていますが、大好きなので再度購入しました。
文章が一人称でつづられていき、読んでいてちょっと恥ずかしくなるような文体で、今読むと古い感じも受けますが、シリーズを通した物語の面白さは色あせません。
終盤はティーンズ小説とは全く思えない内容になっていたので、改めて最初を読むと新鮮。バシバシと貼っている伏線を、後々綺麗に回収しているのも凄い。最初からこういう話にするつもりだったんだなあと、驚きます。
一巻だけでは序盤過ぎて、そこまでスケールの大きな話になるとは想像できないのが少しもったいないかも。
続きも電子書籍化して欲しいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジャンルは「時間モノ」になるのでしょうか。
中盤から 目次の各章のタイトルに 日付と時間が付記しています。
女性ファンは「恋愛モノ」として楽しんでいるようです。
僕は難しい事は抜きにしても、凄いワクワクしながら読んでいました。
面白さの基準が、何回読み返せたか?という事ならば、このシリーズがダントツで一番でしょう!
人は何故生まれてきて、何の為に生きているのでしょうか?
誰しも一度は考えた事のある、この人類普遍の問いかけに対して、この作品は「幸せになる為!」と 胸を張って言い切っています。
主人公の「水元頼子」は 私立円海学園に通う高校二年生で アニメ好きな女の子。 -
Posted by ブクログ
「運命のタロット」シリーズ(全13巻)の第1巻。
本当は全巻登録しときたいところですが、とりあえず1巻だけ。
【序盤・あらすじ】
主人公はごく普通の高校生・水元頼子。所属する新聞部の取材で20年間閉鎖されていた学園の資料館へ行くことに。そこで頼子は、タロットカード《魔法使い》に宿る大精霊の封印を解いてしまう。彼の「協力者」とされてしまった頼子は次々とタロットの精霊たちによるフェーデと呼ばれる勝負に巻き込まれていく……。
第1部は少女向けティーンズ小説のテイストが強いです。なので、前半はこそばゆく感じる場面も多々あるのですが、後半は精霊同士の争いが激化してくるので、ぐっとSFファンタジー -
Posted by ブクログ
水元頼子、高校2年生。
普通の女子高生だった彼女は、20年間閉鎖されていた学校の資料館で
タロットの大精霊の封印を解いてしまう。
≪魔法使い≫の協力者となった彼女は彼の性格に苛立ちながらも惹かれてゆく。
彼女たちの前に立ち塞がるのは“改変”を目論むタロットの大精霊たち
“プロメテウス”。平安な時はもう戻ってこない…
「〜なァ」という独特な≪魔法使い≫のしゃべりが好きv
嫌味で、でもライコ(頼子)のことに気を使ってて。
すなおじゃないこのコンビ最高!
運命は宇宙の始まりから決まっている、
という基本原理のもと、皆は行動を起こす。
それぞれのタロットとその協力者はユニークで一癖ある連中ばかり。
楽 -
ネタバレ 購入済み
いろんな作者さんのお話しがたくさん読めて楽しいです。その中から好きな作者さんを見つけて単行本を買いたいなと思いました。
VoI.1では美波はる子さんと烏丸かなつさんが面白かったです。
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Posted by ブクログ
「真・運命のタロット」シリーズ(全9巻/うち8,9巻は上下2分冊)の第1巻。
「運命のタロット」シリーズの続編で、第二部にあたる作品。
こちらも全巻登録したいとこですが、とりあえず1巻だけ。
【序盤・あらすじ】
とある病院に一人の少女が収容された。彼女には記憶がなく、唯一覚えていることは宝石のように輝きを放ち優しく見つめる瞳だけ。そして彼女からは脳波が出ていなかった。はたして彼女は一体何者なのだろうか?
第1部とはガラリと雰囲気が変わってます。少女マンガ的な雰囲気はほぼ皆無。SFサイキックアクション色が強くなってます。舞台もフェーデによって色んな国や時代に飛んでますしね。
視点も主人公 -
Posted by ブクログ
結構古め、しかも紆余曲折のありまくった小説の第一巻。
フツーの女子高生(のはず)の頼子が写真部の取材の一環で、学校敷地内の怪しい建物を調べに行ったとき、不注意で置いてあった箱を開けてしまい・・・というなんともベタな始まり方。
序盤はあれですね。「怪しげなタロットの精霊に取り憑かれた女子高生が、精霊たちの戦いに相棒として巻き込まれていく」という展開。
どーしようもない隠れ自己中心的女子高生の精神的成長とタロットの相方の恋愛物と思いきや、(まぁ、はじめは概ねそんな展開なんだけど)、巻を重ねるごとに覆すことの出来ない運命についての非常にシビアな話になっていく。
覆せない、だけど覆したい運命がある