乱魔猫吉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電子書籍で復刊。紙の本で全巻持っていますが、大好きなので再度購入しました。
文章が一人称でつづられていき、読んでいてちょっと恥ずかしくなるような文体で、今読むと古い感じも受けますが、シリーズを通した物語の面白さは色あせません。
終盤はティーンズ小説とは全く思えない内容になっていたので、改めて最初を読むと新鮮。バシバシと貼っている伏線を、後々綺麗に回収しているのも凄い。最初からこういう話にするつもりだったんだなあと、驚きます。
一巻だけでは序盤過ぎて、そこまでスケールの大きな話になるとは想像できないのが少しもったいないかも。
続きも電子書籍化して欲しいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジャンルは「時間モノ」になるのでしょうか。
中盤から 目次の各章のタイトルに 日付と時間が付記しています。
女性ファンは「恋愛モノ」として楽しんでいるようです。
僕は難しい事は抜きにしても、凄いワクワクしながら読んでいました。
面白さの基準が、何回読み返せたか?という事ならば、このシリーズがダントツで一番でしょう!
人は何故生まれてきて、何の為に生きているのでしょうか?
誰しも一度は考えた事のある、この人類普遍の問いかけに対して、この作品は「幸せになる為!」と 胸を張って言い切っています。
主人公の「水元頼子」は 私立円海学園に通う高校二年生で アニメ好きな女の子。
新聞部の彼女は 取材中に《魔法使い》のタロットカードに宿る精霊の『協力者』になってしまいます。
そして時間を行き来しながら、正しい歴史の流れを守る精霊達と、より良い歴史に変えようとする精霊達に別れた争いに巻き込まれていく。
ある時は ツングースに落ちる隕石を食い止めようとして、上空何万キロメートルの 長く尾を引く流れ星の上で闘い、
ある時は 香港の高層ビル群の上で、両の手に放電光を纏わせながら 夜の摩天楼で闘う。
壮大なドラマではありますが、シーンの一つ一つが濃いのと、心理描写が巧みなので、遠くから眺めている感じではなく、その場に居合わせている臨場感があります。
後、主人公がアニメオタクなので、同人誌即売会とか出てきて、そこで闘ったりもします。コスプレもしますよ。
この作品に出てくる人達は 皆 自分の信念を貫く為に闘っているので、結末はいつもハッピーエンドという訳にはいきません。
中には悲惨な結果に、幸せになった人なんて誰もいない未来を迎える闘いになったかもしれません。
歴史を変える為に闘っている『プロメテウス』に属す《神の家》は言います。
「一度でも歴史を変えることに成功すれば、何度でも[改変]は可能になる。 全てを、罪の無い者達が虐げられる歴史に塗り替えようという訳ではない。私は世を覆う悲惨さに涙するかもしれない。しかし、それは拭いえぬ涙ではないのだ」
一方、歴史を守る為に闘う『ティターンズ』に属する水元頼子は、正しいと信じた歴史に裏切られて苦しみます。
そんな頼子に、敵の筈の《女帝》が言います。
「運命に負けないくらいに幸せになりなさい。この運命が決まっていたと言われて、嫌だと思うなら、絶対に負けないように幸せになるのよ。例え、他人から運命だと言われても、これは自分で選んだものだと言えるくらいに、絶対に幸せになるという意志を持って生きるのよ」
第一部と第二部合わせて24巻。時間の流れを次々と移動しながら、戦って闘ってたたかい抜き、敵・味方共次々と倒されていく未来に、果たしてみんなが幸せになれる結末が待っているのでしょうか?
そして長い争いの間に育っていった 恋や夢や憎悪は 何処に行き着くのでしょうか?
答えはまだ出ていません。
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Posted by ブクログ
「運命のタロット」シリーズ(全13巻)の第1巻。
本当は全巻登録しときたいところですが、とりあえず1巻だけ。
【序盤・あらすじ】
主人公はごく普通の高校生・水元頼子。所属する新聞部の取材で20年間閉鎖されていた学園の資料館へ行くことに。そこで頼子は、タロットカード《魔法使い》に宿る大精霊の封印を解いてしまう。彼の「協力者」とされてしまった頼子は次々とタロットの精霊たちによるフェーデと呼ばれる勝負に巻き込まれていく……。
第1部は少女向けティーンズ小説のテイストが強いです。なので、前半はこそばゆく感じる場面も多々あるのですが、後半は精霊同士の争いが激化してくるので、ぐっとSFファンタジー色がつよくなります。
アカシックレコードによってすべての運命が定められている、という前提の世界で、それを改変しようと試みる側と阻止する側の対立が主軸になってきます。色んな時間軸に物語が流れていって少々難解な部分もありますが、そこがまた面白いです。細々とした伏線もそこかしこに散りばめられていて、全部読んでからまた読み返したくなる衝動に駆られました。
個人的に、最初から同社のホワイトハートレーベルから出ていれば、もっと人気出たんじゃないかと思わずにはいられません。そのくらいには良質な作品だと思います。 -
Posted by ブクログ
水元頼子、高校2年生。
普通の女子高生だった彼女は、20年間閉鎖されていた学校の資料館で
タロットの大精霊の封印を解いてしまう。
≪魔法使い≫の協力者となった彼女は彼の性格に苛立ちながらも惹かれてゆく。
彼女たちの前に立ち塞がるのは“改変”を目論むタロットの大精霊たち
“プロメテウス”。平安な時はもう戻ってこない…
「〜なァ」という独特な≪魔法使い≫のしゃべりが好きv
嫌味で、でもライコ(頼子)のことに気を使ってて。
すなおじゃないこのコンビ最高!
運命は宇宙の始まりから決まっている、
という基本原理のもと、皆は行動を起こす。
それぞれのタロットとその協力者はユニークで一癖ある連中ばかり。
楽しいキャラが多いけど、本筋のストーリーは暗めかな?沢山死者もでてるし…
生きていく上での考えとか、運命とかを考えさせられるストーリーです。 -
ネタバレ 購入済み
いろんな作者さんのお話しがたくさん読めて楽しいです。その中から好きな作者さんを見つけて単行本を買いたいなと思いました。
VoI.1では美波はる子さんと烏丸かなつさんが面白かったです。
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Posted by ブクログ
「真・運命のタロット」シリーズ(全9巻/うち8,9巻は上下2分冊)の第1巻。
「運命のタロット」シリーズの続編で、第二部にあたる作品。
こちらも全巻登録したいとこですが、とりあえず1巻だけ。
【序盤・あらすじ】
とある病院に一人の少女が収容された。彼女には記憶がなく、唯一覚えていることは宝石のように輝きを放ち優しく見つめる瞳だけ。そして彼女からは脳波が出ていなかった。はたして彼女は一体何者なのだろうか?
第1部とはガラリと雰囲気が変わってます。少女マンガ的な雰囲気はほぼ皆無。SFサイキックアクション色が強くなってます。舞台もフェーデによって色んな国や時代に飛んでますしね。
視点も主人公の頼子だけでなく、さまざまなキャラクター視点から描かれているため、話が多角的になってます。その分話が広がりすぎて、後半は描ききれてない面が多々あるのが少し残念です。明かされていない謎もかなりありますし、かなり度肝を抜かれるラストがちょっと唐突な印象も受けます。。
でも、最初からそのラストで描かれる事実を前提にして読み返すと、とあるキャラクターの壮大なる想いが垣間見えて、ぐっと引き込まれます。
超おススメ!
個人的に作者が漏らしてた幻の第3部の存在が気になります。出してくれませんか!講○社さん!! -
Posted by ブクログ
結構古め、しかも紆余曲折のありまくった小説の第一巻。
フツーの女子高生(のはず)の頼子が写真部の取材の一環で、学校敷地内の怪しい建物を調べに行ったとき、不注意で置いてあった箱を開けてしまい・・・というなんともベタな始まり方。
序盤はあれですね。「怪しげなタロットの精霊に取り憑かれた女子高生が、精霊たちの戦いに相棒として巻き込まれていく」という展開。
どーしようもない隠れ自己中心的女子高生の精神的成長とタロットの相方の恋愛物と思いきや、(まぁ、はじめは概ねそんな展開なんだけど)、巻を重ねるごとに覆すことの出来ない運命についての非常にシビアな話になっていく。
覆せない、だけど覆したい運命があるとき、あなたは何を選択するのか。
根底にある設定は、そんな感じではないかなぁ。