チャールズデュヒッグのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
習慣の力
著:チャールズ・デュヒッグ
訳:渡会 圭子
ハヤカワ文庫 NF542
良書 本書は、「習慣」とは何かを解説した書です
習慣は、【きっかけ】⇒【ルーチン】⇒【報酬】のループからなる。これが本書のメッセージである。
気になったのは、以下です。
■習慣を変えるためには
・習慣とは、大脳基底核に保存された、一連の行動のパッケージ(手順リスト、定跡集)である
だから、習慣のきっかけが発動すれば、その行動のパッケージを考えることなく実行ができる
・脳を損傷した患者は、基底核さえ破壊されていなければ、習慣を獲得、行動できるが、それがなぜなのかはわからない。
・習慣とは、考えなくても自動 -
Posted by ブクログ
生産性が高い人の8つの原則
著:チャールズ・デュヒッグ
訳:鈴木 晶
ハヤカワ文庫NF
おもしろかったが、各章の分量が多かった。
生産性の向上とは、最小の努力で最大の報いを得られる方法を見つけること
換言すれば、ストレスと葛藤を最小限にして、成功するための方法を学習することである
本書は、生産性の低い人や企業と、生産性の高い人や企業との比較して、その違いは何か、という問いに答えることである
生産性を高めるもっとも重要な8つのアイデアを提案し、探求することである。
気になったのは、以下です。
■①やる気を引き出す:指令中枢
・終身雇用が減り、フリーで仕事をする人が増えるにつれて、や -
Posted by ブクログ
習慣の力というテーマは、人間の営みにおいて大きな影響力のあるものの一つだろう。どうして我々は自分でコントロールできずに毎食後にドーナツを追加し、寝る前にカフェインの効いたコーヒーを飲み、ギャンブル中毒になり、誤った判断繰り返すのだろう?そこには「きっかけ」と「報酬」が明確に関わっており、人間の脳神経回路の営みで科学的に説明ができるようになった。科学的な視点から行動をコントロールすることで、歴史的な商品となったファブリーズや、ロンドンのキングス・クロス駅の大火災、アルコア社の業績回復に至るまでの大きな社会的影響を与えうる人間の営みを理解することが出来る。結果の裏にある習慣を理解することで、我々は
-
Posted by ブクログ
生産性について考察したものですが、近年稀に見るほどの面白さと学びを得られる本でした。
群を抜いて生産性の高い人や企業とそうで無い人や組織の違いはなんなのかを考察しています。ToDoリストを早くこなすというようなものではなく、本質的な考え方とそれに基づく行動がなんであるかを解きほぐしています。8つの視点で生産性の全体像を紐解いていくのですが、それぞれの視点で紹介される実例がとても興味深いものばかりで、その物語にも引き込まれます。
一つ目の視点「やる気を引き出す」です。
海兵隊の新兵が取り組む初期訓練と、敏腕経営者ロバート氏がある日突然に無気力になってしまった病が紹介され「やる気を引き出す」ことに -
Posted by ブクログ
【学び】
○キーストーンハビット(要となる習慣)
一つ要の習慣を変えれば他のあらゆる習慣に影響を及ぼすような習慣。
禁酒、早起き、間食の禁止等
○第1部(個人の習慣)
習慣はきっかけ、ルーチン、報酬のループで回っている。
きっかけと報酬をそのままにすればルーチンは変えられる。
習慣を変え、更にそれを永続的にするには、報酬が欲求となる必要がある。
また、変えられると信じる必要がある。そのためにはコミュニティが必要。
○第2部 (企業の習慣)
「小さな勝利」が大きな成功を生む
「意志の力」は筋肉ように鍛えられる
「意志力」は消耗する
→効率よく使うには「ものごとを自分でコントロールしているという感 -
Posted by ブクログ
習慣の構造を紐解き、習慣がなぜできるのか、悪い習慣を良い習慣に治す方法を解説する。
習慣の構造は「きっかけ(仕事で疲れる)」→「ルーチン(間食)」→「報酬(ストレス解消)」となっている。一般的にはルーチンの部分だけが習慣と思われやすいが、必ずきっかけと報酬が存在している。
悪い習慣を治したいのであればルーチンを我慢するのではなく、正確なきっかけと報酬を認識し、きっかけが発生した時に別のルーチン(運動や人と話すなど)で報酬を満たすことができれば悪い習慣を改善することができる、らしい。
このアプローチでそろそろつけるか、"運動の習慣"ってやつを。 -
Posted by ブクログ
1つの習慣に狙いを定め、他の行動をプログラムし直すことができる。その習慣をキーストーンハビットと言う。
全行動の4割が習慣。
一度習慣ができると、脳が意思決定に全く参加しなくなると言う事実。つまり、習慣の仕組み、習慣のループ構造を理解するだけで、行動をコントロールするのが楽になる。
習慣の3つのループ。きっかけ、ルーチン、報酬。
習慣を変えたければ、代わりのルーチンを見つけること。そしてできると信じること。
アルコア社のCEOポールが安全の一点にフォーカスしたのはそれがキーストーンハビットだったからだろう。
変われると信じる。のを習慣にすれば、変化は現実のものとなる。それが習慣の力。つ -
Posted by ブクログ
強く書かれているのは習慣=きっかけ+ルーチン+報酬という仕組みで、これはイラスト付きで頭に入りやすく書かれている上、誰もが根本的に習慣というものを理解できるようにしてある。
習慣をどう自分のものとして取り入れるかに関して大事なことはやめたいという気持ちが1番強くなる瞬間いわゆる転換点に自分がどう対処するかを計画することと、きっかけ・ルーチン・報酬を自分の中で紐解き本当にその報酬が必要なものかを考えること。
「あなが変われると信じる」なら「変われると信じる」を習慣にすれば変化は現実になる、それが習慣の力で、つまり習慣とは自分で選んだものであると気づくこと -
Posted by ブクログ
ネタバレ◼︎ファブリーズ
自分の部屋が臭いことに人は気が付かない。掃除の後の『仕上げのいい匂い(報酬)』が大事だということに気がつく
◼︎ペプソデント
ピリピリ感やミントなどを入れて、『磨いた感』を演出する歯磨き粉でヒット
◼︎ダイエット
ダイエットを成功させた78%が朝食を食べている。またそのほとんどが特定の報酬(ダイエット後の青写真)を思い描いていた
◼︎禁煙
タバコをカフェインに置き換えることによって習慣を変える
◼︎習慣を変える追い風
『信じる力』(宗教、同じ意思を持った集団の中に入るなど)
◼︎アルコア
・ポール・オニール
・社員の安全性を第一に掲げる
◼︎スターバックス
・無礼