将基面貴巳のレビュー一覧

  • 従順さのどこがいけないのか

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    国外生活から日本を見たときに、あまりに従順な国民性に危惧を覚えたとしたら宜なるかな。若い読者に向けて、長いものに巻かれることなく「信念」「良心」「共通善」に照らして自分の頭で考え行動するよう促すのは大事なことだと思う。本書の評価の高さから窺える、このような論に触れたりこのような考え方を持つことに思い至ってこなかった日本人の多さに寧ろ驚くが、信念を持つこと、良心に照らすことに慣れていない者に、ときに権力に逆らうこともやむなし、と説くことには些か危惧を覚える。個人が抵抗を覚えるのはわかりやすい暴政だけではない。様々なシーンで立ちはだかる種々の慣習やルールに覚える反感の根拠とする「信念」や「良心」は

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    2024年11月04日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    “自分の信念をどこまで妥協せず貫き通せるか。自分が予期したのとは異なる結果をも引き受けつつも、その結果に挫けず「共通善」の実現のために、どこまで努力を続けるか”

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    2024年11月03日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    秩序が保たれていることは不正がないことを意味しない。しかし、その秩序を自明だと思っている人にとって、不正の被害を受けて抗議する人は「秩序を乱すハタ迷惑な存在」に見えてしまう…というのはもっと広く共有されてほしい指摘だと思った。
    良い本だけど論拠にとっちらかりを感じたな。抵抗がヨーロッパの思想的伝統である、と何度か書くなら、思想家と歴史に沿わせた構成にした方が良かったのでは。とはいえ、参考文献やブックガイドもないので、エッセイだと思えば面白く読めた。

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    2024年12月23日
  • 愛国の構造

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    ほとんどがヨーロッパの愛国であった。言葉の意味、つまりパトリオティズム、ナショナリズム、アイデンティティ、カントリー、ナショナル、などの英語の語句の語源や定義、その変遷を認識するのには役立つ。従って、愛国についての卒論を書くためには役立つであろう。しかし、日本にとっては、本のわずかの研究者の言説しか引用していないので、日本の愛国についての説明は得られないので、日本の愛国を研究するためには他の著書が必要となるであろう。

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    2021年01月24日