ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
理不尽な出来事に見てみぬふりをしていませんか? 誰かのいうことに従っていても、世の中は解決しない問題だらけ。打開するには自分で声をあげるしかありません。そうしたあなたに勇気と思考を与えます。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「他人を守ってこそ、自分も守れる。己のことばかり考える奴は、己をも滅ぼす奴だ。」七人の侍、島田勘兵衛 神の命令に従うから。 自分の良心の声に従うから。 「共通善」に従うから。 最近の政治は、共通善の声に従わず、権力者の都合の良い形で権力を使われています。派遣業法しかり、LOOP導入しかり。 「...続きを読む政治学を学ぶってぇのはさぁ、生きることを学ぶってぇことなんだよ」慶應義塾大学法学部政治学科内山秀夫教授
自分の頭でしっかり考えよう! なんでも鵜呑みにするのはやめましょう! 国や制度だって必ず正しいとはかぎりません! そんなことを教えてくれる本です。
「最も警戒しなくてはならないのは公権力である政府」という一文は、今の時代に特に重要なメッセージだと思った。日本では政府の政策に対して、心の中や内輪の会話で不平は言っても、結局は「国が決めたことだから仕方がないよね」と抗議行動をする前に諦めてしまっている人が多いと思う。そしてさらに悪いのは、政治に無関...続きを読む心であること。これでは怒るきっかけもないまま、権力者のやりたい放題になってしまう。 まずは知ることから。そして流されるのではなく、能動的に選択をすること。自分の意思を表明すること。政府は必ずしも国民の自由や幸せのために動きはしないということに改めて気付かされた。
自身の良心に従い、自身の意見を表明することの大切さを説く本。 歴史的事実や映画などを題材に自分の意見を述べることで事態が好転していく可能性があることを力説している。筆者の膨大な知識量に圧倒されて、個人的にはかなり勉強になった。歴史を単に事実の集合体ではなく、筆者のように立体的に捉えられたら良いと思...続きを読むう。巻末に書いてあるが、ここで触れられている映画は近々見てみたいと思った。
一気に読めるくらい読みやすく、面白く、しかも頭の中を整理できる。 私個人は「わきまえない女」なので、上にも人事にもずいぶん睨まれてるけど、勲章ぐらいにしか思ってない。そういう人間が組織には必要だから。ただ、なぜそうすることに意味があるのかを、筋道立てて子どもにわかるように説明するのは難しいなぁと思っ...続きを読むていた。この本は、ちょうどそのニーズにはまった。 取り上げられている映画や小説、ドラマも(「必殺仕事人」とか。菅江きんさんが好きで見てた。懐かしい。)面白そうで興味を惹かれる。 直接の内容からは逸れるけれど、『日の名残り』の説明は「そうかー、そういう話だったかー」と納得。というくらい、自分が読みこなせてなかったことに気づいた。恥ずかしい。後でもう一回読んでみよう。そして『浮世の画家』と読み比べてみよう。
日本人はとかく、権威(国家や会社など)に対して従順であることが美徳とされている。 しかし、歴史を紐解くと、国民が従順であったために起こった不条理な悲劇は枚挙に暇がない。 そのような中で、我々はどう生きるべきなのか。 私は「共通善」に従うことにも疑問を感じる。 それより、サルトルの「我々とは、我々の選...続きを読む択である」が心に響いた。自分の人生の舵は自分で取るべきなのである。
本書を語る上で欠かせない思い出がある。 学生時代、グリーン・デイというロックバンドのライブ映像を見ていた時のこと。「マイノリティ」という曲の間奏中、ボーカルのビリーが次のようなメッセージを観客に投げかけた。 「これだけは覚えておけ。支配者がどんな力でねじ伏せてきても、所詮ヤツらはオレたちに選ばれた...続きを読むんだ。オレたちには力がある。オレたちがリーダーなんだ。何から何まで命令してくるようなヤツらに、お前らの人生を明け渡すなよ!」(拙訳…) グループ自体、元々政治にちなんだ曲を書いていたが、あのライブでの明言には衝撃が走った。と同時に涙がポロポロこぼれてきて、感情が大渋滞になったのをよく覚えている。 物心ついた頃には不景気で、テレビでは不穏な政治ニュースが連日のように報道されていた。まるで、政治は誠意ない人間に回されるのが自然の理であるかのように、毎日。 そのため政治への不信感は早期からついており、日々言葉にできない閉塞感に覆われていた。ビリーの言葉はそんな心の檻を蹴っ飛ばし、自分を解き放ってくれた。「政治を回すのは自分たちなんだ。自分で判断し、自分の意志で動かなきゃいけないんだ」って。 ようやく本題だが、この思い出と本書のテーマは共通している。 本書の主人公は、「その他大勢の傍観者」。国や自分が所属する組織の政治に決して口答えしない、従順な人々である。何もないところから反旗を翻すような人種は、「マイノリティ」というわけだ。 Q:政治とは誰かに一任するものであって良いのか? 自分がビリーのおかげで答えに気づけたように、また別の誰かがここで覚醒してくれることを願っている。 服従するとはどういうことか、服従することでどのような思考に陥るのかを、これでもかと掘り下げた本書。我知らず、何かに服従している読者へ直接呼びかけているようにも思えた。 服従に関する具体例がまた、実際の事件や映画・小説など、興味を引くコンテンツばかり。命令されるがままにユダヤ人の移送任務を遂行したアイヒマンから、カズオ・イシグロの代表作『日の名残り』で前雇用主の要望に応え続けた執事と、従順な人々の例がバラエティ豊かに紹介されている。 著者曰く、誰かのことを「偉いなあ」と思い従った時点で、その人との間にはもう「政治」が成立しているという。 そこから従順になっていけば、たちまち思考が停止する。自分で責任を取らなくて良いと考えるようになる。何かあっても「しかたがない」で済ませようとする…。まさに傍観者である。 ライブ映像を見て以降、何か本格的な政治活動に関わることはなかった。それでもできる限り持論を持つよう心がけてきたし、投票も慎重になった。あの感動の影響力であることは間違いない。 「『NO』というべきことをはっきり拒否できる人だけが、『YES』というべきことをはっきり肯定できる、ということです」(P 211) A:トップに立つのがどのような人物であれ、自分の意志は崩さず、必要ならどんな形にしてでも示していくこと。音楽でも、文章でも、はたまた(最低最悪の事態であれば)暴力でも。
大人しく従うことが社会に及ぼす影響を考えさせられました。他人に合わせることが時に自分の意見を失わせ、無意識のうちに不公正に加担してしまうリスクがあると感じました。自分の良心に基づいて行動し、考え続けることの大切さを学びました。
感想 ミルグラムの衝撃。権威に疑問を持たなくなった時残忍さに身を堕とす。大規模なマインドコントロールは不要。隣人がやったという事実だけで十分。
バ先の教室長に反抗しようと思って読みました笑。行動が重要なことはよくわかった。けど、リスクは伴うよねえ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
従順さのどこがいけないのか
新刊情報をお知らせします。
将基面貴巳
フォロー機能について
「ちくまプリマー新書」の最新刊一覧へ
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
愛国の起源 ――パトリオティズムはなぜ保守思想となったのか
愛国の構造
試し読み
言論抑圧 矢内原事件の構図
日本国民のための愛国の教科書
反逆罪 近代国家成立の裏面史
反「暴君」の思想史
「将基面貴巳」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲従順さのどこがいけないのか ページトップヘ