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Posted by ブクログ
自分で選択しなければ、私たちは自分の人生を生きていることにはならないのです。
従順な自覚かなりある。しかもそれは別に愛や忠誠心でしているわけでもなくて単にそのほうが楽だから。声を上げて損な目を見たこともあるし、他人がそうなっているのも見てきたから。
なのでいい内容だしわかるなと思いつつ耳が痛い内容でもあった。
このごろ世の中で「ルールを守れ」「ルールを守らないから」っていう言葉を聞くことが増えた気がしていて、まあ自分は守るほうではあるが、その一方で政治家など権力者の不正はヌルッと無かったことにされたりしてて権力者だったらルール破っていいの?おかしくない?と思う。
そういうことにちゃんとおかしいと言っていこうという内容でもあった。理屈ではわかってはいるけどその勇気が一番難しい。でも出さなければよ…
Posted by ブクログ
従順であることはとても怖い。従順であることとはすなわち「あなたの好みになりたい」ということであり、それは精神的奴隷である。
波風を立てないこと、異議申し立てをしないことを良しとされる組織やコミュニティにおいて従順であることは大変に美徳なことではあるが、はたしてそれは本当に良いことなのか。
著者が人がなぜ服従してしまうのか、日本人に根付く間違った忠誠、決定されたことに対して「仕方がない」と納得すること、では私たちは「何に」従うべきなのか、どうすれば従わないでいられるか、不服従の覚悟とは
並べ立てるとぎょっとしてしまう内容に思えるが、その中身はいかに自分が自分であることを守るか、それが自分たちの生活や生き方を守ることになるかを丁寧に、明快な言葉で解説してくれている
あとがきにも記されていたが、若い世代に向けて政治のことを伝えるつもりで書いたとのことだった。文章の平易さとは裏腹に中身が大変に濃く、また暴政の定義がまさに現在の日本の状況そのまんまでうなだれそうになってしまった
従うなら権威にではなく、自分のなかの良心や倫理や道徳に従いたい
Posted by ブクログ
良い新書でした。引用には出典が明記されており、映画を引用する際にはその内容と見どころ、台詞を引用する。映画好きにはたまらない。引用されているいろんな映画を見たいと思った。
従順さのいけないところは「権威」に従うことで、責任を負わずに行動して、精神的自由を自ら奪う精神的奴隷状態に成り果ててしまうことにある。と自分は解釈した。
忠誠心を持つことと従順であることは一致せず、忠誠を誓うことは権威に盲目的に服従することを意味しない。それどころか権威が間違ったことをしていれば忠言する。従順であると、権威の決定に物言わず、精神的自由を自ら放棄してしまう。権威に従うと自分の行動に責任を持つ必要がなくなり、精神的に安心できるからである。恐ろしい。今後社会に出るにあたって、また、研究者として生きるにあたって心に留めておきたい
Posted by ブクログ
62頁 自分が忠誠心を抱く対象が優れていると思いがち 職業的役割を果たす存在としてのみ生きるわけでは無い 思考停止に陥らないこと 忠誠心を抱く際に、相手が自分にとって重要な価値や信念に合致するかどうか
67頁 忠誠心=従順か ハーシュマン 離脱と発言 忠誠心とは、人に離脱という選択をひとまず保留させ、発言することを促すもの 忠誠心とは、組織全体に対して発揮されるべき ×個人のみ
92頁 消極的不正 =責任の拡散 目撃している不正が果たして不正かどうかはっきりしない 不正に対する抵抗による自身の損害を考えてしまう
98頁 ルールを守ることでかえって道徳的にとんでもないことをしていないか
115頁 怒るべきことについて怒らないのは深刻な欠陥 仕方ないと諦めず、不正に対する怒りを表明することがどうしても必要
132頁 責任倫理 独りよがりな判断は避ける、慎重になる しかし、ひとたび決断したらその結果を自分が引き受ける
139頁 自己責任か共通善か 人々の間での信頼関係を切り崩されている
忖度=上司好みの私になりたい という姿勢
権威や多数派に対して従順に服従するのではなく、自分自身で選択することは他ならぬ自分自身のアイデンティティを確立し、それを守り抜くこと
自分の信念をどこまで妥協せずに貫き通せるか
日本の国歌の意味を今更知ったよ…
Posted by ブクログ
「最も警戒しなくてはならないのは公権力である政府」という一文は、今の時代に特に重要なメッセージだと思った。日本では政府の政策に対して、心の中や内輪の会話で不平は言っても、結局は「国が決めたことだから仕方がないよね」と抗議行動をする前に諦めてしまっている人が多いと思う。そしてさらに悪いのは、政治に無関心であること。これでは怒るきっかけもないまま、権力者のやりたい放題になってしまう。
まずは知ることから。そして流されるのではなく、能動的に選択をすること。自分の意思を表明すること。政府は必ずしも国民の自由や幸せのために動きはしないということに改めて気付かされた。
Posted by ブクログ
一気に読めるくらい読みやすく、面白く、しかも頭の中を整理できる。
私個人は「わきまえない女」なので、上にも人事にもずいぶん睨まれてるけど、勲章ぐらいにしか思ってない。そういう人間が組織には必要だから。ただ、なぜそうすることに意味があるのかを、筋道立てて子どもにわかるように説明するのは難しいなぁと思っていた。この本は、ちょうどそのニーズにはまった。
取り上げられている映画や小説、ドラマも(「必殺仕事人」とか。菅江きんさんが好きで見てた。懐かしい。)面白そうで興味を惹かれる。
直接の内容からは逸れるけれど、『日の名残り』の説明は「そうかー、そういう話だったかー」と納得。というくらい、自分が読みこなせてなかったことに気づいた。恥ずかしい。後でもう一回読んでみよう。そして『浮世の画家』と読み比べてみよう。
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