将基面貴巳のレビュー一覧

  • 従順さのどこがいけないのか
    「最も警戒しなくてはならないのは公権力である政府」という一文は、今の時代に特に重要なメッセージだと思った。日本では政府の政策に対して、心の中や内輪の会話で不平は言っても、結局は「国が決めたことだから仕方がないよね」と抗議行動をする前に諦めてしまっている人が多いと思う。そしてさらに悪いのは、政治に無関...続きを読む
  • 従順さのどこがいけないのか
    自身の良心に従い、自身の意見を表明することの大切さを説く本。

    歴史的事実や映画などを題材に自分の意見を述べることで事態が好転していく可能性があることを力説している。筆者の膨大な知識量に圧倒されて、個人的にはかなり勉強になった。歴史を単に事実の集合体ではなく、筆者のように立体的に捉えられたら良いと思...続きを読む
  • 従順さのどこがいけないのか
    一気に読めるくらい読みやすく、面白く、しかも頭の中を整理できる。
    私個人は「わきまえない女」なので、上にも人事にもずいぶん睨まれてるけど、勲章ぐらいにしか思ってない。そういう人間が組織には必要だから。ただ、なぜそうすることに意味があるのかを、筋道立てて子どもにわかるように説明するのは難しいなぁと思っ...続きを読む
  • 従順さのどこがいけないのか
    感想
    ミルグラムの衝撃。権威に疑問を持たなくなった時残忍さに身を堕とす。大規模なマインドコントロールは不要。隣人がやったという事実だけで十分。
  • 従順さのどこがいけないのか
    バ先の教室長に反抗しようと思って読みました笑。行動が重要なことはよくわかった。けど、リスクは伴うよねえ。
  • 従順さのどこがいけないのか
    長い物には巻かれたい主義の自分にとっては、かなり耳痛い内容だった。全ての主張に同意できる訳ではないが、少なくとも「現状維持のために思考停止に陥らないこと」「己の良心や『共通善』について(正解はないとしても)考え続けること」は有権者として心に留めておきたいと思った。
  • 従順さのどこがいけないのか
    面白かった。
    従順でいることのデメリットや社会的影響を説きつつ、本題は政治に興味を持ち参加しよう、という話だった。
    たしかに、大人しくしておけば面倒なことにならずに場が収まるのに…とか、黙って従ってればいいのに…とか、悪いことが起こっても見て見ぬふりをすることはよくある。小さいことなら仕事でモヤモヤ...続きを読む
  • 従順さのどこがいけないのか
    コロナ禍の現代、同調圧力の強さをあらゆる場面で見聞きすることが多くなり、自分の考えを表に出すことが何故か不遜なことだとする風潮がある.政治について語ることも少なくなってきており、団塊世代の小生としては学生時代に戻って語り合いたいと思うこの頃です.問題意識を常に持つことの重要性を教えてくれる好著です.
  • 従順さのどこがいけないのか
    分かっていてもなかなかノーと言えない日本人。
    従順さではなく自らの良心に従った不服従を意識していきたいと思った。
    自己責任が本来は政府に対しての抗議の言葉だったと知って驚いた。胡散臭く保身ばかりが大事な政府にも注目したい。
    よく整理されていて分かりやすかった。
  • 愛国の構造
    ほとんどがヨーロッパの愛国であった。言葉の意味、つまりパトリオティズム、ナショナリズム、アイデンティティ、カントリー、ナショナル、などの英語の語句の語源や定義、その変遷を認識するのには役立つ。従って、愛国についての卒論を書くためには役立つであろう。しかし、日本にとっては、本のわずかの研究者の言説しか...続きを読む