将基面貴巳のレビュー一覧

  • 従順さのどこがいけないのか

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    自分で選択しなければ、私たちは自分の人生を生きていることにはならないのです。

    従順な自覚かなりある。しかもそれは別に愛や忠誠心でしているわけでもなくて単にそのほうが楽だから。声を上げて損な目を見たこともあるし、他人がそうなっているのも見てきたから。
    なのでいい内容だしわかるなと思いつつ耳が痛い内容でもあった。

    このごろ世の中で「ルールを守れ」「ルールを守らないから」っていう言葉を聞くことが増えた気がしていて、まあ自分は守るほうではあるが、その一方で政治家など権力者の不正はヌルッと無かったことにされたりしてて権力者だったらルール破っていいの?おかしくない?と思う。
    そういうことにちゃんとおかしいと言っていこうという内容でもあった。理屈ではわかってはいるけどその勇気が一番難しい。でも出さなければよ…

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    2026年06月20日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    従順であることはとても怖い。従順であることとはすなわち「あなたの好みになりたい」ということであり、それは精神的奴隷である。
    波風を立てないこと、異議申し立てをしないことを良しとされる組織やコミュニティにおいて従順であることは大変に美徳なことではあるが、はたしてそれは本当に良いことなのか。
    著者が人がなぜ服従してしまうのか、日本人に根付く間違った忠誠、決定されたことに対して「仕方がない」と納得すること、では私たちは「何に」従うべきなのか、どうすれば従わないでいられるか、不服従の覚悟とは
    並べ立てるとぎょっとしてしまう内容に思えるが、その中身はいかに自分が自分であることを守るか、それが自分たちの生活や生き方を守ることになるかを丁寧に、明快な言葉で解説してくれている
    あとがきにも記されていたが、若い世代に向けて政治のことを伝えるつもりで書いたとのことだった。文章の平易さとは裏腹に中身が大変に濃く、また暴政の定義がまさに現在の日本の状況そのまんまでうなだれそうになってしまった
    従うなら権威にではなく、自分のなかの良心や倫理や道徳に従いたい

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    2026年04月21日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    良い新書でした。引用には出典が明記されており、映画を引用する際にはその内容と見どころ、台詞を引用する。映画好きにはたまらない。引用されているいろんな映画を見たいと思った。
    従順さのいけないところは「権威」に従うことで、責任を負わずに行動して、精神的自由を自ら奪う精神的奴隷状態に成り果ててしまうことにある。と自分は解釈した。
    忠誠心を持つことと従順であることは一致せず、忠誠を誓うことは権威に盲目的に服従することを意味しない。それどころか権威が間違ったことをしていれば忠言する。従順であると、権威の決定に物言わず、精神的自由を自ら放棄してしまう。権威に従うと自分の行動に責任を持つ必要がなくなり、精神的に安心できるからである。恐ろしい。今後社会に出るにあたって、また、研究者として生きるにあたって心に留めておきたい

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    2026年04月08日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    世界中で「抵抗運動」が起きていることから始まり、従順であることで起こる問題点、自分が従うべきところをどこに置くのか、どのような抵抗のやり方があるのかを神話や映画、実際に起こった社会運動などを例にわかりやすく解説している名著。
    従順さの教育を受けている最中の学生に対して現状の見方を変えることを目的としている本だと思うが、いい大人の自分が反省して受け入れる意見が書かれており、自分の心の在り方に勇気を与えてくれる本でした。

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    2026年03月27日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    62頁 自分が忠誠心を抱く対象が優れていると思いがち 職業的役割を果たす存在としてのみ生きるわけでは無い 思考停止に陥らないこと 忠誠心を抱く際に、相手が自分にとって重要な価値や信念に合致するかどうか
    67頁 忠誠心=従順か ハーシュマン 離脱と発言 忠誠心とは、人に離脱という選択をひとまず保留させ、発言することを促すもの 忠誠心とは、組織全体に対して発揮されるべき ×個人のみ
    92頁 消極的不正 =責任の拡散 目撃している不正が果たして不正かどうかはっきりしない 不正に対する抵抗による自身の損害を考えてしまう
    98頁 ルールを守ることでかえって道徳的にとんでもないことをしていないか
    115頁 怒るべきことについて怒らないのは深刻な欠陥 仕方ないと諦めず、不正に対する怒りを表明することがどうしても必要
    132頁 責任倫理 独りよがりな判断は避ける、慎重になる しかし、ひとたび決断したらその結果を自分が引き受ける
    139頁 自己責任か共通善か 人々の間での信頼関係を切り崩されている
    忖度=上司好みの私になりたい という姿勢
    権威や多数派に対して従順に服従するのではなく、自分自身で選択することは他ならぬ自分自身のアイデンティティを確立し、それを守り抜くこと 
    自分の信念をどこまで妥協せずに貫き通せるか

    日本の国歌の意味を今更知ったよ…

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    2026年02月20日
  • 反逆罪 近代国家成立の裏面史

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    暴力による支配を維持するための暴力によるに後付けの理論を付けてきた罪、それによって生まれる近代国家というものも、その本質は暴力でしかないのではないかと思わされる。そして他者を反逆者と扱う人々もその本質は暴力でしかない。

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    2025年10月02日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    「他人を守ってこそ、自分も守れる。己のことばかり考える奴は、己をも滅ぼす奴だ。」七人の侍、島田勘兵衛

    神の命令に従うから。
    自分の良心の声に従うから。
    「共通善」に従うから。

    最近の政治は、共通善の声に従わず、権力者の都合の良い形で権力を使われています。派遣業法しかり、LOOP導入しかり。

    「政治学を学ぶってぇのはさぁ、生きることを学ぶってぇことなんだよ」慶應義塾大学法学部政治学科内山秀夫教授

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    2025年06月15日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    自分の頭でしっかり考えよう!
    なんでも鵜呑みにするのはやめましょう!
    国や制度だって必ず正しいとはかぎりません!
    そんなことを教えてくれる本です。

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    2024年10月24日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    「最も警戒しなくてはならないのは公権力である政府」という一文は、今の時代に特に重要なメッセージだと思った。日本では政府の政策に対して、心の中や内輪の会話で不平は言っても、結局は「国が決めたことだから仕方がないよね」と抗議行動をする前に諦めてしまっている人が多いと思う。そしてさらに悪いのは、政治に無関心であること。これでは怒るきっかけもないまま、権力者のやりたい放題になってしまう。

    まずは知ることから。そして流されるのではなく、能動的に選択をすること。自分の意思を表明すること。政府は必ずしも国民の自由や幸せのために動きはしないということに改めて気付かされた。

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    2023年03月15日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    自身の良心に従い、自身の意見を表明することの大切さを説く本。

    歴史的事実や映画などを題材に自分の意見を述べることで事態が好転していく可能性があることを力説している。筆者の膨大な知識量に圧倒されて、個人的にはかなり勉強になった。歴史を単に事実の集合体ではなく、筆者のように立体的に捉えられたら良いと思う。巻末に書いてあるが、ここで触れられている映画は近々見てみたいと思った。

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    2022年06月12日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    一気に読めるくらい読みやすく、面白く、しかも頭の中を整理できる。
    私個人は「わきまえない女」なので、上にも人事にもずいぶん睨まれてるけど、勲章ぐらいにしか思ってない。そういう人間が組織には必要だから。ただ、なぜそうすることに意味があるのかを、筋道立てて子どもにわかるように説明するのは難しいなぁと思っていた。この本は、ちょうどそのニーズにはまった。
    取り上げられている映画や小説、ドラマも(「必殺仕事人」とか。菅江きんさんが好きで見てた。懐かしい。)面白そうで興味を惹かれる。
    直接の内容からは逸れるけれど、『日の名残り』の説明は「そうかー、そういう話だったかー」と納得。というくらい、自分が読みこなせてなかったことに気づいた。恥ずかしい。後でもう一回読んでみよう。そして『浮世の画家』と読み比べてみよう。

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    2021年10月12日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    よい本だった。
    政治を、権威に従うか否かの判断の場面と射程を広くとることで、若い世代に政治に関心をもってもらう意図がある。これって自由論の反面ともいえる。
    本書では、国や法律などの権威すら誤りうる、他者が決めたことに従うのでないとしたら、何に従うかと問いを立てたうえで、神、良心、共通善の候補を出し、共通善によって判断すべきという論旨になる。
    この論旨は、愛国心を風土に対するものではなく、築き上げてきた制度(民主主義等)に対する誇りとすることを勧めるのと相似しており、『愛国の教科書』の姉妹本という位置付けもよくわかる。
    また、日本文化における従順さへの偏りも指摘されていて興味深い。『論語』における諫言は、君主の誤りを正すためであるのに対し、『葉隠』では誤りを糊塗するためであること、フランスの国家は不正な権力への抵抗であるのに対し、君が代は天皇の治世の是非を問わずに永遠なることを祈るものであることは、気をつけたい。

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    2025年12月15日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    日本人はとかく、権威(国家や会社など)に対して従順であることが美徳とされている。
    しかし、歴史を紐解くと、国民が従順であったために起こった不条理な悲劇は枚挙に暇がない。
    そのような中で、我々はどう生きるべきなのか。
    私は「共通善」に従うことにも疑問を感じる。
    それより、サルトルの「我々とは、我々の選択である」が心に響いた。自分の人生の舵は自分で取るべきなのである。

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    2025年01月21日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    ネタバレ

    日本でいう「先生の言うことをよく聞きなさい」は「指示に従う」ことで「先生への服従」を意味するが、アメリカでは「先生によく質問しなさい」と言われ、「学習内容の理解」を促される。

    一つの事実を解釈し、その解釈が感情的反応として表れる。言い換えれば、解釈に必要な価値判断基準こそが怒りなどの感情を左右する。日本人があまり怒らないのは、関心がなく、「どうでもよいこと」だから。

    誰一人として自分の確たる意見を持たず、「ただ一緒にいるだけ」で、一人一人が他人の挙動ばかり目をやる集団は簡単に雲散霧消してしまう。これが大勢迎合主義の本質である。

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    2025年01月05日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    本書を語る上で欠かせない思い出がある。
    学生時代、グリーン・デイというロックバンドのライブ映像を見ていた時のこと。「マイノリティ」という曲の間奏中、ボーカルのビリーが次のようなメッセージを観客に投げかけた。

    「これだけは覚えておけ。支配者がどんな力でねじ伏せてきても、所詮ヤツらはオレたちに選ばれたんだ。オレたちには力がある。オレたちがリーダーなんだ。何から何まで命令してくるようなヤツらに、お前らの人生を明け渡すなよ!」(拙訳…)

    グループ自体、元々政治にちなんだ曲を書いていたが、あのライブでの明言には衝撃が走った。と同時に涙がポロポロこぼれてきて、感情が大渋滞になったのをよく覚えている。

    物心ついた頃には不景気で、テレビでは不穏な政治ニュースが連日のように報道されていた。まるで、政治は誠意ない人間に回されるのが自然の理であるかのように、毎日。
    そのため政治への不信感は早期からついており、日々言葉にできない閉塞感に覆われていた。ビリーの言葉はそんな心の檻を蹴っ飛ばし、自分を解き放ってくれた。「政治を回すのは自分たちなんだ。自分で判断し、自分の意志で動かなきゃいけないんだ」って。

    ようやく本題だが、この思い出と本書のテーマは共通している。
    本書の主人公は、「その他大勢の傍観者」。国や自分が所属する組織の政治に決して口答えしない、従順な人々である。何もないところから反旗を翻すような人種は、「マイノリティ」というわけだ。
    Q:政治とは誰かに一任するものであって良いのか?
    自分がビリーのおかげで答えに気づけたように、また別の誰かがここで覚醒してくれることを願っている。

    服従するとはどういうことか、服従することでどのような思考に陥るのかを、これでもかと掘り下げた本書。我知らず、何かに服従している読者へ直接呼びかけているようにも思えた。
    服従に関する具体例がまた、実際の事件や映画・小説など、興味を引くコンテンツばかり。命令されるがままにユダヤ人の移送任務を遂行したアイヒマンから、カズオ・イシグロの代表作『日の名残り』で前雇用主の要望に応え続けた執事と、従順な人々の例がバラエティ豊かに紹介されている。

    著者曰く、誰かのことを「偉いなあ」と思い従った時点で、その人との間にはもう「政治」が成立しているという。
    そこから従順になっていけば、たちまち思考が停止する。自分で責任を取らなくて良いと考えるようになる。何かあっても「しかたがない」で済ませようとする…。まさに傍観者である。
    ライブ映像を見て以降、何か本格的な政治活動に関わることはなかった。それでもできる限り持論を持つよう心がけてきたし、投票も慎重になった。あの感動の影響力であることは間違いない。

    「『NO』というべきことをはっきり拒否できる人だけが、『YES』というべきことをはっきり肯定できる、ということです」(P 211)

    A:トップに立つのがどのような人物であれ、自分の意志は崩さず、必要ならどんな形にしてでも示していくこと。音楽でも、文章でも、はたまた(最低最悪の事態であれば)暴力でも。

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    2024年10月15日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    大人しく従うことが社会に及ぼす影響を考えさせられました。他人に合わせることが時に自分の意見を失わせ、無意識のうちに不公正に加担してしまうリスクがあると感じました。自分の良心に基づいて行動し、考え続けることの大切さを学びました。

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    2024年08月21日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    感想
    ミルグラムの衝撃。権威に疑問を持たなくなった時残忍さに身を堕とす。大規模なマインドコントロールは不要。隣人がやったという事実だけで十分。

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    2022年11月27日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    バ先の教室長に反抗しようと思って読みました笑。行動が重要なことはよくわかった。けど、リスクは伴うよねえ。

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    2022年09月18日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    長い物には巻かれたい主義の自分にとっては、かなり耳痛い内容だった。全ての主張に同意できる訳ではないが、少なくとも「現状維持のために思考停止に陥らないこと」「己の良心や『共通善』について(正解はないとしても)考え続けること」は有権者として心に留めておきたいと思った。

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    2022年08月21日
  • 従順さのどこがいけないのか

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    面白かった。
    従順でいることのデメリットや社会的影響を説きつつ、本題は政治に興味を持ち参加しよう、という話だった。
    たしかに、大人しくしておけば面倒なことにならずに場が収まるのに…とか、黙って従ってればいいのに…とか、悪いことが起こっても見て見ぬふりをすることはよくある。小さいことなら仕事でモヤモヤしつつ発言しないとかがある。そうすると望まない方向に決まってしまうし、発言しなかった自分が悪いと思う。

    本書では、何に従うのかという文脈で、神の声、自分の良心、共通善という3つをあげているが、結局神は人間が作り出したものであるし、自分の良心はその時々の時代によっても考え方が異なると思うから、本当にその時の判断や従うものが自分にとって、世界にとって良いことであるのかは分からないなと思った。アイヒマンだって戦争の結果が違ったら英雄とされていた可能性はないのか?
    また、この本では服従しないことを勧められているが、過去の例を見ると服従しないということは命の危険に晒される場合が多いということ。果たして権力に服従して生きながらえるのか、権力に服従せず死ぬのか、どちらが良いのだろうか。

    ただ、小さなところから始められることとして、仕事の会議で恥ずかしがらずに自分の意見を言うことから始めたい。
    意見を言うこと、服従しないとこは恥ずかしいことではない。

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    2022年06月21日