坪井大輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブロックチェーンの本質は技術ではなくその本質にある
これはめちゃくちゃ良い書き出しです
実際、
1章のITの進化
2章のブロックチェーンの正体
3章の普及を阻むもの
はめちゃくちゃ面白かった
ただ、4章からの未来の話や想定ケースはとたんに面白くない
4章のブロックチェーンが拓く未来
は、いきなり魅力的じゃない
そんな未来ならいらないのでは?と思った
是非、読んで欲しいのですが、どうでしょうか?
ただ、つまらない未来なのでリアリティもある
夢物語にもなってなく、インターネット社会の地獄のあとにはブロックチェーン社会の地獄があるのでは、みたいな、、
あと、5章では、こんなことした -
Posted by ブクログ
なぜブロックチェーンなのか?
どうしても「ビットコイン」と混同されてしまうが、両者はイコールではない。
ブロックチェーンは仕組みというか単なる技術基盤であって、その上に乗っているサービスがビットコイン(仮想通貨=暗号通貨)なのだ。
ブロックチェーン技術は、確かにこれからの未来社会を変えていけるインパクトを持っている。
その事に本当に気が付いている人は、今現在ですら少数派かもしれない。(自分だって完全に理解しているかは自信がない)
これは「ブロックチェーン=ビットコイン」という勘違いが原因なのも否定できない。
そこで思考停止してはいけない。
正しくブロックチェーンの本質を理解し、その「流れ」を見 -
Posted by ブクログ
▼アドレスの有効確認
・全ノードから有効確認を受けたアドレスは、ビットコインネットワーク内にある「トランザクションプール」という場所に溜められます。
・プールには、全ビットコインアドレスが集められ、溜まっていきます。
・ただ、溜まっているアドレスは全ノードが有効と判断したアドレスですが、それぞれはまだ注文として承認されてはいないのです。「検証済みだが未承認のトランザクション」といういわば中途半端な状態で、プールに溜められています。
・取引として最終的に承認してもらうためには、トランザクションプールに溜まったビットコインアドレスをブロック詰めする作業が必要。
▼ノードの役割
・4つの役割
①ウ -
Posted by ブクログ
ネタバレブロックチェーンについて、その根幹的な概念から将来もたらす社会的影響まで述べた本。ブロックチェーンが向かない点やリスクにも触れており、一般的な技術解説的な本よりも社会的な視点に立って書かれている。
ブロックチェーンはビジネスレベルでは到底活用されておらず、「WHY BLOCKCHAIN」の壁を超えられないケースかほとんど。そもそも現行で機能しているシステムをブロックチェーンで置き換えても効果は薄く、ブロックチェーンで新たな仕組みを生み出すことに大きな価値がある。また、長らく中央集権型の枠組みで成り立ってきた社会に、ブロックチェーンが作り出す管理者のいない分散型社会は受け入れられづらい。
中央 -
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ブロックチェーンについて、ITに関してわからない人に対してもわかるように書かれている本であると思います。ITの進化についてから始まり、「ブロックチェーンとはなにか」やブロックチェーンの現状と未来について書かれています。
メディアで取り上げられ、ブロックチェーンについて、言葉を聞いたことがある人は多いと思います。しかし、詳しいことを知らずに、便利なものであるとメディアの影響を受けている人もいると思います。私もなんでもできると思っていた一人です。しかし、今回読んでいて、なんでもかんでもブロックチェーンを導入することができないことを知りました。しかし、マッチしたものができれば、高いセキュリティが望 -
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【本書を読もうと思った背景】
オリラジのあっちゃんがYouTube上のチャンネルで本書の内容を参考にした授業を行っていたのを見て、初めてブロックチェーン技術を知りました。元々、今後どのようなテクノロジーが世界を変えていくかということにも興味があったので、もう少し詳しくブロックチェーン技術について学びたいと思い、本書を手に取りました。
【本書から学べることを一言で表すと】
世の中のビジネスや社会の仕組みを変えうるブロックチェーンを理解し、本書のタイトルである「なぜ、ブロックチェーンなのか?」という問いに対する明確な答えを知ることできる。
【本書をおすすめしたい人】
・新たなテクノロジーに興味 -
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「ブロックチェーンの本質は、技術にはありません。その思想にあります。」
こんな書き出しで始まる本書を手に取った理由は、たまたまと言えばたまたまなのであるが、しかし、ブロックチェーンというものに使われている技術の一つである
「P2P」というものにむかーし、多少触れたことがあり、
そして今でも気になる技術ではあるので、ふと久々に調べてみようと思い、行き着いた本で面白いものがこれだったということであれば、たまたまと言うより縁だったのかなとも思う。
まず、この本は技術書ではない。
もちろんブロックチェーンを構成する重要な4つの技術についての記述はあるが、
技術者向けというよりも、「どうしてブロック -
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今話題のブロックチェーン。それをちゃんと理解している人はどれぐらいいるんだろう。
僕は来年から社会人で何も知識がない状態で社会に出るのが嫌で、たまたまこの本が紹介されていたので拝読しました。
前にもちょっとだけweb3.0に関連する本を読みましたが、その時は全然理解できず。
今回はすごく噛み砕いてくれていて、かつイラストもあり分かりやすかった。
ひとまずは自分なりにブロックチェーンの特徴(暗号化技術、コンセンサスアルゴリズム、ピア・トゥ・ピア、DLT)は理解した。
それを応用する、実用に向けてどう使うのかはもう少し勉強が必要。
他のブロックチェーン関係の本とも読み比べながら理解していき -
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ネタバレブロックチェーン技術を、ビットコインのような暗号資産から距離を置いて話している。まあ暗号資産の話もするんだけど、ブロックチェーンの本質はそこではなくて、社会を変革する力がある、というのが著者の主張。
書名にもあるように、ブロックチェーンを使ったビジネスは、そこに必然性がなければならないと主張している。どうしてブロックチェーンを使うのか。新しいから、流行っているから、ではなく、ブロックチェーンの特性を生かしたものでなければならない。・・・という割には、最後の方で具体的に挙げられているビジネスに、ブロックチェーンを使う必然性がいまいち理解できなかった。 -
Posted by ブクログ
著者がブロックチェーンを万能な技術として誇張する事なく、不得意な分野や課題などを織り交ぜながら、フェアな姿勢で紹介している点には好感が持てた。
ただこの本のタイトルであり、かつこの本を手に取った目的でもある「Why Blockchain」という問いに対して、自分は答えを得る事が出来なかった。
結局、スゴイとか革新的というのは相対的な評価なのであって、現在ある既存システムの本質を理解していないと、スゴさや革新性は実感できない。
言い換えればブロックチェーンで解決できる課題に直面した事がないのか、単に気づけてないのか。その時には、自分の中でのこの本の価値がガラッと変わるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ブロックチェーンを事業の軸とする会社インディテールの創業者である著者が意図的に焦点をずらすアウトオブフォーカスという考えから独自の経営論を語った一冊。
ベンチャー企業を起業し軌道に乗せてきた著者が
経営、事業、人事や労働やお金といった様々な観点から焦点を外して見えてくるものについて解説されており勉強になりました。
量ではなく質を求めることや経営者として嫌われることを恐れないことなど著者の今までの経験の中でアウトオブフォーカスの考えを実践するなかで大切なことも学ぶことができました。
ベンチャー企業の経営者としての仕事観や同社がIPOしなかった理由や20人でホラクラシー組織を形成して仕事を進め