坪井大輔のレビュー一覧
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Blockchain技術の詳細を理解するにはざっくりした説明に留められている。ただ、分散型や非中央集権型システム、またコンセンサスアルゴリズムの可能性を考え始めるには十分。SDGsや安全・防災(もっと言えば、思いやり)など、資本主義では評価されづらかった価値をいかに見える化するかという観点で、未来をみんなで作っていくという観点では重要だろう(ただ、それがBCでないと絶対にできない訳ではないと思ってしまう、やはり中央集権型のプラットフォームを利用して作られる可能性が高いのではないか)。
いずれにしろ、それが浸透しないのは、貧富の差による生活の差がはっきりと感じられる世の中だからだろう。資本主義の -
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基本的には「ブロックチェーン入門(森川夢佑斗)」に応用具体例(筆者による実装経験や将来展望)が少し加わった程度で、特に目新しい知見は個人的には得られなかった。
ただ、実証実験経験があるからこその現実的な課題(ブロックチェーンが適さないケース等)について述べられていた点は評価できる。いくらか、前述著書から出た私の疑問点と合致するところがあったが、その回答がなされているという訳ではないのが残念だった。そういった意味ではこの2著書を読み比べてみると、「インフラとしてのブロックチェーンとその課題・限界」というものを自分なりにあぶり出すことが出来るかもしれない。
ブロックチェーンへの興味が暗号通貨で -
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川島和正氏の『お金儲け2.0』に「ブロックチェーンがGAFAの牙城を崩すカギとなる」と書いてあった。
なんにも知識のない私は「え??ビットコインのブーム終了と一緒にブロックチェーンも消えていったんじゃないの???」と思い、今ならまだ知ったフリできるかもしれないと思い焦りとともに本書を手にとった。
ブロックチェーンに関しては本当に初学なので複雑に感じるところもあったが、段ボールを例にした技術解説は門外漢の私でもちゃんとイメージを持つことができた。
また、本編に入る前の項ではあるが、「現代はすでにポストスマートフォンの時代に入っている」という考え方は、スマホというモノのコモディティ化や、スマー -
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Youtubeでオリラジのあっちゃんが本書を元にブロックチェーンを紹介していたきっかけで買って読んでみました。
ブロックチェーンについては以前簡単な入門書を読んで、「書き換えが絶対不能な強固なセキュリティー」、「仮想通貨は投資でなく送金に使うもの」、etc...程度は理解していたのですが、本書を読んで、詳細な技術原理の詳細は難しくわからずも、ブロックチェーンの仕組み(P2P等色々な技術のハイブリッドであること)と機能、そして何に有利であるか等をやっと理解することができました。
既存の管理システムやルールに対しては人間臭い壁のせいでその技術の即座の利用は本書に書いてあるように大変そうですが、