あらすじ
中田敦彦氏のYouTubeに取り上げられ反響を呼んだ
『WHY BLOCKCHAIN』の著者、坪井大輔の第二弾。
ブロックチェーン技術で世界展開をめざす
ベンチャー起業家の考え方を若手のビジネスマンに伝える。
「アウトフォーカス」とはわずかにフォーカスをずらして
ぼかしをつくる写真や映像の技法。著者の経営の
考え方の底流を表す。ブロックチェーンで世界に新しい事業をつくる
著者が経営するITベンチャー企業「インディテール」は札幌市に本社を置き、
東京とベトナム・ホーチミン、ドイツ・ミュンヘンに拠点を持つ。
GAFAが支配する「中心化する世界」ではなく、ブロックチェーンによる
非中央集権、多極的な世界に進出するという著者の経営の考え方と企業理念を紹介。
あえてIPOを捨て、ローカルベンチャーから世界展開するという
新たな成功モデルへの挑戦を、27のキーフレーズで伝える
◎著者:坪井大輔
IT企業である株式会社INDETAILの創業者であり、代表取締役。北海道科学大学客員教授、
一般社団法人 ブロックチェーン北海道イノベーションプログラム(BHIP)の代表理事、
一般社団法人 北海道モバイルコンテンツ・ビジネス協議会(HMCC)の副会長、
株式会社MILESHAREの社外取締役も兼任。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ブロックチェーンを事業の軸とする会社インディテールの創業者である著者が意図的に焦点をずらすアウトオブフォーカスという考えから独自の経営論を語った一冊。
ベンチャー企業を起業し軌道に乗せてきた著者が
経営、事業、人事や労働やお金といった様々な観点から焦点を外して見えてくるものについて解説されており勉強になりました。
量ではなく質を求めることや経営者として嫌われることを恐れないことなど著者の今までの経験の中でアウトオブフォーカスの考えを実践するなかで大切なことも学ぶことができました。
ベンチャー企業の経営者としての仕事観や同社がIPOしなかった理由や20人でホラクラシー組織を形成して仕事を進めることのメリットなども知ることができました。
ベンチャー企業としてM&AやVCなどお金にまつわる著者の考えを知れたことも印象に残りました。
また、地方から勝つという目標に対する思いや地方にいることのメリットやデメリットと社名変更の意味や同社がブロックチェーンをビジネスモデルの軸にしたことの経緯などを知ることができました。
そして、コラムでは著者の学生時代からの半生を知ることができました。
焦点をずらすことで見えてくるものや新しい戦略が生まれることを本書を読んで感じました。
そして、厳しい場面でこそ本書で学んだアウトオブフォーカスという考えを意識していきたいと感じた一冊でした。