長年生きていると、この日から人生観が変わった、自分の行動様式が変わったと言える日があります、最初は1994年にインターネットに触れたとき、次がスマホ(iPhone4)を購入して(2010年頃)、これがコンピュータだと気づいた時、そして今回、ChatGPT plusにグレードアップして、使いたい時に使えるようになった、今年(2025年)10月4日です。
二人の娘を含め、若い人が生成AIを使いこなしていて今年の初めから気になっていました、この本を読んで生成AIには様々なことができることを知り、決断しました。自分が実際にやっていたら1日はかかるような事柄を瞬時にやってくれます、ただし中身は完璧とは言えない部分があり、完成物を確認する必要はありますが、一度成功のパターン(的確なスクリプトをインプットする)を生成AIが掴んでしまえば、あとは同じ作業を同じ品質でやってくれます。
生成AIが人の仕事を奪うのではなく、生成AIを使いこなす人が、使いこなせない人の仕事を奪う、ということが感じられたこの頃です。サラリーマン生活は終わりましたが、今後も生成AIと上手に付き合っていきたいと思いました、そのキッカケを与えてくれた本はこれであり、素晴らしい出会いに感謝しています。
以下は気になったポイントです。
・様々な生成AIツールがあり、Gamma;スライド作成、Napkin;図解生成、Deep Research;リサーチ自動化、GPTs;業務ボット化がある(p3)
・命令と詳細指示が混在しているのは悪いプロンプト、目的や条件などの情報がしっかり分けられたのは良いプロンプトであり、AIが理解しやすく目的に沿った結果を返しやすい構成となっている(p15)
・スクリプトを記憶させる無料ツールとして「Clipy」がある(p33)コピペ調というアプリもある(p34)
・#固定部分、#可変部分の指示を出すことで、ChatGPTが自ら、固定部分と可変部分のセクションに分けたプロンプトを考えてくれる、次回からは同じ業務を一回の指示だけで実行できる(p36)
・文字起こしをアップロードするだけで、議事録を一発作成できる、#条件(固定部分)と#会議内容(可変部分)に分けてプロンプトを書く(p71)
・Wordファイルを読み込んで、ChatGPTに、文書を要約・再構成させる、#指示内容(可変部分)として、変換先や希望する形式を記述する(p77)
・ChatGPTで骨子を作っておいて、Gammaを立ち上げて「テキストを貼り付ける」とスムーズにプレゼン資料が作成できる(p103)国内初のスライド作成サービスとして「インシル」がある(p106)
・ChatGPTに長文を要約させる際の便利な定型プロンプトがある、これも#条件(固定部分)と#本文(可変部分)に分けてプロンプトを書く(p172)
・長文を要点整理させる場合には、#条件(固定部分)として、1)箇条書きで整理、2)専門用語、数字は省略せずに記載、3)行数を指定する、文字は難しい場合がある(p172)
・英語文書の要約する場合、#条件(固定部分)として、1)タイトルと3行程度のサマリー提示、2)ポイントを箇条書き、3)見出しをつけて詳細説明、とする(p181)
・「Show Me」という図解が作れるGPTsは、マインドマップを生成してくれる(p216)有料版としては、「Mapify」がある(p217)
・メモリを設定する際には、チャット上で「〇〇をメモリに保存して」と明示的に依頼するだけで、メモリへの登録が完了する(p241)設定、パーソナライズ、メモリの項目で、メモリを管理するを選ぶと、保存されたメモリ一覧が表示される(p244)
2025年10月3日読破
2025年10月10日作成