服部雄一郎のレビュー一覧
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ネタバレ生活に溢れるプラスチックについて、あまりに知らな過ぎた。特に食品包装容器を通して口に入るプラスチックについては、できるだけ避けるようにしたい。熱を加えることで様々な添加剤が漏れ出してしまう。プラスチック包装容器のみならず、ラップやプラスチック製の食器(子ども用に多い!)も然り。ご飯をラップに包んで冷凍する場合、必ず温め直す、これは早々にキッチンペーパーに変えた方が良さそうだ。
ペットボトルや哺乳瓶、水筒、フッ素加工のフライパンなど、化学物質の危険性を挙げるとキリがなく思えるが、知った以上は変えていこうと思う。何より、物を買う時には原材料をしっかりチェックする習慣をつけなければ。
子ども用のお -
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【プラスチックの問題がどういうことなのか、よく分かる】
最近ゴミ問題でプラスチック削減が叫ばれているけれど、プラスチックの問題はゴミだけじゃないことを知りました。人の健康を害する可能性があるプラスチックをなるべく避けたいなとあらためて思わせてくれた本です。
著者はアメリカのご夫婦で、プラスチックの危険性についての記述は信頼度の高い情報から引用されていると、翻訳者の方のあとがきにもあったので、安心して読めました。
ただ、読んでいくと、生活の中からプラスチックをゼロにすることは本当に難しいことが分かります。紙コップにもプラスチックがコーティングされているのも初耳でした。
本の中には、日常で -
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プラなし生活を、日本で実践するには、なかなか大変だ。以前の職場が地球環境や生態系について学ぶ機会の多いところだったので、一通りの知識は得ていたつもりだが、付け焼き刃だった。現在進行形で課題も増えている一方で、対する取り組みも増えていることを知る。
化学物質過敏症気味なために、プラスチックにも多少は気を付けていたが、これからは、可能なかぎり挑戦してみたい。新しい職場で見聞きするプラゴミの多さには目をつぶるしかない。結局は消費は個人の嗜好に委ねられているからだ。コンビニを使うなとかプラケースに入った弁当を食うなと、目の前の人に向かって指図する権限はないのである。ただ、気づくきっかけをどう作るかは -
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ネタバレプラスチックの種類、代用品、プラスチックを取り入れない生活方法等が紹介されている。著者はプラスチックフリーをかなり徹底していて、全て取り入れるのは正直難しいと思った。
でも、著者は問題の甚大さやすべきことの多さに途方に暮れずに、それぞれのできることを取り入れてほしいと書いている。目指すゴールは罪悪感ではないと。その言葉には救われる。
このままでは2050年には海中で魚よりもプラスチックの方が多くなる可能性があるという。プラスチック問題の深刻さに目を瞑りたくなるが、解決するためには私たちが少しずつ行動していくしかないと痛感させられた。
プラスチックは環境に悪いだけでなく、私たちの体にも害を及 -
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著者が示す5つの原則は、化成肥料や除草剤など、近代のテクノロジーがなくてもできることばかりだ。
そうすると、こんな疑問が生じる。
著者が言っていることが事実なら、なぜ昔の人々は耕していたのだろうか? そして、なぜわざわざコストをかけて肥料や農薬を買うようになったのだろうか?
ただ単にバカだったから?
私は昔の人々はバカだとは思わない。莫大な労力をかけて耕起してきたのはそれなりの必要性があったからに違いない。
著者が嘘をついているとは思わない。しかし、上記の私の疑問に答えてくれる説明がなかったところが低評価だ。
昔の人には利用できなかった最新のテクノロジー(播種機とかソーラーパネルでゲー -
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「生態系を再生し、栄養価の高い食べ物を作り出す」
筆者がこのコンセプトに至った経緯、それを元に既存のやり方を脱却する際の試行錯誤、その結果が描かれた本です。
単に理論が書かれているのではなく、実際に農業に生活がかかっている筆者の活動の軌跡が綴られており、プロジェクトXのようなドキュメンタリーを観た気分でした。私は門外漢なので、どれだけ筆者が記載していることを信頼できるのか判断がつきませんが、
▪️「耕す」という労働の代名詞にもなっているような行為が実は土壌にマイナスの影響を及ぼしていること
▪️「多様性」というキーワードが様々な仕組みを考える上で重要であること
▪️無数の生物から成る、目に -
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現代社会では プラスチックは欠かせない物だけれど 有害物質でもある。
かといって 全部 無くす事は不可能であるので 少しずつでも 安心できる素材の物に変えていこうという提案の本でした。
私はマイクロプラスチックが 自然に出ていってしまって多くの生き物の体内に蓄積されていき 最終的には 人間に戻ってくるという事は わかっていましたが この本では 今まさに使用中のプラスチックからへの 人体への影響なども 色々書かれていて 驚きました。
これからできる事は プラスチック以外のもので代用できるなら それを選ぶこと 物はなるべく長期使用してゴミを減らし リサイクルなどを多く活用すること。
プラスチ -
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むむむむむー。
IPPC6次報告書が出たというニュースを見て、異常気象が続いているし、子どものために、何かできることはないかなーという発想で、友人から紹介された本書を手に取ったけれど…
天然繊維の服を選ぶって言っても、仕事服はやっぱり合成繊維の方が皺になりにくいし洗濯もしやすいし…
蜜蝋ラップは高いし洗っても衛生面ちょっと心配だし…
ジップロックで冷凍しているものは、薄ーく冷凍してパキパキ割って使いたいものだったりするからステンレス容器に替えられないし…
育児も介護も一段落して、時間に余裕ができた時、お金と体力がまだあったら、できるかもしれないけど。
結局、プラスチックは他のもの -
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ネタバレこの本を読むと、生きることすら怖くなってくる。
ごはんを冷凍する時タッパー使ってるし、毎日使っている化粧品にもクロスポリマーというプラスチックが入ってたし、ポリエステルの服もたくさんある。紅茶のティーパックとか不織布マスクもプラスチックだというからびっくり!
プラスチックフリーにはとてもできない!
それにプラスチックフリーを考えること自体がストレスであまり心身に良くない気がする・・・
できるところから始めればいいと思うけど、あんまり危険をあおらないでほしいなあと思うのが正直な気持ち。
環境に悪影響なのは明らかだけど、本当に人体に有害なのかは、まだわかっていない。人間の浄化力に期待したいな。