ジャン=クリストフ グランジェのレビュー一覧

  • 死者の国

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    親に捨てられたり、機能不全家族で育った人たちにはとても刺さる小説。私もそれなので登場人物たちにことごとく感情移入してしまった。してしまったというのは心の痛みが分かりすぎるということで、読んでる最中はトラウマが蘇り辛い場面もあった。

    犯人と主人公は同じでありながらそれぞれ違う未来を歩んだ存在として描かれる。自分がどちらになるかは自分で決められる。機能不全家族で育ったから、親に捨てられたから、呪われた血を受け継いでいるかは関係ないのだ。犯人が子どもに手をかけなかったのは、本人も薄々そのことに気づいていたからではないだろうか。

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    2025年08月22日
  • 死者の国

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    ネタバレ

    ペーパーバックのような分厚さ、読むの手が疲れるけれど夢中になって読んでしまった。
    美術系にSMとかグロい系あり。途中で意味不明なアクション?ありで、そこはいらなかったようにも思うけど、最初からは全く想像のできない最後だった。
    人ってそんなに出自にこだわる?と思いつつ、ヨーロッパは特にいろんな民族が入り乱れているからこそすごく気になるのかなと感じた。
    フランスで人気の作家との事なので、他の作品も是非読んでみたい。

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    2022年10月29日
  • 死者の国

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かったですよ。
    エログロがとんでもなく多いし、こんな分厚くしといて伏線全部回収出来るの?とおもったらまぁすごいったりゃありゃしない。
    話の内容としては進撃の巨人に似てるね。
    憎んでた敵は同族ってね。
    なんかもう動機やらなんやらまで完璧じゃないかなぁ。
    あー凄かったって久しぶりに思った作品だった。

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    2022年07月21日
  • 死者の国

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    ネタバレ

    2段組で760ページ!
    読む前に圧倒されるボリュームだが、読み始めると引き込まれる。
    オープニングは猟奇的な殺人事件でサイコ的な味付けが強いが、容疑者が浮き上がってからの話しの展開が上手い。そのたびに話の風景まで変わっていく。

    「セブン」のようなサイコ犯と刑事の追いつ追われつの闘いかと思えば、法廷モノに姿を変え、そこからは贋作犯の話しになりつつ…。

    話しが起承転結と動くたびに形を変えながら、最後にタイトル「死者の国」に繋がる余韻が残るラストまで、プロット展開の巧さは見事の一言。
    登場する異形のキャラも濃厚で、そこに展開される個々のドラマの味付けも強烈だし、映画や美術、文学に対する作者の造詣の深さもあって散りばめられたガジェットの数も多い。

    プロットの巧さ、しっかりとしたキャラ立ちゆえに、グランジェの作品は映像化向きではあるが、この作品はこのままでは映画化は無理だろうから、大人向けのテレビシリーズにしてほしい。

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    2020年06月19日
  • 死者の国

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    ネタバレ

    ポケミス史上最長、最厚!というこのレンガに取り組むために、積読を片付け、今年のサイクルロードレースの録画全てを見終わって、一気に読める時間を作り、いざ!

    『パリ警視庁迷宮捜査班』のど変態版か?と始めの頃は思った。有能で個性的なメンバーによる捜査。
    しかし、トップである主人公が規格外の生い立ち、経歴を持ち、泥沼の離婚争議中で、あぁその妻ときたらスーパーエリートで超ど変態…
    鬱屈具合の半端ない人びとがわんさか。

    物語のかなり初期にいきなり、日本の文化である「緊縛」「縄師」という言葉が登場して驚くが、かなりグロいSMの描写が続くので、そちらに嫌悪感を強く持たれる方にはおすすめできない。

    あぁ、まだこんなのは序の口。

    長さに怯んで手にされる方が少ないのかもしれないが、本当に面白い。
    ベタに言うとジェットコースター。目まぐるしく事件が起こり、二転三転四転。
    法廷場面、絵画贋作の世界、フランスからスペイン、イギリス、大陸へと舞台も移動。
    重要人物がかなり後の方で登場。まだまだ先は長い。

    残り100ページまで来て、ぎゃーっ!と叫んでしまう衝撃。
    そして…ラスト。
    超ド級と言わせていただきます。


    でもそこはフレンチミステリ、合う合わないは好みでしょう。


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    2019年11月03日
  • 死者の国

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    パリでストリッパーが連続して殺害される。被害者の下着で縛られ、唇の両端は耳まで切り裂かれていた。担当はコルソ警視。パリで最も優秀だが、強引な捜査を行う男。捜査が行き詰まったとき、昔同様の事件があったことを知る。その犯人はフィリップ・ソビエスキ。強盗殺人で刑務所にいたが、出所してから画家として成功していた。ソビエスキにとって不利な証拠や有利な証拠が出て来て・・・

    長い。果てしなく長い。ポケミス上下二段組で700頁強、定価3千円。しかし、物凄く面白い。

    コルソの無茶苦茶なキャラがいい。ムシャクシャしたから、自分の担当でない銃撃戦に参加したりする。

    ゴヤの絵画が重要な場面で使われているのだけれど、その辺も物凄く巧い。

    一番は、ソビエスキがやったのか、そうではないのか。凄腕の美人弁護士が頑張るのだが、とにかくどんでん返しに次ぐどんでん返しの行き先は、想像だにしないものだった。

    あとそうそう。SMやら変態性交の話が出まくるのでその辺苦手な人には薦められないけれど、大丈夫な人ならぜひオススメしておきたい。


    ※ネタバレ

    弁護士のクローディア・ミュレールが全て仕組んでいた。レイプ魔ソビエスキが犯した女性が産んだのがクローディアや、他の被害者だった。彼に復讐するために、ソビエスキの仕業だと思われるように、彼が描いたゴヤの贋作のモチーフを使って死体に細工をした。ソビエスキに最大限の苦痛を与えるため、事件の担当弁護士になり、一度無罪にしてから後に有罪にしてやろうと計画。しかし彼は獄中で自殺。しかし、同様の事件がまた起こる。被害者はなんとクローディア。ソビエスキは無実だと見せかけての自殺。コルソが彼女の墓に行くと、告白の手紙と、コルソの名が書かれた棺が。実はコルソもソビエスキの子供だとあった。そして、自分のいる「死者の国」でコルソを待っていると。

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    2019年10月31日
  • 死者の国

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    作中のグロいシーンにはなかなか馴染めなかったが、大好きな街が舞台であるという事と、何より勢いのある文章が最後まで読ませてくれた。いつもは犯人を探し探し読むのだが、この作品は複雑な構成すぎて思わぬ黒幕にやられた感が凄かった。

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    2019年10月11日
  • 死者の国

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    グランジェ作品、最高です。『クリムゾン・リバー』は映画しかみてないけれど、『通過者』もめちゃくちゃ面白かったし。どの作品も主人公や出てくるひとが普通じゃなくてそういうのが、人間的。いや、変な人ばっかり出てくるんだけども、これも絶対絶対映画になったらみたいかもと思うくらいに人間関係が複雑で、第三部はじまったら怒濤の展開でめちゃくちゃ読むスピードあがります。ちょっと長いし、本が持ちにくいのが難点ですが。アーナルデュル・インドリダソンとグランジェがワタシの好きなミステリー作家さんやなーとしみじみ思いました。

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    2019年08月30日
  • 死者の国

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     ポケミスの愛称で知られるハヤカワ・ポケット・ミステリだが、年々ポケットという名が似つかわしくない厚手の本が増えている。もともとポケミスは、海外のペーパーバックを真似た洒落たオトナのデザインを身に纏っている。ペーパーバックは、海外ではハードカバーよりは下に見られていて、安い原稿料でノワールやアクションを書いて糊口を凌いでいた三文作家のことはペーパーバック・ライターと呼ばれて一段下に置かれていた時代があったと言う。ところがペーパーバックから多くのエンターテインメントの巨匠や天才が生まれ育つにつれ、世界の読者はペーパーバックこそが、名作の卵であったり雛であったりすること、そして何よりも面白く読めること、大衆小説としてのエンターテインメント性の確立という意味で、文学史に大役を果たしてきたこと等々、評価される部分も今の評価に繋がっている。

     現在でも、日本では、ハヤカワ・ポケミスは翻訳も早く、日本の読者への永くベストなトランスポーターとしてのその役割は、誰もが認めるところとなっている。無論、ポケミスは装丁を真似るだけではなく、ペーパーバックにこだわらぬ良質な作品選びをやって来て、これは現在も続いている。今や古書店で小説という商品価値が事実上ゼロと帰している中、ハヤカワのポケミスだけは値段が付くそうである。そのくらい希少な出版価値、作品への拘りを見せてくれているのがポケミスと言えよう。

     しかし最近は、ポケットに入らないポケミスが増え、ポケット・ミステリではなく、バッグ・ミステリとでも愛称を変えるべきではないかと個人的には思ったりしていると、いうところで、さて話は本題に戻りましょう。そのバッグ・ミスと言いたくなるのが、二段組で760ページ強の、弁当箱のような厚みを誇る本書。ポケミス史上最厚ではないだろうか? そしてその厚みに値する壮大な仕掛けに満ちた大掛かりなミステリであることから、こいつは今年の翻訳ミステリ界の注目を集めるに違いないとも予感させる、いわゆる「大物」なのだ。作者も、フレンチ・ミステリの巨匠である。グランジェの名を聞いても実はピンと来ない人にはあの『クリムゾン・リバー』の原作者であると言うと、おわかりだろうか。

     全盛期の少し忘れかけていた作家というイメージであろうが、邦訳作品が少ないだけで、実は今も世界では30ヶ国で翻訳され作品を世に出し続けている現役作家として活躍を続けているらしいのである。昨夏『通過者』(このミス17位)という実に13年ぶりの邦訳作品がTAC出版から出ているらしいが、ぼくは見逃している。機会があれば是非読んでみたい。

     さて、本作。主人公は、出生不明の孤児から、数奇の運命を経て、現在の上司に拾い上げられ、今はパリ市警の最優秀捜査官として名を馳せているステファン・コルソ。彼の存在自体が、不幸とサバイバルと暴力に育てられた、いわゆるノワールな存在なのである。キャロル・オコンネルのキャシー・マロリーに類似した境遇だが、よりエキセントリックに、状況をぴりぴりに尖らせたようなダーティ・ヒーローと言えば、少し想像しやすいだろうか。

     一歩間違えれば犯罪者の側に回っていたであろうこの警視コルソの超弩級の動物的勘に、圧倒的な行動力を加え、時間軸を揺さぶりつつ、ヨーロッパ中を走り回らせると、この単独捜査が、狂気に満ちたこの連続殺人事件を真相に近づけてゆくことが何とか叶いそうに見えてくる。それ以外のどんな捜査でも不可能だろうと言えるほど、二重三重の間違った皮相に覆われた、とにかく仕掛けだらけの難事件が相手である。そして複雑な主要人物たちの中に犯人像が浮かび上がるかと思えば、さらに想像を絶する仕掛けで裏をかかれる。あるいは裏をかかれたと思えばそれも怪しい。さらなる想像力を掻き立てられつつ、警視コルソとともに読者は暗闇の危険水域へとめくるめく旅を強いられる。

     圧倒的なプロットに、幾重もの想像力と罠に満ちた執筆力との闘いが期待される本書。分厚さに納得のゆくだけの質感を与えられる超大型ミステリである。簡易な言葉で綴られるページターナーでもあるゆえに、冗長さはまず無いのでご安心を。

     推理、アクション、リーガルサスペンス、コンゲーム、サイコ、画家ゴヤとその作品群に纏わる歴史ゴシック、宗教と科学のぶつかり合い。あまりに多くの面白要素で溢れかえるこの作品は、分厚いお弁当箱というには、おそらく煮え滾り過ぎている。ミステリ好きの少年が持つ探求心や冒険心を満足させてくれるおもちゃ箱のような存在と言った方が適切であろうか。

     現在フレンチ・ミステリをリードするピエール・ルメートルに比肩するこのグランジェ。この作家の復活に、心臓がばくばくするほど興奮を覚えつつ、是非最後まで挑んで頂きたいと思うほどの大作登場なのである。

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    2019年06月24日
  • 死の烙印 Ⅱ

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    ネタバレ

    上巻を読み終えた時の期待からはやや失速。
    ナチスを扱った小説はもう充分読んできたのでもう読まないと決めていたのに、好きな作家なので我慢できなかったが、やはり…
    読み応えはありました苦笑
    ナチスでエンタメを書いてしまうフレンチミステリ恐るべし。ドイツから抗議はないんでしょうか。

    奇妙な3人組になんともいえない魅力があって、推理しては外れるたび、その手間のかかり方と、犯人と目された人物の悲惨な末路が忘れ難い。


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    2026年07月14日
  • 死の烙印Ⅰ

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    ネタバレ

    第二次大戦開戦時のベルリン。ゲシュタポの仕業が内部から描かれて、今このタイミングで読むとまさに震撼し、不安が増していく。
    支配者が罪を決め、執行していくのみ。
    後半どうなるのでしょうか。

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    2026年07月12日
  • 死の烙印Ⅰ

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    第二次世界大戦前のベルリン。ヒトラーが台頭しゲシュタポが街を仕切る時代に、上流階級の妻達が凄惨な状態で殺される事件が相次いだ。彼女らは精神科医ジーモンの顧客で大理石の男の夢を見ていた。親衛隊大尉のフランツは上官から秘密裡に犯人をあげる様命じられる。フランツの父が入院している精神病院の院長ミンナはある夜に大理石の仮面の男に襲われ親友が殺される。奇しくも同じ犯人を追う事になった3人は上官には内緒で事件を一から洗い始め、第一次対戦で顔を無くした人物にターゲットを絞る。
    500ページの大作だが、場面転換の速さや3人のそれぞれの生立ちなど、飽きさせない。しかも、怖いのは殺人者でなくて、ゲシュタポの存在。こんなに読んだのにまだ前編?と言う位だが、後編が待ち遠しい。

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    2026年03月17日
  • ブラック・ハンター

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    ネタバレ

    ドラマをフランス語で見ていたがほとんど内容覚えていなかったので、とても面白く読めた。
    この作者の作品はいつも薄暗くてドロドロしているので、気分が落ち込んでいる時には読めない作品だか、没頭してしまう面白さがある。

    ありそうな話で、結末もゾッとした。
    誤った特権階級意識、自分の出自に誇りを持つのは良い事だが、それが人を見下したり自分と人とを比べる尺度になるとおかしくなる。基本人間は平等で、優劣はないはず。でも人の心は弱いから、そんなのでは生きていけず、何かしら人より優れている事を誰かと比較して安心感を得たいもの。人にジャッジされたくない!とか言いながら、人から評価される事は嬉しい。人間はなんと複雑な生き物なのだろう。と言うわけわからない結論に行き着いた。

    フランス警察とドイツ警察が全く相容れないかと思いきや、途中協力するところはなんか嬉しくなった。

    ドイツ語のカタカナ表記が間違っているところがあったのが少し気になった。

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    2025年08月16日
  • ブラック・ハンター

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    この人の本はその風景が想像できるので非常に面白い。登場人物も警察の人間なのに普通っぽい感じの女性が出てきたりして描写もいい。あとは起こる事件が比較的猟奇的な内容なので私好み。

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    2021年03月20日
  • ブラック・ハンター

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    ネタバレ

    スウェーデン人のバランダー、グレーンスときて、フランス人ニエマンスもアラウンド還暦の姿で再登場。
    知力、体力ともにバリバリの頃を思い出して切なくなるが、いずれも作者が齢を重ねていく上当然なことなのだなぁ。読者の方もまた。(引き寄せか?)

    フレンチミステリの屈折具合は馴染みのもので、それが合わない方には気持ち悪いかとは思うが、私はむしろ好きなので楽しめた。
    フレンチミステリがドロドロなのはフランス人だからかと思ったら、今回はドイツ人の大富豪一族が。アルザス地方ならではの複雑さも良い。

    アラ還刑事は体を労わりつつ、節制に努め、体力つけないといけないから大変だわ。

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    2020年10月08日
  • 死者の国

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    中盤にさしかかってからの二転三転によって大いに揺さぶられ、最後まで楽しく読みました。同じ作者の本で未読の物が少しあるので手を伸ばそうと思います。

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    2020年04月05日
  • 死者の国

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    好きな作品かと聞かれたらそうではないかもしれない。だけど間違いなく面白い。読ませる。とにかく読ませる。ちょう分厚いのに読ませる。まだこれだけページが残っている、というのがうれしくなる。リアルさや隙のなさを考えたら色々とあらはあるだろうけど、複雑な事件が起こってその謎がちゃんと紆余曲折を経てきちんと説明されて行くのは満足度が高まる。なんとなくディケンズを思わせるような物語の閉じ方。
    ただ最後のメッセージの文章の時制には違和感を感じた。原文ではどうなんだろう?

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    2019年10月23日
  • 死者の国

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    ちょっと今までに感じた事のない読後感。品が無いとも思うし、好きでもあり嫌いでもあるんが率直な感想かな。

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    2019年09月15日
  • 死者の国

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    700ページ強! バッグの中で重かったぜ…

    パリにて、頰を耳まで切り裂かれ、喉に石を詰められ、下着で縛られたストリッパー連続殺人に始まる第1部。アウトロー刑事が暴力と強引な操作で追い詰めた「犯人」が、第2部で有罪判決を受けて収監されてから、怒濤の展開の第3部という…気の抜けない作り。

    いやー、英米ミステリを読み慣れてると、ヨーロッパ大陸の捜査官たちの行動は破天荒だなあ。ネスボの「ハリー・ホーレ」もだけど、不法侵入から証拠破棄までなんでもあり。そのワイルドさにグイグイ惹きつけられて、ページを繰ってしまうけれども。

    絵画・歴史から日本の緊縛まで、JCの豊富な知識と美学が、背景また道具立てとしてよく生きてる。バイオレンスに満ちていながら、殺伐としすぎないのは、そういった局面のおかげか。主人公の幼い息子への曇りなき愛情は、JCの末っ子へのそれと重なるしね。お人柄だな。
    彼の作品は、最終的には「血」のつながりに行きつくことが多い。「それが目的だったなら、もうひとり、狙われるべき人物がいるじゃん!」と思いつつ、でもそのおかげでラストに希望があるんだよね。

    質量ともに重いけど魅惑的読書体験でした

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    2019年07月10日
  • 死の烙印 Ⅱ

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    感想は1、2あわせてのものです。というか、なぜ上下ではないんだろうか?

    ナチス政権下で女性の惨殺体が発見される連続殺人事件。極端な監視社会でなぜこんなことが起きたのか?そして被害者は妊娠しており、殺害後に胎児を取り出されていたことも明らかに・・・

    前半は手掛かり探しとほぼほぼミスリードに費やされて・・・2巻半ばくらいからようやく真相に迫っていく感じ。そのあたりで初めて提示された手がかりなんかもあったりするのでミステリとしてというよりはサスペンス的な楽しみが主じゃないかな。
    あとナチスドイツだしなあ・・まあ実際に行われた人体実験の話とかもりもりでてくる露悪趣味な展開は十分に予想できた。それでもまあ暗い。史実だからしょうがないけど。
    そして最終的な犯人も大してひどい目に合うことなく・・というのはなあ。どうせフィクションだったらフィクション部くらいは爽快感がほしいところではあった。個人的な好みとしては。

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    2026年08月04日