ソフィーエナフのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ第2弾、カペスタン警視正の元夫に関連する事件勃発。
前作でおなじみのメンバーに新たな加入で、「変な警察官」集団がパワーアップ!
うーん、なんだかみんな仲良しでヨイコになってしまって、ちょっと物足りない。
自分としては、もう少し各人の「隠れた秘密」をにおわしながら付かず離れずのチーム戦だった第1話の方がよかったかも……。
でも、アイロン早がけ世界選手権で盛り上がったり、モンスターカーへ異常な愛情表現をしたり、ゲームアバター作成で犯人のモンタージュ写真を作ったり(それで「犯人」という名前でゲームするし)、潜入したカジノで酔っ払いド下手なゲームをしたりなど、吉本新喜劇風のコメディドラマもあったし、前作からのキャラクターたちの私生活の様子も垣間見えて、それなりに楽しめました。
たぶん、暗く悲惨な北欧ミステリの読後に読んだら、最高の気分転換になったかも……。
第3弾があったらそうしよう。 -
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。パリ司法警察の掃き溜め部署の特別捜査班。今回は、中世からの生き残りと考える精神的に問題を抱えるサン・ロウと前作でほぼレギュラー登場している脚本家の飼い犬ピルーとアル中の飼いネズミ、ラタの1人と2匹が新たなメンバーだ。
彼らは、1か月前に警察官幹部を連続殺人犯として逮捕した。大手柄の筈が警察署内部からは身内を売った班として今まで以上に敬遠された
古い未解決事件専門が何故か今回は発生して2時間の殺人事件に駆り出される。
被害者は、カペスタン警視正の元夫の父親リュフュスだった。
捜査は、カペスタン班・捜査介入部・刑事部の3部署で当たる事となった。
時を同じくして、南フランスでも同様の手口で殺人事件が発生していた。
被害者は、ジャック・メール家具屋の経営者だが会社を利用して資金洗浄を行なっているらしい。また南フランスに来る前はべつの名前だった。
第3の事件が発生した。リヨンで事前に新聞紙上で死亡告知されていた元銀行家ヴェロウスキが絞殺された
リヨンはカペスタンが警察学校で訓練を受けた地だ。第1の事件被害者、元義父もリヨンに居た。
使えない警察官達の捜査により3件の事件の関連性が見えた。20年前にリヨンで起きた銀行強盗。駆けつけた警察官はリュフュスで銀行家はヴェロウスキ、犯人の1人はジャック・メール。
20年経て事件関係者3人が殺された。リュフュスに捕まったラミエールは1か月前に出所している。有力な容疑者で3部署が彼を追い詰めるもある朝公園で銃撃され殺された。
そんな中、特別班のマスコミ通オルシーニの妻と息子が銀行強盗の被害者で亡くなっていた事実が判る。復讐の為に4人を殺害したのか。
元夫の義父であり元警視正だったリュフュスは悪徳警官だったのか、
前作同様に、緩やかに事件捜査が始まる。激しいアクションシーンは無し。銃撃戦も無し。グロい描写も無し。使えない掃き溜めメンバーは結束力だけは立派でボスのカペスタン警視正を信用しチーム一丸となって介入捜査部や刑事部に負けない様、捜査にあたる。
今回の舞台は、南フランスプロバンス、リヨン、パリで景色や食事、ワイン等パリ人らしいゆったりとした雰囲気が感じられる所も前作と変わらず良い感じです。 -
Posted by ブクログ
パリ司法警察署で厄介者ばかりを集めた特別捜査班が組織された。同僚を不幸にさせる疫病神、アル中、スピード狂、ハッカー、脚本家もどき、ギャンブル依存症等、警察官として不適格な集団を一纏めにして蓋をした。
その班長は、精神異常者を逮捕時に誤って射殺し6ヶ月の謹慎をくらったカペスタン警視正。
・厄介者達の掃き溜め特別捜査班
・オフィスも古ぼけたアパート
・扱うのは陳腐な未解決事件
ガラクタの警察官達とガラクタオフィスにガラクタな事件。の筈が、事件資料の中に2件だけ殺人事件が混ざって居りカペスタン率いるガラクタチームは手分けしてこの2つの事件を再捜査する。
今まで警察署で日陰の人生を送ってきた怠惰な警察官達が協力し合い犯人を追い詰めて行き2つの事件に関連性を発見した矢先に20年前のゲナン事件の未亡人が刺殺される。
・20年前の海難事故乗船の船員ゲナン殺害事件
・7年前の老女ソーゼル宅への押込み強盗事件
・現在、ゲナンの妻刺殺事件
偶然に探り当てた2件の殺人事件は関連性が有った事で恣意的に資料が選別された可能性から件の犯人は警察関係者かもと思いはじめる。
舞台はパリ。シテ島やノートルダム寺院、セーヌ川等の観光地の情景が思い浮かび、また街中のブラッスリーでカペスタン以下が散々に飲み食いする描写は仄暗いパリ下町のレストランやブラッスリーのしっとりとしたやさしい雰囲気が伝わってくる。
作中には過激な殺人描写やスリル溢れる追跡劇、拳銃の弾が飛び交う戦場さながらの激しさは全く無く、穏やかに進み出来損ないの警察官達が警察官らしい自分を取り戻して行く姿を微笑ましく見届ける。
本作はシリーズ化されており本国では3作目が出版されています。 -
Posted by ブクログ
カペスタン警視率いる、問題警察官たちの巣窟〈特別班〉の活躍を描くシリーズ第二作。
今回は過去の迷宮入り事件ではなく、起こったばかりの殺人事件の捜査を命じられる。と言っても現場に着いてみればやはり〈刑事部〉や〈捜査介入部(日本で言えば暴力団対策担当と立てこもりやテロ対策の突入隊との合体?)〉に邪魔者扱いされ、捜査資料も古くて役に立たないものしか回してもらえない。
しかし〈特別班〉には優位性がある。何しろ被害者はカペスタンの元夫ポールの父親で元警察官だったのだ。同時に何故起きたばかりの事件が〈特別班〉に回って来たのかも分かった。
同性愛者であることを理由に組織を追われたルブルタンや書いた小説にモデルとして実在の警察官を出し過ぎてしまったロジエール、コンビを組んだ相手が不幸になる死神ことトレズ、元ギャンブル依存症のエヴラールは警察官としては問題ないが、パソコンは駆使出来ても基本や常識が分からないダクスやスピード狂で自分の体より車が大事なレヴィッツ、アルコール依存性に近いメルロは大丈夫なのかと心配になる。
今回はさらに自分を中世の騎士と信じるサン=ロウなる、とんでもないメンバーが加入。
ロジエールが飼い犬と勤務するのにようやく慣れたところ、次はメルロがネズミを連れてきた。やはりカオス。
しかしカペスタン始めメンバーたちの良いところは議論はしても互いの人格や性格や信条、セクシャリティについては否定せず受け入れているところ。
例えば言わなくても分かるだろう当たり前のことすら理解出来ないダクスには一つ一つ注意して付箋に書かせる。レヴィッツが何台車をオシャカにしようと怒らない。メルロの止まらないお喋りは聞き流しても遮りはしない。
何だか学校のような雰囲気だが、そうやってそれぞれが受け入れられているからこそ、それぞれが得意分野で捜査に活躍している。
まさか中世の騎士がこんなに活躍するとは思わなかった。そしてメルロのネズミも。
肝心の事件の方だが、カペスタンの元義父の前にも同一犯人によると思われる事件が起きており、さらに新たな殺人事件も起こる。
元警察官、町の名士、背景不明な男。この三人の共通点を追う中で、カペスタンらは辛い事実を知ると同時に意外な人物が関係していることも知ることになる。
これは前作以上に辛い結末になるのか。
カペスタンの元夫が元コメディアンというのも意外だが、死神トレズの特技も意外だった。しかもその特技の世界大会があるとは。
このシリーズを読んでいると、フランスという国の裏側を改めて知る。権利や自由を主張する国というイメージだが、この作品では同性愛に抵抗があるし性差別もあり、移民や人種に対する侮蔑や差別も日常的なようだ。
〈捜査介入部〉と〈特別班〉との連絡係として〈特別班〉に役立たずな資料しか持って来ないディアマンはやがてその〈捜査介入部〉から弾かれることになる。その理由は正に私たちの知らないフランスの裏側事情による。
日本も外国人を全面的にまたは好意的に受け入れているとは言いがたいが、その理由はフランスの事情とは違うと思う。島国で長いこと外国人に慣れていなかった歴史や銃犯罪が日常的でないことも多いに関係していると思う。私なんて英語で話しかけられても逃げ出すしかない。学校で長いこと英語を勉強したにも関わらず。
〈特別班〉はこのまま肥大していくのか、どこに向かうのかも気になるが、カペスタンが元夫との関係をどうするのかも気になるなぁ。まだずっと先のことになるだろうけど。 -
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フランス版『特捜部Q』と言われると読まないわけにはいかない。フォローしているレビュアーさん方のレビューを読んでさらに気になった。
手にしてみると案外薄い。『特捜部Q』に比べれば三分の二程度か。だがメンバーは『特捜部Q』の倍以上いる。
組んだ相手が次々怪我したり死んだりする通称〈死神〉トレズ、ゲイであるゆえにはじかれたルブルトン、書いた作品がドラマ化されるほど有名作家でもあるが仲間たちを小説に書きすぎたロジエール、アルコール依存症のメルロにギャンブル依存症のエヴラール、タレコミ屋のオルシーニにスピード狂のレヴィッツ、ボクシングのやり過ぎで落ち着きを失ったダクス。
今作登場しただけでも八名だが、出勤してこない掃き溜め警察官たちを合わせると総勢四十名ほどもいるらしい。問題警察官がそんなに?大丈夫か、フランス警察。個性豊かなメンバーとは言え、今後も登場人物が増えていくのかと思うと覚えられるのか不安になる。
こんな特別捜査班を率いるのは武器を持たない犯人を射殺したことで六ヶ月の定職処分を受けたカペルスタン。
新しく発足した特別捜査班リーダーにカペルスタンを任命したのは元上司・ビュロンだが、彼の立ち位置がなかなか読めなくてモヤモヤする。カペルスタンの敵なのか味方なのか、彼女を上手く利用して何かをしようとしているのか、それとも彼女の居場所を作ってあげた心優しい元上司なのか。
お荷物でしかないが切るわけにもいかない掃き溜め警察官たちを閉じ込めるためだけにつくられたと思われた特別捜査班だが、与えられた二つの未解決事件を調べていくうちに別の目的が見えてくる。
ミステリーとしてはこれまた『特捜部Q』と似た構成で、時折挟まれる回想シーンが未解決事件とどう繋がるのか、誰と繋がるのかを中心に展開していく。
ただミステリー要素を追求するというよりは、このダメ烙印を押された警察官たちが様々な障害を乗り越えつつ真実に迫り、特別捜査班には許されない送検まで持っていくのかというところが焦点なのかなと思った。
何しろ特別捜査班には殺人事件の現場に入る資格もないし、当時の詳しい捜査資料も見せてもらえない。当時捜査した警察官に話を聞こうとしても相手にされない。捜査車両は窓も閉められないおんぼろ車、サイレンもない。まさにないない尽くしなのだ。
だがそこはさすがはみ出し者軍団、自由奔放さも半端ない。
職場として与えられた古いアパルトマンのフロアをどんどん改装し家具も持ち込み、無いものはあるもので代用し、清掃車を魔改造した特別車両で容疑者を追いかけ、各自得意分野や自前のネットワークを駆使して自分たちの環境を改善し捜査に取り組んでいく。
追い詰められた者ほど強いというが、はみ出し者軍団のチームプレーを楽しめる。ダメ烙印を押された者にも人より優れたところはあるし、そこを上手く引き出して補い合って助け合えれば良いチームになりそうだ。そこはカペルスタンのリーダーとしての腕の見せ所だろう。
フランスでは警察官の副業は許されているんだな、とかアメリカの警察物と同じく昼間から飲んだりパーティーしたりして良いんだ、とか色々発見する一方、事実婚が正式な婚姻と同じ権利を認められるほど自由恋愛の国というイメージのフランスで同性愛についてはいまだ狭量なのかという現実は興味深い。
すでに第二作も出ているようなので、この特別捜査班が更に活躍するのか、どんな方向性に進むのか、そのうちに読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ組織の奇人、変人、問題児ばかりを集めた体の良いお荷物置き場特別捜査班。
とある捜査の過程で容疑者を射殺したことを過度の防衛行為として扱われ処分されたエリート女性警察官カペスタンはこの組織の責任者を任されることに。
問題児達の過去を受け入れキラリと光る一芸をうまく利用しながら未解決事件の再調査に乗り出す。
フランス版特捜部Qと名打たれるようにあるあるの警察物の設定、展開のシリーズもの。
第1作目だけあって登場人物のキャラを説明するのに多くのページが割かれ土台づくりをしている印象。
おもしろくないわけではないが、特捜部Qにはアサドという強烈なキャラがいるのが特徴的だがこのシリーズでは何がリーダビリティを示していくのかが未知数だった。 -
購入済み
映像化を狙っているのかなー
海外ドラマのノベライズを読んでいる感がどうしても拭えない
これに音楽と映像を付けて出せばいい感じでしょ!どう?みたいな
ミステリーの批評サイトで高評価だったので読みました
この話が気に入った人には申し訳ないですが、正直ガッカリでした
捜査側のあれこれや、犯人側の事情を見せるのでも、もうちょっと何とかならないのかー…全然感情移入できないぞー…うまく言葉に出来ませんが、私は連続ドラマの一話目を見せられているようで、はっきり言って面白くなかったです
あと、私は犬好きですがここに出てくる犬は御免ですね、ちゃんと躾ましょうね