ソフィーエナフのレビュー一覧

  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    特捜部Qは動画しか見た事ないが、好きなジャンルだったため思わず手に取って読み始めた作品。特捜部Qとは違ったコメディ系のミステリー。
    捜査班のみんなが何かしら問題ありで個性的なのがまた良い。役立たずそうで役立つ。そんな流れがスムーズで夢中になって読んでしまった。
    最後まで犯人、動機が分からず、それもまたミステリー好きには新鮮な作品。
    第二弾も是非とも読もうと思った。

    変な部署に飛ばされても、腐らずそこでの最善を尽くす事が大事!と何気に日々頑張る力も与えてくれた作品。

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    2022年09月18日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

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    もう増えるの?w

    個性豊かな特別班の面々に早くも新たなメンバーが加わります
    もちろん既存メンバーに負けない個性を持っています

    2作目にしてメンバーが同僚から仲間になっているのが凄い伝わってきてなんだか嬉しくなっちゃいます

    また巻末の解説にも言及がありますがこの作品の 魅力はなんといっても否定されない気持ち良さです

    様々な個性が警察という組織の中で否定され続け疎外されてきた特別班のメンバーたちもここでは否定されずにそのままの個性を活かし持っている能力を最大限に発揮して活躍します
    そしてそれはリーダーの主人公カペスタンが自然体で受け止め、受け入れ、信頼して任せてくれるからに他ならないのです

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    2022年05月19日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    発砲事件により出世の道を閉ざされた停職中の警視正アンヌ・カペスタンをリーダーとする特別班

    集められたメンバーは
    因縁浅からぬカタブツで警察内の差別に苦しむルブルトン警視
    脚本家として大成功をおさめた大金持ちのロジェール警部
    相棒となった者が次々と事故にあい“死神“と呼ばれるようになり人嫌いを装うトレズ警部補
    アルコール依存症でおしゃべりなサボり屋“鉛筆おじさん“ことメルロ警部
    ヴァイオリンの教師から転職した警察官の汚職を暴き続ける垂れ込み屋オルシーニ警部
    ギャンブル依存症のブロンド娘エヴラール警部補
    パンチドランカーの元ボクサーで元凄腕のサイバー犯罪捜査官ダクス警部補
    スピード狂で警察車両を

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    2022年05月06日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

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    「パリ警視庁迷宮捜査班」シリーズ2作目。
    カぺスタン警視率いる、はみ出し者ばかりの特別班が活躍します。

    アンヌ・カぺスタンは、優秀な刑事だがある事件の過剰防衛で休職、復帰後に新たな特別班を任されました。
    迷宮入りした過去の事件を再捜査するのが専門ですが、今回は起きたばかりの事件の捜査にも加わることに。
    なぜなら、被害者がカぺスタンの元夫の父親だったから。

    元夫ポールは人気に陰りが見えているコメディアン、その父親というのは警視でした。
    とはいえ、他の部署が資料をほぼ独占、特別班にはわずかな情報しか回ってきません。
    カぺスタンは元夫に会うのも嫌だったのですが…
    この気持ちが当初は暗く描かれてい

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    2022年04月14日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    「パリ警視庁迷宮捜査班」1作目にして、作者のデビュー作。
    落ちこぼれ警官が集められ、迷宮入り事件を捜査することに。
    これが面白くて~大歓迎!

    アンヌ・カぺスタンは、パリ司法警察の警視正。
    30代半ばにして出世しているエリートだったが、犯人を射殺した件が過剰防衛とみなされ、半年間の停職になっていました。
    局長のビュロンに呼び出され、特別班のリーダーに任命されます。
    ところが、職場は警察署内ですらない古ぼけたアパート、捜査員はまだ停職中だったり何かと問題がある人間の寄せ集め。

    有能そうなのは、ルブルトンぐらい?
    彼はカぺスタンの処分を担当した堅物で、体格のいいハンサムだが、ゲイであることをカミ

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    2021年06月19日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

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    今回カペスタン率いる特別捜査班が捜査に呼ばれたのは、被害者が彼女の元夫の父だったから。しかし当然ながら彼らに普通に資料や情報が回ってくるわけもない。それでも彼らは自分の得意分野を活かして動く。少々躓くのは予定の範囲。彼らがお互いをその特技や問題点ごと認めあっているのが伝わってきて本当に好もしい。班には新メンバーも加わり、それぞれの背景も描かれる。特にクリスマスイブの日の各々の過ごし方は微笑んでしまうほどとても良かった。…内容を書く場所がなくなった…とにかく楽しんだので一作目をお好きな方は安心してどうぞ♪

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    2020年11月13日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    なぜか憎めいない、個性豊かな登場人物に、いつの間にか親近感を覚えて・・・
    後半は、早く事件の真相を知りたいような、痛快なやりとりをずっと読み終わりたくないような、そういう気分になる作品でした。

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    2020年04月16日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    フランス版SROシリーズと言う感じのミステリー。パリの街中も堪能できるし軽いけど確かな読み応えを感じた。兎に角続編が待たれてやまない。

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    2019年10月12日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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     まさに手作りの警察チームがパリに誕生する。セーヌ川中州シテ島の司法警察局ではなく、古びたアパルトマンの最上階に。ヒロインは、発砲事件で進退を危ぶまれた挙句、半年間の停職処分と離婚の後、警察署の掃き溜めの任命されたリーダーのアンヌ・カペスタン。パリ警察の問題児ばかりをここに集めて世界から隠したい。それがパリ警察の狙い。カペスタンは明確にそう言われる。取り組むのは迷宮入り事件のみだ、とも。未解決事件の段ボール箱が積まれた古く黴臭い部屋。

     対象警官は40名だが、ほとんどの者は停職中だから、勝手に集まってくる人間だけで遊ぶなり働くなり、勝手にやってくれ、という指示である。事件の解決など、はなから

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    2019年05月12日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    パリオリンピックも始まるので、現代のパリを舞台にしたミステリーもいいかなと思い読む。

    帯にはコミカルサスペンスと謳ってあるが、タッチは軽いものの、そこまでコミカルではなく、むしろ一癖も二癖もあり、警察組織の中で落ちこぼれた面々の再生物語としての側面が強調されていたように思う。

    解明される事件の中身もズッシリしたもので中々衝撃的な結末を迎える。そもそもの事件の動機が少し弱く感じるがミステリーとしても楽しめた。

    二作目が出版されているようなので読んでみたい。

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    2024年07月27日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    フランスの作家ソフィー・エナフの長篇ミステリ作品『パリ警視庁迷宮捜査班(原題:Poulets grilles)』を読みました。
    ジャン=ジャック・フィシュテルに続き、フランスの作家の作品です。

    -----story-------------
    フランスの『特捜部Q』!  スリリングで愉快な警察小説、開幕
    フランスで15万部突破! 「コスモポリタン」名物ライターがおくる、スリルと笑い満載の傑作!

    喧嘩っ早い性格がたたって停職処分を食らった警視正、アンヌ・カペスタン。
    復帰後の仕事として、新しく結成される未解決事件捜査班を率いることを命じられる。
    ところが、集まったのは、大酒飲み、ギャンブル好き

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    2023年07月21日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    ネタバレ

    ソフィーエナフの迷宮捜査班シリーズ第1作。
    裏表紙のあらすじにも書いてあるとおり、特捜部Qのフランス版、チーム版。

    高確率で相棒が負傷する死神や、兼業作家、ギャンブル狂、アル中など、問題児ばかりを集めた特別班が未解決事件に挑む。
    筋としては20年前の船乗りの殺害と、七年前の老婦人殺害。バラバラな二つの事件を追いかける二つの班が、どこで合流するか。間に入る一見無関係そうな話は何なのか。軽快なストーリーと問題児のキャラのおかげで楽しくサクサク読めた。

    ミステリ要素は薄めで、オチは結構アンフェアな感じもしたけど。爽やかな読後は良かった。
    死神のトレズ刑事が異常に警戒されていて面白い笑

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    2023年03月05日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    内容はシンプルだけどボリューミーだった。

    中盤で物語が追いにくくなるのはなんでだろう、、
    (洋書にありがち笑)

    でも最後は真相がはっきりしたので面白かった。

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    2022年08月21日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    「落ちこぼれ刑事たちのアベンジャーズごっこ」

    主役は一見クールビューティ、実は「ブチ切れ」してエリート街道を脱落した30代後半の女性警視正。

    メンバーは「死神」「クールなゲイ」「ドラマの脚本家」「アル中」「ギャンブル狂」「スピード狂」「マスコミ通」「パンチドランカーの元サイバー担当」など今回登場者のほか、登録だけでも40名の大所帯。
    これまでどこの部署でも嫌われてきたリストラ寸前のメンバーが、持ち味を発揮して活躍するという……もうこれだけで面白そう。

    相方が必ず不幸になるという「死神」の伝説を知っている被疑者とわざとふたりきりきりにして尋問したり、「ビスケット三枚早食い」で盛り上がったり

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    2021年04月13日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

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     昨年の第一作『パリ警視庁迷宮捜査班』には度肝を抜かれた。個性豊かな困りもの警察官たちがひとところに集められ、世間の眼から隠されるというパリ警視庁の目論見と、それに反して活躍し団結してしまうへんてこなメンバーたちという構図が、ある種典型的でありながら、やはり嬉しいシリーズの登場作であった。

     本作は期待のシリーズ第二作。本書では前作登場のメンバー9人に加え、2人のメンバーが順次加わってゆく。さらに前作登場の犬に加えネズミ君も登場して、しっかりコミカル面を演出してくれる。そして難事件への、バリエーション豊かなアプローチと、何よりもクリスマス・ミステリーとしても明るく暖かく楽しめてしまう。

     

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    2021年01月07日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    停職復帰後のカぺスタン警視正が率いることになったのは、新しく結成される未解決事件捜査班。アルコール依存症、ギャンブル狂、スピード狂、作家、「死神」…実体は厄介者を集めた形だけの捜査班である。しかし彼らはただの厄介者ではなかった。それらを武器にし、元々持っていた能力を駆使していくつかの未解決事件に挑む。彼らはなんて個性的で魅力的なのか。時折はさまるドタバタ劇と犬のピルーの可愛さにくすっと笑いながらするすると読み進んだ…その先で、思わずoh!と声が出た。想像以上に綺麗なミステリで面白かった。次作も楽しみだ。

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    2020年10月22日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

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    ネタバレ

    自らを銃士と名乗る濃い新メンバーが加わるところから始まる今巻。
    そこへ入ったのは一人の警視正が手錠をかけられ、暴行を受けて、特注の標識の下で撃ち殺されていたという知らせ。
    それはアンヌの別れた夫の父親だった。
    そこからはじまる、特別班と刑事局、捜査介入部との捜査争い。
    新たなメンバーを迎えた彼等は犯人を求めて、活動を始める。

    今回も面白かった(^^)
    クリスマス季節ということで、みんなのクリスマス風景も良かった。

    次の新刊も楽しみです♪

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    2020年10月10日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    アンヌ・カぺスタンはパリ司法警察警視正。同期の中では一番の出世頭だったが、逮捕時に犯人を射殺したことが過剰防衛と見なされ、六カ月の停職処分を受けた。降格、左遷が妥当な線だが、警察局長のビュロンはカベスタンを新設された捜査班の班長にした。その班というのが、アル中やら賭博依存症、誰も組みたがらない不運をもたらす刑事、といった問題のある連中ばかり。放り出したいのはやまやまだがそうもいかないので、警察本部から隔離しておく、いわば不用品を放り込むための物置だ。

    鼻つまみばかりを集めた集団が、それぞれの隠された能力を発揮し、周囲を驚かす大活躍をする。よくある設定だ。捜査権を持たない特捜班が扱うのは、警察

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    2019年12月19日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    パリ警視庁の厄介者たちで新たに結成された未解決事件捜査班。大酒飲み、ギャンブル好き、売れっ子小説家(兼警部)などくせの強いメンバーたちは、二十年前と八年前に起きた二つの未解決殺人事件の捜査を始めるが…
    捜査班のメンバーがみんなすごくキャラが立っているのが楽しい。特に組んだ相手が次々と不幸な目にあう通称「死神」が捜査班に入って変わってゆく様子がよかった。
    それにしても職場でパスタをゆでて食べたりとか、捜査中でも美味しいもの食べたりしっかり休憩をとるところがフランスなのかなと羨ましい。
    「特捜部Q」よりライトな感じだが、こちらの方が好み。
    ぜひ続編も訳してもらいたい。

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    2019年08月04日
  • パリ警視庁迷宮捜査班

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    未解決事件を再捜査するお話はどこの国のでも面白い。
    窓際部署に追いやられた警察官たちだけど
    決して無能ではなかった(一部除外) そしてキャラが濃い(笑)
    次第にチームとしてまとまっていく様子は読んでいて楽しかった!

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    2019年07月04日