市原真のレビュー一覧

  • どこからが病気なの?

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    ちくまプリマー新書らしい、理解しやすい語り口で「病気」に対するとらえ方を教えてくれる本。この本はあくまで入り口で、ここから自分の気になる病気について興味を深めるためのウォーミングアップになる本として用意されているように思えた。これを機に、心理学の本をもう少し漁ってみよう。

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    2020年04月14日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    とっつきにくいイメージのある医療について噛み砕いて書いてある一冊。
    普段医者がどんなことを考えて働いているかとか医者でもけっこう病気にかかったりするよとか、普段ブラックボックスになっている部分が書かれていて医者が身近に感じられました。
    病気や治療について群像劇になぞらえて説明してくれるのは理解の助けになりました。

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    2020年04月12日
  • どこからが病気なの?

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    すっきりとして、わかりやすかったです。

    知性は恐怖を飼い慣らす手綱。
    おそろしさとどうつきあっていけばよいか、考えることはできる。

    まったくその通りだと、今だからなお、思います。

    病気と病気でないことの違い、もおもしろかったです。

    日頃の医療についての小さな疑問がほぐされて整理される一冊でした。

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    2020年03月05日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    病院とは…なんだか冷たくてこわいところ? 現役病理医ヤンデル先生による、「病気になるのが不安」「病院に行くのは苦手」なすべての人に贈る医療エッセイ。

    ふむふむ。読みやすく良い。
    帯の話はいらん。(アンチ糸井重里です。)

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    2019年12月02日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    ネタバレ

     タイトルに偽りなし、これほどちゃんとタイトルと内容が一致している本も珍しい。著者が、編集者から与えられたお題に沿ってエッセイを書こうと奮闘する、思考のさまよいを素直につづった「ひとりごと」である。

    「ひとりごと」であるために、この本はいわゆる学びや気付きを得る本ではない。なので、医療に関する色々な知識を得たいという前向きな気分で読むべき本ではない。とはいえ、そういった要素が皆無という訳ではないから、たとえばがんとはどういう病気なのかという大づかみの知識を得たり、医師という職業にまつわる色々な誤解を解いたり、という読み方は一応できる。たとえば「医者は金遣いが荒い」という、非医療者からの先入観

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    2019年11月27日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    「イケメンはブサイクを再現できない」
    という断言を拾い読みで目撃。
    「!?…ひどいな。でも気になる」

    札幌厚生病院のDr.なんですね。
    年齢が近いこと、糸井さん推しなことも
    相まって、一気読み。 ・
    自身の圧倒的な人間体験について書かれていたり、医者は外車に乗ってないとやいのやいの言われる。とか、身近なトピックが多くとても読みやすいです。 ・
    良い医者の条件として「医療者が患者の話をじっくり聞き、1番合っている医療方針を一緒に考えてくれること」とあり、わたしはそんなDr.のお世話になれていることに、ホッとひと安心したのでした。

    痛快なエッセイです。

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    2019年06月27日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    ネタバレ

    いやいや、町医者でもパソコン画面見ていてこっち見ない奴のほうが多いから。とはいえ、うまく説明している。

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    2019年06月12日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    近所の本屋さん(大手とまではいかない)に、普通に陳列されていてちょっとビックリ。かくいう自分は、東京に行ったとき、超大型店で平積みされているのを見かけ、手に取った次第。現場はそれ以上だったんだろうけど、とりあえずウサギの耳のくだりで気持ちがドン引いて、そこからしばらく入り込めないってのはあった。でも読後、総じて納得できている自分がいて、何だかんだ満足は得られたのでした。トンデモ本に対抗する彼なりの手段とかも開陳されていて、それがひとつの突破口になれば、っていう期待もあるしね。執筆ペースも結構早そうだし、これからも要注目。

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    2019年05月20日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    福祉の専門職の立場から読みました。特に、

    学会・研究会の意味、
    病院や医師の選び方、
    「伝える」にはどうしたらいいか、

    等の部分が心に響きました。
    自分の立場でも共通するものはあり、
    業界は違えど苦労する部分の重なりはあるなあと思いました。

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    2019年04月29日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    病気になった時、「医者は神ではない」という当たり前の事実を教えてくれた。
    癌と言われたら、「はい、終了」ではない事も教えてくれた。
    患者には患者のリテラシーが必要ということを肝に命じて病院に行きたい。

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    2019年03月24日
  • どこからが病気なの?

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    プリマー新書だから、良識ある大人は知ってるはずの内容。
    個人的には、Q助と、巻末の図書紹介がいちばん役に立つ気がする。

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    2022年10月21日
  • どこからが病気なの?

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    医療って素人が踏み入れない聖域みたいなイメージあったけど、変わった。人体は複雑系、時間経過は重要。ふむふむと、珍しく実学をすんなり読めた。満足。

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    2022年01月03日
  • どこからが病気なの?

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    雑談のように、病気になるとはどういうことかを語ってくれる。話し言葉のような文章なので好みは分かれるかも知れないが、平易に楽しく読み進めるうちに、気がつけば病気に対する客観的な見方へ促してくれる。

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    2021年01月12日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    病気やがんは他人事だと思っている健康な人は、どうぞ読んで準備をしてください。
    病気と治療にまつわるエトセトラが、医師視点でナラティブに、とてもゆるく紡がれている。
    このゆるい語り口に騙されるなかれ。
    患者が気づくべきエッセンスが裏にびっしり隠されている本だから。

    私自身は昨年がんが見つかり、まさに文中に出てくるメディカルシアターで群像劇を必死で演じている最中。
    仲間の演者(医師・看護師)に感謝しつつ、幕を下すまで演じ切ってやろうじゃないの。

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    2020年10月11日
  • どこからが病気なの?

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    親しみやすい文体と、万人にも分かりやすい例えを使って誠実に診断というものの説明をしてくれている本だった。

    私は病気と正常の定義を作った人たちがどこに基準を持ってたのかが知りたくて読み始めたから少し元々の知りたかった事とは違ったかもしれない。
    診断するときに、どこでお医者さんは分けてるの?っていう疑問には答えてくれるような本だった。

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    2020年05月05日
  • どこからが病気なの?

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    ネタバレ

     病理医ヤンデル先生(由来については本文中で解説してくれている)が、病気とはどんな状態なのか、どこからが病気なのか、それは誰が、どのようにして決めるのかなどを素人向けに解説している。
     SNSで活動しているためか、人の体と免疫系を、国家とその防衛を行う軍隊に例えたりして、医学に全く触れたことのない人向けに、にもわかりやすく例えてくれている。
     それから、冒頭の医療は科学的な知識(医学)だけでは駄目で、人を治療するために、患者の聞きたいことに答えなくてはならない、という医者の心得は大変参考になった。医は仁術なり、という言葉を思い出した。しかし、思いやりだけで治るわけではなく、仁術以外にも知識も必

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    2020年03月23日
  • どこからが病気なの?

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    病んでるのか? 元気なのか? 「病理医ヤンデル」として情報発信する著者が、「病気とはなんなのか」から、病気や人体が複雑系と呼ばれる多因子の集合体であること、さまざまな病態、病気と気持ちの関係までを解説する。

    分かったような分からないような・・・。

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    2020年03月18日
  • 病理医ヤンデルのおおまじめなひとりごと~常識をくつがえす“病院・医者・医療”のリアルな話

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    読んだ。
    著者の人の良さが伝わってきた感じ。

    本の趣旨とはずれているが、思ったことを書く。
    優しさについて。
    私は医学生だが、医学を学ぶと同時に普通に大学生活を送っている。(あたりまえだけど)
    その中で友人と衝突し、全く分かり合えない価値観と遭遇して戸惑った。
    その結果距離を置いた。嫌われたのかもしれない。
    でも私は、わからない友人のことをわからないままで好きでい続けるし、そのまま友人に対して優しくありたい、と思った。

    この本を読んで思ったのは、それは一生続くのだ。
    人に優しくするのが私の将来の仕事だ。
    相手のことがわけわからないと思うこともあるのだろう。
    それでもなんだろうと優しくあるの

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    2019年07月27日