路那のレビュー一覧
-
購入済み
なろう良質ハイファンタジー
タイトルは聞いたことあったのですが
コミカライズが初見でした(2巻読了後、web版原作も一通り履修)
1-2巻は無名編ということで導入部ですね
ここだけでも良くまとまっているし画力も高いです
特に狂鬼(作中に登場する絶対的な敵対生物)のデザインがしっかりしていて
今後も期待できそうです
絶版になった書籍版表紙に比べるとキャラデザが幼い(というか低身長)な感じですが
殆どのキャラに欠点や妙な癖があるのでこれはこれで良い気がします -
Posted by ブクログ
ディンティカータの暗躍によって失敗する可能性もあった大蛇様の葬儀
けれど、アルピの尽力だけでなく、ザーリシオの閃き、ペレナイの献身によってどうにか成功できたようで
ただ、精霊人が葬儀の邪魔をするという有ってはならない事態だからこそ、その対処への結果の差が目立ってくる
片足を失いつつ葬儀の手伝いをしたザーリシオの惨状は判りやすい。対して無傷で凌いだペレナイの存在はどうしても浮いてしまう。正体を明かさずに居られない
そして明かしてしまえばペレナイへの疑いが生まれてしまう
だからペレナイは自身の無実を訴える為に出自を話さなければならないのだけど、これは一方でアルピとの絆を再確認するものにもなるわ -
Posted by ブクログ
第1巻を読んでアルピの苦しさに寄り添う人間が現れて 欲しいと思ってしまった自分だけど、この第2巻で現れたのは寄り添いつつもアルピに葬儀師としての道を示す力強い少女だったね
第1巻の時点で自分の身を顧みない危険な葬儀を繰り返していてたアルピ。自分にはそれがプロとしての矜持に見えていたけど、一方でそれは依頼する側からしたら不安感を覚える姿だったようで
そういった意味ではスマートに葬儀を執り行うセルセラの方が依頼する側としては信頼できるのだろうな。
こうなってくるとアルピは自分の矜持を他人に押し付けているように見えてしまう。それもその筈でアルピがセルセラに明かしたようにアルピが信念として掲げている -
Posted by ブクログ
精霊が大地や人々に恵みを齎しくれる世界。一方で精霊は死んだ時に周囲に甚大な呪いを振りまく存在でもある
恵と害を齎す存在との付き合いと考えればどこか現代社会とも通じる部分があるのではないかと思えてしまうテーマ性
けれど、本作にて主人公のアルピが関わるのはあくまでも精霊の葬儀に限定しているというのは一風変わった設定なのかも
精霊の死は周囲に被害を齎しこれまで恩恵を被っていて村を廃村にまで追い込む可能性を持つもの
だから誰かが対処しなければならないのだけど、葬儀が出来る人間が限られているというのは何とも歯がゆいね
葬儀師であれば事態を解決してくれると期待できる。一方で葬儀師に任せるしかないから葬儀 -
Posted by ブクログ
本作において、私達が知る合同葬とは異なる意味で使われた合同葬儀。呪いが大規模だと葬儀師一人だけでなく複数で対処することも有るのかと驚かされると共に、それだけの規模の呪いが存在する世界にも驚かされたり
一方であれだけ大規模な自然災害と言える現象に対して葬儀師だけで対処できるのかと疑問に思ってしまうが
今回は多数の葬儀師が登場したことで改めて葬儀師の在り様に目を向けることが出来たかな
以前も経験によって葬儀師としての在り様を定めたセルセラが居たけど、今回登場した葬儀師は豪快なバンディヤや三つ子のティカ達、女好きのザーリシオと個性は豊か
この内で葬儀師になった経緯が語られたのはザーリシオだけだけど