宇津江広祐のレビュー一覧
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なかなかどうして
最新巻まで読みました。タイトル、導入からして投げっぱなしのお話かと思いきや、シナリオ、人物、話のテンポと、綿密に計算されていることを感じさせます。今後の展開にも期待。
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長所と短所
長所と短所のある作品と感じた。
まず、小説っぽい構成はマンガとしては新鮮味がある。
それぞれのパートで主人公が変わり、それが最終的に元々の主人公の話に収束していく…という手法で、小説ではよくあるパターン。
その他、推理小説や小説家の話が出てくるなど、作者は小説好きなんだろうなと思う。
この構成と、淡々とした語り口は味があって良い。
ストーリー自体も、街の小さな話の寄せ集めでありつつも壮大であり、むやみにバトルなどが出てこない点もいい感じ。
この辺りもマンガより小説寄りかな。
一方、絵はかなりヘタ。
ゲッサン連載という事でまだキャリアが浅く仕方ない面はあるのかもしれないけれど。
人物画の正 -
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更に新たな仲間?が
2巻でも、また鬱屈した内面を持った若い男女が出てきて、どうやら1巻の人物につながっていきそうです。医師になって欲しいという親の期待、どうでしょうかね。
森であるものを見つけた少女との接点が出てきて、本体とレプリカの区別があやふやにもなっていくのでしょうか。
やはり2作目の、この作品の方が良くなっているっぽいです。 -
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鬱屈した登場人物たち
怪物と化した本人もそうですし、彼のメモをSNSに投稿した知人、あと選ばれたらしい高校生の男女もそうですが、内面の描写に重きが置かれていて、作者、どちらかというとそういうのを描きたかったような。
なのでお話そのものはあえてありきたりにしているようにも感じますね。
続きはサンデーうぇぶりで読んでみるかも知れません。ある種のメタフィクションっぽかったです。 -
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先が読みにくい展開でしたが
コールセンター勤務の34歳の成人男性と、妙な夢を繰り返し見る高校生の男子2人のエピソードが交互に出てきて、最初は分かりにくいんですが巻末くらいに一定、全貌の一端が見えてきます。
諸星大二郎氏の「生物都市」を彷彿とさせるようですが、正直あそこまでではないかな?
夢に出てきた女の子も合流します。SNSがメインのメディアみたいになっている作品世界は今時っぽいです。