マシマサキのレビュー一覧

  • 姫騎士様のヒモ

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    ネタバレ

    悪事が蔓延る街。描写の際の言葉遣いの悪さ。太陽神への罵倒の数々。そのどれもが正義なんて存在しない、残酷な世界観を表している。読んでいて引き込まれた。

    「君は悪くない」というマシューの言葉は、相手に言っているように見えて、実は罪悪感を押し殺すために、マシューが自分に言い聞かせているような気がしてならない。

    アルウィンがマシューをヒモにしたいと言ったのは、自分が道を踏み外しそうになった時に手綱を絶対に離さないでいて欲しいからなのかな。

    太陽の下でないと元々の力が出ないって、かなりの痛手だと思う。目立つのが嫌で実力を隠しているなんてレベルではないから、アルウィンの願いを直接支えることもできない

    1
    2023年06月20日
  • 姫騎士様のヒモ4

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    アルウィンマジかっけぇ。
    何故か建国祭に浮かれたムードの街。背後で暗躍する勢力から街を守るため、アルウィンとマシューが駆け回る。アルウィンの成長が光る本巻。デズ、セシリア、ベアトリス、ニコラス等の仲間たちとの共闘シーンもとても良き。とても面白かったです。
    特に良かったのは、アルウィンの元王族として自身の矜持を守るため、無理やり『異端者』として進化するシーン。そこから繰り広げられるマシューとの共闘が特に良かった。王都との関係性や受難者の位置付け、アルウィンが今後どうなるかなど、引き続き楽しみです。

    0
    2023年04月15日
  • 姫騎士様のヒモ3

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    マシューのアルウィンに対する狂気的な愛のお話。
    マシューが「比較的」まともに戦うバトルシーンが多く、今まで以上にマシューがカッコ良かった。
    前巻までよりノワール分は薄いですが、その分ファンタジー色が付いた、相変わらず口汚い表現を楽しめる面白い作品でした。
    なんやかんやで、お互い信頼している感が満載のマシューとデズの共闘も良き。
    デズの手に入れた剣や、最後の引きなど、太陽神の狙いについては謎が深まるばかりで、伝道師の意図含めて今後の展開が引き続き楽しみです。
    ちょっと、誤字が多い気がしたのはご愛嬌でしょうか。

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    2022年11月19日
  • 姫騎士様のヒモ2

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    自身の行動を背景に溜まっていくツケを、マシューが口八丁手八丁で誤魔化しつつ、姫騎士様を守るために奔走するお話。
    今巻も良かったです。前巻よりは、明るめエピソードが多かったかな?
    前巻読んで、面白かったけどこの展開はちょっと、、、な人も、今巻は大丈夫なので是非。
    個人的には「なすび」ネタが面白かったです。本筋に関係ない割に、しっかり落ちをつけれくれるという。
    ストーリー全体としては、次に向けた助走みたいな印象でしたが、3巻発売も既に決まっているようで、楽しみにしています。

    0
    2022年09月04日
  • 姫騎士様のヒモ

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    ネタバレ

    電撃文庫史上、最低な主人公と聞いて。
    久々に電撃文庫買いましたが、面白かった!
    ダークヒーローと言うには下半身ゆるゆるで下衆い。
    姫騎士のヒモやってますし。
    一応面倒見いいところもあるのに、子供に腕相撲で負けるほど弱い。
    と見せかけて、作中何人も人を殺しているヤバいやつ。
    本当にびっくりするほど弱いのに、さくっと殺しちゃうので驚いた。
    勿論、普通の人ではなく、過去に名を馳せた人ではあるのだけれども。
    でも、今は諸事情で弱体化しちゃっているので、あの暴力的な街でよく生きてきたなと感心するほど。

    特に終盤に彼が目的のために殺さざるを得なかった存在には非常に驚かされた。
    え、その人まで殺しちゃうの

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    2022年03月07日
  • 姫騎士様のヒモ

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    マシューカッコ良い
    ここで終わっても綺麗なのになって所で終わらず黒さを出してくるのでとても引き込まれる話
    2巻が楽しみ

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    2022年02月20日
  • 姫騎士様のヒモ

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    迷宮に潜るヒロインを地上で主人公が待つという、通常と逆の視点の作品。
    主人公が「ヒモ」としての信念を持ち、如何なる事も躊躇なく進める様が描かれる。
    終始暗い展開であり、一部(特に一か所)受け入れにくい展開もある。
    しかし、今までに無い読後感を味わえる作品であった。この点、新しい雰囲気を重視する電撃文庫大賞作品らしいと感じた。

    0
    2022年02月13日
  • 姫騎士様のヒモ

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    想像の100倍くらい重いダークファンタジーという感じでした。

    残酷な描写も多々ありますが、その分人間味が溢れた作品になっていると思います。

    ただ、世界観や主人公の性格的に人を選ぶ作品ではあると思います。
    私はドハマりしてしまったので、次巻が今からとても楽しみです。

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    2022年02月11日
  • 姫騎士様のヒモ【分冊版】 2

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ヒモ男、通り魔に狙われたのかと思いきや、明確に個人に対しての殺意を持たれているようで
    家まで付けられて…しかも心当たりがありすぎるとは…

    #ドキドキハラハラ #ダーク #笑える

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    2024年08月08日
  • 姫騎士様のヒモ【分冊版】 1

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    タイトルの見開きページからもう構図が酷い…!
    姫騎士様から貰った金で娼館行くクズ男すぎますが、何か裏があるのでしょうか…

    #ドキドキハラハラ #笑える #ドロドロ

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    2024年08月08日
  • 名探偵は推理で殺す 依頼.1 大罪人バトルロイヤルに潜入せよ

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     ライトノベルのミステリは当たり外れが大きいが見かけるとどうしても手が出てしまう。
     なので買ったけど積んでいた。
     完璧探偵が罪を背負って異世界へ行き、多種多様な世界の罪人たちと命がけのバトルをする。
     世界構造上、罪人の秘した罪を暴けば…能力の源を看破すれば、異能が暴走して術者に還るので勝利する…つまり、推理で殺す。
     勿論、物理的にも殺せるし、魔法や異能でも殺せる世界。
     「罪」の定義が曖昧な気はしたが、それ以外はロジックととバトルがいい塩梅で融合していて面白かった。
     次巻は出ていないようだけど。

    0
    2024年01月31日
  • 名探偵は推理で殺す 依頼.1 大罪人バトルロイヤルに潜入せよ

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     ラノベちゃラノベ♫
     メタバースちゃメタバース。
     量子ちゃ量子。
     殺し合いのコロシアムさえ空想。平和。わがままさえ許し合えたなら、それは難儀なバーサス。沢山のサイコスのイルネスを、私は治せたならと空想に馳せるのだ。薬草と推理。推論で殺す。せかいはじぶんと云う名のメタバース、或いはパラレルワールド。謎解きの中で、出会ったクランケと云う敵に、愛想を尽かす迄。
     文章の中のリアライズと共時性のメタバースの進行に、面白さを見るに、この物語は合う。
     半ばごっこの店屋の実働に、意味を与えるなら、この話は溶け合ってしまう。毎日が面白く感じる。
     心は確かに、追い詰められて、殺意を感じることはいつも。

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    2023年10月27日
  • 姫騎士様のヒモ(1)

    ネタバレ 購入済み

    立ち回りうめえな

    姫騎士と来たら、くっころ的なイメージがあるけど、まあヒモと仲良くやっている。
    どうやって、姫騎士さんのおっぱ〇は服に収まっているんですかね、このヒモが独占するとおもうとコノヤロウ。

    #ダーク

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    2023年06月09日
  • 孤高の暗殺者は、王女を拾い育てる

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    1冊のみ未完。
    ダークファンタジーといわれております。悪い奴らを殺しまくり壮快。メイドさん可愛くてカッコいい、好き。続編ではトルテが覚醒するんだろうか、そして真の黒幕は

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    2023年06月09日
  • 姫騎士様のヒモ

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    ネタバレ

    なんとも通俗的なタイトルで、タイトルそのまま冒険者の姫騎士様のヒモとなった訳あり碌でなしが主人公の物語なわけだけど、そのタイトルの本当の意味を知るとなんとも味わい深い。
    ただ、物語的には全然スカッとはしないし湧き上がるような熱量があるわけでもない。
    代わりに、なんとも言えないやり切れなさや怒りやほんの少しの希望が描かれている。
    あまりライトノベルでは描かれない世界だな。
    電撃小説大賞の大賞作なのだけど、これはちょっと読む人を選びそうだなと思う。
    もうひとつ、個人的に物足りなく思ったのは主人公と姫様との絡みがほとんどないこと。
    唯一、姫様絡みの事件場面だけ格好良かったのだけど^^

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    2022年07月24日
  • 姫騎士様のヒモ

    購入済み

    面白かったですが

    面白かったですが、良くも悪くも日陰の世界がリアルに描写されていて、舞台が別に異世界でなく新宿的な場所でも変わらない感じがしました。
    マシューが太陽神にどう立ち向かうのかは楽しみです。

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    2022年04月09日
  • 姫騎士様のヒモ

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    「ヒモ」と聞いて良い印象を持たない方が大半だと思いますが、ヒモの立場に甘んずる主人公は印象に違わない社会の爪弾き者で無法者。

    『彼はただのヒモでした』という話なら、本作が電撃小説大賞の大賞を受賞するわけはなく、そこにはアウトローの彼だからこそ陰に日向にと立ち回って姫騎士を支えられるわけですが、そこが魅力的に映るような気がします。

    早くも第2巻を準備中だそうなので、楽しみに待つとします。

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    2022年04月02日
  • 初級魔術マジックアローを極限まで鍛えたら : 1

    ネタバレ 購入済み

    挫折を経た青年が前を向くまで

    追放された一芸特化が再評価される、という大筋だけならよくある話。
    ただ、昨今の作品と違うのは主人公を立てる為に不自然に頭の悪いやられ役を置くという事が無かった事。
    そのためか憎まれ役の弟を含め不快感を感じる事が少なく読後感も良かった。
    主人公も基本的に常識的な人物ではあるものの、自身が唯一使えるマジックアローに対する評価に自分自身の評価を含めて不自然なくらいに卑屈。
    マジックアロー(なんでもあり)にならない事を期待。
    あとヒロイン可愛い

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    2021年01月11日
  • マッド・バレット・アンダーグラウンド

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    身も蓋もないことをいうと「相棒が美少女でヒロインがティーンエイジャーになったされ竜」。

    ギャングやマフィアや殺し屋がドンパチやってる裏社会ものが好きなので、世界観に惹かれてまずは電撃文庫の公式で試し読み。
    その時から違和感もとい既視感がすごかったんですが……あれ、これされ竜……?
    キャラクターの会話のセンスやテンポに地の文から、とにかく既視感が強い。主人公の一人称が「俺」でニヒルな性格ということで、名前を隠して文章の一部だけ抜粋されたら、浅井ラボが書いたと思ってしまいそうです。

    異能と現代の先端技術(インターネットやCDショップなど)が混在する世界観も似てるんですが……
    作者はされ竜を読ん

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    2019年05月25日
  • 姫騎士様のヒモ(1)

    U11

    無料版購入済み

    ものたりない?

    イマイチでした。なにかが物足りない?ような?
    あとがきでコミカライズ担当の方が、「原作の内容が濃い」と書かれていたので、原作読んでからのほうが楽しめるのでしょうか?そのあたりはわかりません。

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    2025年04月01日