東京オリンピックの体操代表を狙う選手やコーチ、マネジャー達によるミステリー。
舞台はとある体操クラブ。有望な若手選手が日本代表にならないようにとつけ狙われる。
一方、とある高校で代表候補と名高い選手が選考会を前に様子がおかしくなる。それに気づいたマネジャーは本人に問いただすが、彼が背負っているものを
...続きを読む聞かされ応援することに決める。
そして両者が交錯し、ことの真相が明らかになる。
東京オリンピック代表を目指す選手たちだけでなく、その周囲の人たちも含めた悲喜交交。
青春系スポーツ小説かと思いきや、ちょっとしたミステリー要素も入り、それが終盤の核となっていく。
2つの舞台をクロスさせたなと。前作よりも内容が親しみやすくて読みやすい。