木本正次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『海賊とよばれた男』の主人公・国岡鐵造のモデルとなった人物、
出光興産の創始者、出光佐三氏についての一冊。
タイトルには「語録」とありますが、発せられた状況も一緒に描かれています。
それだけに、足跡を追体験できるような感覚にも包まれました。
「生産者と消費者の中間に立って、これを直結して双方の利益を考える、
配給者としての商人だけが残る」
元は30年前に書かれたものですが、決して古びていない内容で、
今でも、、いや今だからこそ、大事にしたいモノをたくさん受取った気がします。
「黄金の奴隷になるな」
『海賊と~』にハマった方であれば、同じようにのめりこめる一冊かと。
そして百田 -
Posted by ブクログ
黒部の太陽
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初版が昭和39年です。
一度、廃刊になって、その後、復刊となりました。
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【後書き】
著者が振り返っています。
著者が畏友とする司馬遼太郎氏の祝辞です。
「文学にはすべて原典というものがある。原典を書くということは文学者すべての念願なのだが、木本氏 はそれを本書で果たされた。二〇世紀の神話と謳われる黒四の工事については、後世いろんな文学作品や 著述が生まれるだろうが、その原典として、その人たちは本書を必ずひもとかねばならない。同じ文学の 道にたずさわるものとして、まことにうらやましい限りである」
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【黒 -
購入済み
黒部ダムの偉大さ
黒部ダム建設が大変だったことは知っていますが、具体的な状況や当時の雰囲気が知りたくて購入しました。
当時の大変さが伝わる良い作品でしたが、小説としてはまあまあかな…