木本正次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『海賊とよばれた男』の主人公・国岡鐵造のモデルとなった人物、
出光興産の創始者、出光佐三氏についての一冊。
タイトルには「語録」とありますが、発せられた状況も一緒に描かれています。
それだけに、足跡を追体験できるような感覚にも包まれました。
「生産者と消費者の中間に立って、これを直結して双方の利益を考える、
配給者としての商人だけが残る」
元は30年前に書かれたものですが、決して古びていない内容で、
今でも、、いや今だからこそ、大事にしたいモノをたくさん受取った気がします。
「黄金の奴隷になるな」
『海賊と~』にハマった方であれば、同じようにのめりこめる一冊かと。
そして百田尚樹さんが後書きを書かれているのも、また。
今が戦前と同じスキームに変容しているのか、だからこそ求められているのか、
いろいろな意味で気になる一冊でした、、エネルギー(資源)問題は今昔変わらないなぁと。 -
Posted by ブクログ
黒部の太陽
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初版が昭和39年です。
一度、廃刊になって、その後、復刊となりました。
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【後書き】
著者が振り返っています。
著者が畏友とする司馬遼太郎氏の祝辞です。
「文学にはすべて原典というものがある。原典を書くということは文学者すべての念願なのだが、木本氏 はそれを本書で果たされた。二〇世紀の神話と謳われる黒四の工事については、後世いろんな文学作品や 著述が生まれるだろうが、その原典として、その人たちは本書を必ずひもとかねばならない。同じ文学の 道にたずさわるものとして、まことにうらやましい限りである」
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【黒四ダム】
工期7年長、総動員数1,000万人。
工事費500億円超。
施主.関西電力の当時の資本金100億円の5倍の規模です。
施工は、大成、間、佐藤工業、熊谷組です。
【工事の始まり】
前人未踏の大工事です。
そのため、施工会社は見積もりすらできません。
施工会社は、関西電力からの申し入れ、嘆願を受け入れ、言い値で施工を開始せざるをえませんでした。
ふもとの村に資材をおくための用地交渉、買い取り。
ここから難航します。
地縁がある地元の人は、土地を手放したくないためです。
【雪との戦い】
過去の黒部第一から第三のダムの工事では、雪崩にあい、宿舎ごと流された痛ましい事故がありました。
そのことを鑑み、頑丈はもちろん、衛生上にも申し分の無い施設をつくり、施工スタッフを迎えよう!という関西電力の気持ちも描かれています。
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【印象に残るシーン】
1.施工会社大成建設
責任者自身が事故、そして1年近くの入院されました。
急死に一生の状況でした。
この方は、その後取締役として、安全面を担当されたとのことです。
2.関西電力の当時の社長
この難工事が社長の揺るぎない信念で支えられていたこともわかります。
また、なぜその信念を持ちつづけられたのか?の背景も理解できます。
多くの難関に対して、一切ひるまず「金は気にするな。安全とそして国民の生活に電力を」の姿勢を貫かれました。
当時の滋賀県、奈良県の全域の電力をカバーする黒四工事。
トップのリーダーシップ、生き様がみてとれます。
3.破砕帯
1秒間に500リットル以上の地下水が吹き出した難所。
この難所に挑んだのが、トンネル、ダムの名施工の笹島組です。
40代の若き親方社長の「突破できる」の信念、そして7か月に及ぶ水抜きがあってのトンネル貫通でした。
映像と違い、文字で味わうノンフィクションの世界。
私は、好きです。
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購入済み
黒部ダムの偉大さ
黒部ダム建設が大変だったことは知っていますが、具体的な状況や当時の雰囲気が知りたくて購入しました。
当時の大変さが伝わる良い作品でしたが、小説としてはまあまあかな…