木本正次のレビュー一覧

  • 黒部の太陽

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    あの有名な黒部ダムを作るお話。
    メインはトンネル工事の話。
    昔の技術者は休みもなく家族にも滅多に会わず仕事のために力を尽くしていたようです。
    それが当たり前でそんな人たちが今の日本を築いたのでしょう。
    今後の日本が不安です。

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    2017年09月13日
  • 黒部の太陽

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    ネタバレ

    高熱隧道の後に読んだのですが、文学作品というより関電トンネル掘削のドキュメントといった感じでした。ちなみに黒四は、七年余りの歳月と、当時の金で513億円の巨費と、延べ990万人の労働力と、171人の殉職者によってなし得た事業でした。

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    2017年07月29日
  • 黒部の太陽

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    小説仕立てではあるが、著者は当時新聞社の編集委員で、登場人物たちもすべて実名であるというから、脚色されたノンフィクション、といった趣か。
    派手な演出や凝った技巧などはまったく見られないが、それ故に素朴な事実の記録に近いものとして感じられる。

    タイトルにもある"黒部"の名がついた黒部ダムが一般的には有名だが、本書で描かれているのはダムそのものの建設ではなく、それに先立つトンネル掘削工事の顛末。
    今の時代に読むと、私などは「かけがえのない自然に挑み、それを歪めてまでしてこのようなものを造らなくても…」と思ってしまうが、黒部ダムと黒部川第四発電所の建設が計画された当時にとっては

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    2016年10月11日
  • 黒部の太陽

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    黒部ダム建設を、関電トンネルの貫通に焦点を絞って描いた作品。

    以前に吉村氏の高熱隧道を読んでいたので、黒部でのトンネル堀の大変さは理解していたが、男達の壮絶な闘いに胸をうたれた。

    しかし、それにしても、いわゆる日本型労働のバカバカしさには時代を超えて?を感じた。


    自分も50を超えているので、こういう頑張りが、高度成長時代を支えたのはそれなりに理解はできるが、黒四に殉じた人は本当に幸せだったのかな。いろいろ考えさせられた。

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    2015年08月16日
  • 士魂商才の経営者 出光佐三語録

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    海賊とよばれた男、の参考文献にあった本。出光佐三の人間性がよくわかるエピソード、言葉をまとめている。人に対する思いを人一倍もっている人物であるように感じられた。

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    2013年09月08日
  • 黒部の太陽

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    最近とっても黒部ダムが気になって。硬派なドキュメンタリー。軟派な業界で働く身としてはこのオトコのシゴトっぷりに胸がアッチッチ。途轍もない情熱。そして犠牲。信じられる社会善、他己利益の為に全身全霊かけて働けるって、幸せなことですよね。いや、嫌味とか皮肉じゃなくて。ホントに。

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    2013年08月31日
  • 士魂商才の経営者 出光佐三語録

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    理想の経営者だと思う。最近、こういう哲学を語る経営者は減ったなと感じる。数々の言葉を胸にとどめておきたい。

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    2013年04月12日
  • 黒部の太陽

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    ソフト化されてないので原作を引っ張ってきましたが、
    テレビ放映された石原裕次郎の映画を観ました。

    三船敏郎の存在感がすさまじい。

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    2012年06月11日
  • 黒部の太陽

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    高熱隧道の後で読んだのだが、読む順番を間違えたかもしれない。
    黒部の自然の過酷さや、技術者と労働者の見えない隔たり、そういった緊張感がほとんど感じ取れなかった。ダム建設への情熱、知恵と技術、困難、家族愛が衒いなく描かれている。良心的で善意的な人間賛歌としての黒部開発。
    勿論、作者がそこを焦点にしているのだから、これはこれで良いのだと思う。
    だが、高熱隧道の後だと、どうしてもぼやけた現実感のない印象になってしまう。
    水温摂氏4度水量毎秒500リットルの湧水、トンネルを押しつぶそうとする地球の力、黒部の自然……恐ろしい難工事だと思う。なのに少しもその恐ろしさ・過酷さが伝わってこない。
    それは多分、

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    2010年10月10日
  • 黒部の太陽

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    黒四こと黒部第四発電所のダム建設にかかわった男達と彼らを支えた家族の物語。後に映画化、ドラマ化されている有名な作品だが、どうも僕はこの手の「有名作」が苦手なもので、今に至るまで未読だった。

    案の定、本書自体はあんまり楽しめなかった。文中に佐藤工業の林が回想する黒三(戦時中に軍命で、数百名とも言われる犠牲者を出して強行建設したダム)の話の方が悲壮そうなので、「高熱隧道」も読んでみよっと。

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    2010年02月15日
  • 黒部の太陽

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    黒部ダム建設は、昭和31年に始まり7年余りの歳月と、当時のお金で513億円という巨費と
    延べ990万人の労働力をかけて行われた偉業である。
    そしてその間に171人の尊い命も失っている。
    本作品は、黒部ダム建設最大の難関である「大町トンネル貫通」について、大湧水と戦う苦労を描いたものだ。

    1968年、石原裕次郎と三船敏郎主演で発表された同タイトルの映画は、
    ビデオ・DVD化されていないので幻の作品となっているが、
    来年、香取慎吾と小林薫主演でドラマとしてリメイクされるらしい。
    スケールの大きい大工事をテレビでどのように表現するのか楽しみだ。

    昭和30年当時、電力は大飢饉時代で日に何度も停電し

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    2009年10月04日