清水幾太郎のレビュー一覧
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古い本であっても、中身に古臭さは感じない。
歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現代と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのである。
僕たちが「歴史家を通じて」観測できる「歴史」は相対的なものであり、歴史そのものはダイナミックなものである、と理解。Posted by ブクログ -
「が」に警戒しよう、という章があるのですが…そうなんですよ、この「あるのです『が』」が厄介なんです。否定なのか順接なのか何なのか。この「が」に注意するだけでも、いい感じに文章が書けるように思います。多分。Posted by ブクログ
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大学の講義を聴いているような感覚。とても読みやすかった。文章は建築物と一緒。最初の骨組みが大切。あと順番も重要。家を建てるのに、初めから瓦を置いてしまったら柱が立てられない。
この本も再読必須。Posted by ブクログ -
普段読んでいる文章術の本とは違った。エッセイのような感覚だった。いや、エッセイというより、講義を聞いているような感じ。
自分には難しかったな。
でも、段落ごとに小見出しがあったので、読み進めやすかった。
文章に対する好き嫌いがある人は、立派な文章を書ける素質のある人。
なんでかというと、それを真...続きを読むPosted by ブクログ -
読むのに時間がかかった。
読み手の力量不足なのかね。
内容は、まあ、漠然と思ってる様な「当たり前のこと」への裏書きって感じかな。
整理はされたけど、特に目新しい概念ってのは無かった様に思う。
あるいは、理解できなかっただけかもなwPosted by ブクログ -
・われわれが読んでいる歴史は、確かに事実に基づいているけれども、厳密に言うと、決して事実ではなく、むしろ、広く認められている幾つかの判断である
・歴史が過去と未来との間に一貫した関係を打ち樹てる時にのみ、歴史は意味と客観性とを持つことになるPosted by ブクログ