清水幾太郎のレビュー一覧

  • 歴史とは何か

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    ここに書かれている内容が歴史を勉強するうえで大事なのはなんとなく分かりますが、自分がまだそのレベルにいきついていないこともはっきりしました。
    結果的に読破するまでには至りませんでした。
    これからも歴史関係の本を中心に多くの本を読み、再度この本の読破に挑戦したいですし、読破するだけでなくより多くのものをこの本から吸収したいです。

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    2023年01月15日
  • 日本語の技術 私の文章作法

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    大学の講義を聴いているような感覚。とても読みやすかった。文章は建築物と一緒。最初の骨組みが大切。あと順番も重要。家を建てるのに、初めから瓦を置いてしまったら柱が立てられない。
    この本も再読必須。

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    2022年09月27日
  • 日本語の技術 私の文章作法

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    普段読んでいる文章術の本とは違った。エッセイのような感覚だった。いや、エッセイというより、講義を聞いているような感じ。

    自分には難しかったな。
    でも、段落ごとに小見出しがあったので、読み進めやすかった。

    文章に対する好き嫌いがある人は、立派な文章を書ける素質のある人。
    なんでかというと、それを真似ることで、文章修行の道に入っていけるから。
    好き嫌いが素質に!?ってなったけど、理由を読んで納得。
    好きなものに近づきたくて、真似をすることって楽しいから、自然とたくさん修行できるのか。

    表現に自由がなかったときに、制限の中で少しでも自分の意志を表すことのやりがいとかは、今は想像もできないな。。

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    2022年09月09日
  • 論文の書き方

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    文章の書き方指南本で、名著としてしばしばあげられる一冊。

    「小さい魔物である」と熱く語られる「が」に関しては、あまり意識したことはなかったが、いわれてみれば確かにそうだ。

    「が」の前後で反対の意味のこともあれば、並列だったりもする。「殆ど無数の意味がある」のである。

    著者流の書き方に、おおむね異論はないのだが、「『無駄な穴埋めの言葉」を大いに使おう」は、使わない派の谷崎潤一郎に賛成。

    接続詞を多用する文章は、書き手の考え方が整理されていなかったり、文章の並びがおかしかったりするものだ。

    時折挟まれる論評や小ネタが案外面白い。例えば、「日本語の発音やアクセントが広汎な問題になり始めたの

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    2021年06月01日
  • 歴史とは何か

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    歴史認識を記載している内容となっております。少し翻訳的にわかりづらいところがありますが一体歴史とはどう捉えるべきなのかということを哲学的に考察することができます。歴史を考えるにあたっては勉強にはなりますが難解な書物でもあります。歴史と言うものは見る人によって捉え方、考え方が違い、歴史を考える方のフィルターを通して、歴史がどうであったかの解釈は変わってきます。その歴史とは過去のものであり現在の価値観から過去を見る見方、また過去があったからこそ現在の今があると言う見方、様々な価値観、捉え方の解釈がありますが、この本は哲学的な考察を持って歴史を考える本であり勉強にはなりますが、少し論理的迷路に陥る感

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    2021年03月05日
  • 歴史とは何か

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    描かれた当時に、イギリスの歴史家がこのような歴史観を持っていたことは驚異的である。現在のイギリスの状況を見ると、彼の危惧は少なからず当たっており、その慧眼に驚かされる。

    一方、少し日本人(少なくとも僕)には馴染みのないイギリスの歴史的事件、歴史家が多く登場し、少しフワフワしてしまったのと、今読むとまあそうだよね、って感じのことが多いので、新しい知見を得ようというよりは、考え方、そしてその慧眼に驚く本に、いま読むとならざるを得ないかな、と思う。

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    2020年04月15日
  • 論文の書き方

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    文章の書き方について言及した本。

    「が」の用法に注意する、日本語を外国語のように数学的に理解できると文章の構造が分かる、難しい言葉を乱用しすぎないなど細かな点で役に立つノウハウがあった。
    実際、文章の書き方というよりは「日本語」についての記述が多かったので若干肩透かしをくらった気分。抽象的で理解が追い付かない部分も多々あった。

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    2020年03月29日
  • 本はどう読むか

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    みなさんは蕎麦は好きですか? 僕は好きです。駅中でよくみる立ち食い蕎麦のお店によく行きます。忙しくて時間がないときでも、出てくるの速いし、完食するのにも時間がかからないし時短になりますよね。そんな蕎麦が読書と似てるらしいです。

    その意味で、読書は、蕎麦を食うのに少し似ている。蕎麦というものは、クチャクチャ噛んでいたのでは、味は判らない。一気に食べなければ駄目である。すべての書物がそうだとは言い切れないが、多くの書物は、蕎麦を食べる要領で、一気に読んだ方がよいようである。
    P112

    蕎麦食べるときってなぜか早食いになります。蕎麦を食う如く読書したほうがいいみたいです。とにかく速く数をこなして

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    2019年12月27日
  • 歴史とは何か

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    ネタバレ

    読むのに時間がかかった。
    読み手の力量不足なのかね。

    内容は、まあ、漠然と思ってる様な「当たり前のこと」への裏書きって感じかな。
    整理はされたけど、特に目新しい概念ってのは無かった様に思う。

    あるいは、理解できなかっただけかもなw

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    2019年09月14日
  • 歴史とは何か

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    ・われわれが読んでいる歴史は、確かに事実に基づいているけれども、厳密に言うと、決して事実ではなく、むしろ、広く認められている幾つかの判断である
    ・歴史が過去と未来との間に一貫した関係を打ち樹てる時にのみ、歴史は意味と客観性とを持つことになる

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    2018年11月04日
  • 歴史とは何か

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    ●歴史的事実というのは、歴史家の思想によって選択されたものだと本書は喝破する。これまで「事実」というものは、誰の作為もない純粋なものというような認識でいた。けれど考えてみたら、歴史に関わらず科学的論説に、その観察者の主観が一切入らないということはあり得ない話で、この本からは鋭い洞察を得られた。

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    2018年10月24日
  • 論文の書き方

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    清水幾太郎の「愛国心」を読み、とても冷静ですっと読み込めるものだったから、その人がどういうあたりを気にかけながら書くものなのか……ついでに自分もこういう冷静な書き方をしてみたいものだと思って、購入した。

    こういう書き方の本はこれ含め3冊持っている…のかな。
    どれも共通しているのが、書くことは自分を表現すること、なのである。

    私は自分が思ったことを直で書くことが苦手で、こういう記録なども相当苦手だ。それで、小説という形を用いて、別の登場人物に託すことになるのだが、間に何が入っていても、書いている者は私なのだから、書くことは私を書くことなのだ。

    その書きものだが、現在まるで書けないでいる。

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    2017年11月02日
  • 歴史とは何か

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    途中までで一旦終了。歴史とは何かという問いに様々な側面から考察。

    過去と現在の相互関係によること、歴史家その人もその生きている時代の産物でそれを知る必要があること、等々なるほどという部分も多い。

    難解なところも多いので、要約でも良いかもしれない。

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    2017年10月25日
  • 歴史とは何か

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    初めて知る歴史の見方ばかり。歴史は事実と言うより解釈だったり、作家を知る必要があったり、偉人を社会現象として見たり、歴史を科学として見たり。驚きの連続

    歴史哲学の古典だけあって、講義録でも 読み応えある。何度も戻り読みしながら読み進めた

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    2016年06月17日
  • 論文の書き方

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    タイトルからすると大学などで書く論文のための本のように感じるが、内容的には「文章を書くにあたっての心得」といった内容の本。

    文章作成の具体的技術についての記述が少なく、記憶に残る部分は少なかったが、次の部分はなるほどと思った
    ○経験と抽象を行ったり来たりする
    ○抽象語は西洋では日常的な言葉から生まれているが、日本では訳語に際して漢語を使っており日常感が薄い

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    2020年04月05日
  • 歴史とは何か

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    歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。

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    2016年03月05日
  • 本はどう読むか

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    著者の清水幾太郎は、太平洋戦争敗戦から60年安保闘争にかけて、「日本のオピニオン・ リーダー」、「進歩的文化人」の代表と言われた社会学者・評論家。
    本書は1972年出版のロングセラーで、著者自らの読書経験と、それを踏まえた「本はどう読むか」の技術が述べられている。
    私は60年安保以降に生まれた世代であり、著者の政治思想や過去の社会的な活動についての積極的な賛否は持たないが、本書に述べられている読書についての考え方・技術は、今でも少なからぬ読書論・読書術の書籍に引用され、影響を与えている。
    「本はどんな無理をしても買う。私がいつまでも貧乏なのは、おそらく、この主観主義的読書法の結果であるに違いな

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    2016年01月15日
  • 論文の書き方

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    論文執筆マニュアルとしてはかなり古い本ですが、今読んでも学べることが多いように感じます。とくに、文章のスタイルを真似ることの重要性を述べ、そこから模倣を通して思想そのものの理解にまで説き及んでいるところは、論文執筆マニュアルの範囲を超えて大切なことを教えられたように思いました。

    そのほか、はっきりとした逆説の意味を持たない接続助詞「が」の問題を指摘している箇所も有益だと思います。「が」を完全に追放することを勧めているのではなく、文章の論理的なつながりにそのくらい意識的でなければいけないというのが、おそらくは著者の真意なのではないかと考えます。

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    2015年01月08日
  • 本はどう読むか

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    社会学者の著者が、本の読み方、メモの取り方、外国語の本への取り組み方などのノウハウを公開した本です。

    実用書、娯楽書とは異なる教養書の大切さを訴えながらも、精神論に傾きすぎることなく、具体的な本との付き合い方に密着して話が進んでいくところに、好感を覚えました。

    著者は、自分の関心のあるテーマに沿ってノートを作ることで、ようやく本に読まれるのではなく本を読む段階に進むことができたという体験を語っていますが、これは単にノートの作成法としてではなく、広く読書の心構えとして理解するべきかもしれません。

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    2014年12月27日
  • 論文の書き方

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    2014/7/13
    論文を書く参考にと思って読んだ。

    技術的なところはあまりなかった気がした。なるべく短文を多く。がの使い方。文書をつくる。など文を書く上で今後気をつけていきたい。

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    2014年07月13日