吉藤オリィのレビュー一覧
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ネタバレ近年、いわゆるおひとり様向けのサービスが充実してきたように思います。先日も、とある商店街をブラついていて、窓ガラスに「一人焼肉歓迎」とある焼肉屋さんを発見。店内はパーティションで区切られた様子でした。
思えば、嫌煙者であったり、LGBTQであったり、これまで少数派・マイノリティであった人たちの居場所や権利が次第に認められてきていると感じます。これは実に喜ばしいことだと思います。人はそれぞれ違いますし、その違いを理解し、受け入れるということは(実はとても難しいことですが)大事なことだと感じます。
しかし、個々人のスタイルや信条を受け止める・受け入れることと、人との連携を断つということは全く -
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対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」の開発者である吉藤オリィさんの書籍。
小学5年生~中学2年生まで不登校だった自身の経験を糧に、孤独を解消するデバイスとしてOriHimeを開発したいきさつや、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の人々と関わることで得た知見、友人との別離など様々な出来事を絡めて、主にこれからミライについて考える時期の子どもたちに向けて書かれた書籍です。
「子どもに向けた書籍」とは書きましたが、全て読んでみて感じたのは「大人が読んでも面白い」ということ。
「ミライ」というと大人にとっては今更何も変わらないし変えられないと思ってしまうかもしれませんが、この本 -
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人とのコミュニケーションが苦手な著者でしたが、今やインターネットで、世界中の多種多様な人たちと繋がることができる。年齢は関係ない。
自分が夢中になれるものを見つけるために、
「何でも触れてみて自分を知ろう」「この広い世界で人に会いに行こう」「小さな失敗を積み重ねる」
などなど!
私もいくつかやってみては、全く興味もてない、頭に入らないってことばかり。それらは、もういいか!で、過ぎ去る。
もう、ほんと子どもたちにも読ませたい!!
それから、「できないが価値になる」に驚いてしまった!
でも言われて考えるとそうだ。できない、不便だ!から、世の中簡単にできるような仕組みができ、便利になってる。でも、 -
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大好きなオリィさんの書籍第三段。
今回は児童書ということでしたが、大人が読んでもとても面白く楽しく読めます。
何より文章が柔らかいので読みやすいです。
『夢中になれる』がテーマですが、その他に印象的だったのが『人との出会い』を大切にされているということ。
人との出会いやそこから生まれる会話からどんどん変わっていくオリィさんの姿に勇気を貰えます。
そして今はもう亡くなってしまっている親友、番田さんのことも書かれていますが、この章はとても胸打たれるものがあり涙がでました。
大人も子供も、読めば必ず『自分の人生』についての考え方に変化と勇気を貰える一冊だと思います。 -
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いやー泣いてしまった…私のことは私がわかっていればいいんだ、と開き直るというか諦めていたたくさんのこと、この本に書かれていた。
オリィさんのミッションは「孤独を解消すること」。この本を読むだけで、人と違うことで孤独を感じている人は救われます(障害の有無に関わらず)。激しくおすすめ。
これからの時代は「身体が資本」から「心が資本」へ。来るべきサイボーグ時代に必要なのは、テクノロジーを作れる能力より、まずテクノロジーを使ってやりたいことを見つける能力と、初めて見るテクノロジーを扱える柔軟性・前向きさ。自分は何がしたいか、から全てが始まる。
オリィさんが見ている世界は、年齢性別の差がないどころか、 -
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ネタバレ「孤独は消せる。」も良かったが、こちらも未来に希望が持てるわくわくの書。
高齢化で若者にはいい時代が訪れそうだ。
「できない」がソリューションを生む
コミュニティは一つではない⇒自由に行き来すればいい
アウトプットに役立つインプットを探す⇒インプットのモチベーションが下がらない
周りからばかにされるのは新しいことだから
若者に弟子入りする
仕事⇒人の役に立つ、社会の役に立つ⇒生きがい
人は誰かのためならば、積極的になれる
誰もが、被介護者であり、介護者。ボディシェアリングという考え。
寝たきりの人が、ロボットで目の見えない人の目になるなど。
バリアフリーマップWheeLog! -
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筆者のオリィさんは、大学在学中に遠隔操作ロボット「OriHime」を開発し、オリィ研究所を設立されます。
人とテクノロジーがなめらかに融合する「サイボーグ化」を推し進めて、既存の常識を塗り替える、ロボット界の天才と称されています。
本書では、今後の技術革新をふまえてサイボーグ時代をどのように生きればよいか、オリィさんの研究や体験を交えながら紹介されています。
【ルールは更新する、という発想】
「OriHime」は分身ロボットとして、身体の不自由な方の社会参画を可能にしたことで、大きな注目を浴びています。
オリィさん自身も幼少期に不登校を経験されていることから、
・『本当はやりたいこ