詩野うらのレビュー一覧

  • 偽史山人伝

    Posted by ブクログ

    もしかして、これ実在するんじゃないかと思ってしまうようなお話があり、読んでて不思議な感覚になる。また、論文のような形式や、漫画としてのコマの使い方が独特で読んでいて新鮮な気持ちになった。
    そして何より絵柄が可愛さとグロさが混在したもので、私がとても好きなタッチだった。

    0
    2025年11月10日
  • 有害無罪玩具

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    金魚の人魚は人魚の金魚

    わたしのお気に入りの作品は「金魚の人魚は人魚の金魚」という作品。

    何者かの手によって生み出された金魚の人魚。

    不老不死の人魚たちとそれらをめぐる人間たちのお話が描かれており、本当に面白い。

    買って損はないと言える作品です。

    #ドキドキハラハラ #タメになる

    0
    2022年12月02日
  • 偽史山人伝

    匿名

    購入済み

    世界観の作り込みがすごい

    山人の話は本当に存在していたのかと錯覚してしまうくらいに凄まじい作り込み。

    作者さんの知識が凄すぎる。

    偽史山人伝以外にも短編が面白すぎるのでぜひ買って読んでほしい。

    #タメになる #ドキドキハラハラ

    0
    2022年12月02日
  • 有害無罪玩具

    ネタバレ 購入済み

    一度は考えたことがあるかもしれない、もし今自分以外の時間が止まってしまったら。
    虚数時間の遊びはそんな状況に置かれた人物の話。
    永遠に自分以外の時が止まった中でどう過ごすのか、そんな思考実験のようなお話に詩のような言葉選びが作品に色を添える。
    とてもおすすめの一話です。

    0
    2022年09月28日
  • 偽史山人伝

    購入済み

    古めかしくもエモい感じ

    作画はトーンを使わずにすべて手描きで陰影をつけている。
    その描画が世界観に深みを与えているように思う。
    空想の世界のようで現実みも感じる不思議な話の数々。
    webサイトで貪るように読んでいたけれど、単行本として一冊でまとめて読めることがうれしい。

    #深い #エモい

    0
    2022年09月28日
  • 偽史山人伝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     明らかに非現実的な内容であるのに、日常からそう離れていないところではこの様な世界が広がっているのではと思わされてしまう、不思議と惹きつけられる魅力があります。(或いは私がそう感じているだけなのかもしれません)

     ふと過去を振り返ると、自分の同級生にも穴の空いた人がいたり地元で人魚の放流を行っていた様な気になりました。

    0
    2022年03月08日
  • 有害無罪玩具

    購入済み

    自分にとって、今まで読んだ中でも最高の作品の一つ。最後まで夢中になって読みました。どうやったらこんな発想ができるんだろう、と驚かされっぱなしでした。

    0
    2021年06月01日
  • 有害無罪玩具

    Posted by ブクログ

    時間と空間、同時に“道徳”の捉え方がありきたりな人では出来ないだろう量は詰まっていて、読み終わってからも不思議な感覚が残り続けている。
    ちょっとでも気になってる人がいたら、間違いなくオススメできる一冊。

    0
    2020年02月12日
  • 偽史山人伝

    Posted by ブクログ

    余人を以って代えがたい詩野うら(チラシのウラ)氏 傑作2作目。こういう漫画、この人以外で一冊も読んだことがない。なんて美しい八百万の神の描写だろうという話もあるけれど、殆どは「こんな事考えたこともない」というものばかり。本当に凄い。

    0
    2019年08月15日
  • 有害無罪玩具

    Posted by ブクログ

    SF的によくある題材を用いた思考実験的な趣も強いが、多元世界のようなわかりにくい設定を漫画というメディアならではの表現で理解しやすく描いていて、SF入門としても良さそうな1冊。それでいてエモい要素を取り入れることもできているとなると、もう完璧と言っていいのではないか。「死に水」の話が好き。

    0
    2019年04月15日
  • 有害無罪玩具

    Posted by ブクログ

    ひりひりと痛いような、ぽんと広い場所に放り出されたような、天気のいい日曜日の昼下がりに一人でいるような、いいとか悪いとかそういうものを一つ越えたところにある漫画。万人にはお勧めできないけれど、刺さる人は刺さったまま抜けなくなる、そんな漫画。

    0
    2019年02月25日
  • 有害無罪玩具

    Posted by ブクログ

    anomaly感に満ちています。Twitterで話題になったのでご存知の方も多いかも知れませんが、タイトルとなった「有害無罪玩具」は文句なしに面白いです。本編収録作品はこの書籍化で作者HPで読めなくなっていますが、興味のある方は他の作品を一度読んでみてはいかがでしょうか。特異な世界観を感じることが出来ます。
    書き下ろしも収録されていますので、これまでネットで読んでいた方にもオススメ出来ます。

    0
    2019年02月24日
  • 有害無罪玩具

    Posted by ブクログ

    唯一無二。絶対に替わりの効かない漫画。

    これが紙になるのをどれ程待ち望んでいたことか。出版されて本当に良かった。

    0
    2019年02月15日
  • 偽史山人伝

    購入済み

    値引きしたときに買わなくて後悔した作品。有罪無害玩具が最高過ぎたので、それに比べるとパンチが弱いけど相変わらず才能の塊な短編集。

    0
    2021年10月01日
  • 有害無罪玩具

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    不死で不滅な「金魚の人魚」が巡る、時空間の景色。自分だけが「時が停止した真夜中」に行われる遊び。亡くなった「あの人」と約束した、千年ぶりの再会。ウェブで話題の作品群に描き下ろしを加え、待望の単行本化。

    夜寝る前に考え始めたら眠れなくなるようなテーマをギュッと凝縮したような本です。好みが分かれる内容だと思います。
    ネット上で『5億年ボタン』の話を読んだときも同じ感覚に陥りましたが、果てしなく長い時間を独りで過ごすとか、想像しただけでもゾッとしますね。有限である残念さもありますが、私個人としては無限の恐怖の方が上回るかも。

    0
    2020年05月28日
  • 偽史山人伝

    Posted by ブクログ

    モキュメンタリーっぽく、注釈やあとがきでふんだんに本物っぽく仕上げてる。いやあ本当に歴史に消された事実と誤認しかねない筆力。

    0
    2019年09月24日
  • 偽史山人伝

    Posted by ブクログ

    短編集。どれもおもしろく読めたけど、正直、後書きの文章が一番うまい。着想の面白さがすべてでページめくらす力よりかは漫画としての読み難さが勝ってもどかしく、『有害無罪玩具』に入れられなかったボツネタ集って感じも少し。
    注釈の文章のぎこちなさとかありえない写植位置とか、全体的に編集の粗も目立つ。
    次の単行本がどうなるか楽しみ。

    0
    2019年09月08日
  • 偽史山人伝

    Posted by ブクログ

    "猫というものは死者の顔を盗み自分の顔にする
    これは生物学的には擬態のようなもので
    哺乳類ならばどの種もできることだ
    ただ猫はそれに長けていて 死者の肉を食わずともその顔を自分のものにできる
    (おそらくこの猫は病室の近くにいたのだ)"[p.102_姉の顔の猫]

    「日曜は水の町に」
    「人魚川の天景」
    「人間のように立つ」
    「姉の顔の猫」
    「現代路上神話」
    「偽史山人伝」
    「存在集」
     Chapter1 蝶の魂
     Chapter2 羽虫の瓶詰め
     Chapter3 風の風体
     Chapter4 猫の脱皮
     Chapter5 烏の声
     Chapter6 鵺の剥製
     Chapte

    0
    2019年09月16日