日比生典成のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙の優しい雰囲気に惹かれて購入。
柔らかく、ほんわかするようなお話でした。
「大人のメルヘン」と銘打ってありますが、ティーン向けかもしれません。
ちょっとした地味な善行をする人のもとに「狐神」が現れ、好きなものに変身できるお札をくれる。
お札を受け取った人たちは、そのお札を使った先でしか見えない世界、親しい人の気持ちなどに触れていく、短編連作集です。
わたしも、昔、動物になりたいと思うことがありました。
自分のいとしいと思う動物(ペットなど)になら、素直な気持ちを打ち明けられる。だったら、誰か大切な人のそういう存在になって、その気持ちを受け留めてあげたい。
これは、そん -
Posted by ブクログ
田上俊介先生の綺麗な絵に惹かれて読んでみました。
うん、読んだ感触としては良くも悪くもラノベというよりは
児童書。
良くも悪くも凄く優しい物語でした。
優しすぎるとも感じないでもなかったですが、この優しさは
忘れないでいたいなというか。
しかしながら書きながら、この主人公・優哉は
サモンナイト3の先生を思い出すキャラだなと思いました。
人を信じ、愛情を注ぎますが自分自身に対してはどうだったのか?
という。
自分を信じない優しさが、本当の優しさか?という。
ちゃんと優哉君は「自分を信じる」に着地できて良かった。
この物語で「優しすぎる」と感じたのは彼の注いだ愛情が
「直接」返ってきすぎている