【感想・ネタバレ】めたもる。のレビュー

あらすじ

たとえば、すれ違いばかりの彼と彼女がいたとする。本当にちょっとしたボタンのかけ違い。でも、きっかけがなくて──。 そんな時、彼/彼女はふと善行をする。弱っている猫にエサをあげたりといった些細なことだ。だが、枕元に神様が立って、何にでもなれるお札をくれるという。え? そんなおとぎ話を信じられない? いやいや、嘘じゃない。実際彼らはお札を手に入れ、それがきっかけとなり二人の関係は変わっていくんだから。 大人のメルヘンをどうぞ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった。
とても良い話だった。
胸いっぱいな話だった。
優しい気持ちになれる話だった。
温かい気持ちになれる話だった。
幸せな気持ちになれる話だった。
少し、大人になれたような気がする話だった。   


大人のメルヘン――良いですね。

0
2012年09月14日

Posted by ブクログ

かわいかった!まずはこのヒトコト。
タイトル通り「変化(変身)」を題材にした話ですが、登場人物たちの変身する理由が優しくて心が温かくなります。
ほっこりしたい人にぜひ読んでもらえたら、と思いました。

0
2010年12月05日

Posted by ブクログ

日比生典成のめたもる。を読みました。いろいろなものに化けることの出来るおふだを狐神のコンからもらった人たちの短編が3つと狐神コン自身の短編からなる短編集でした。短編の主人公たちはおふだを使って猫や犬に変身します。そして、犬や猫の立場から観察すると、話をしているだけでは分からないことがいろいろ分かってくるのでした。登場人物たちの気持ちのすれ違いが、おふだのおかげで解消していくのでした。ハッピーエンド過ぎなんじゃない、とツッコミたくなる物語たちでしたが、軽い読み物としては楽しめました。

0
2011年07月18日

Posted by ブクログ

良い事をしていたら、ある日狐に札を貰った。
なんでも『変身』ができるらしい。

という話が3話。
多分狐本人(?)だと思われる話が1話。
どこれもこれも、ほんわかした状態で入るのに
シビアな状態。
最初の話だけが、まだ童話のような?

最後には、当然というか、3話分だけの後日談。
ほのぼのというか、ほんわかというか。
2話目の後日談、が何だかにやにやしてしまいます。

0
2015年10月30日

Posted by ブクログ

4つのショートストーリーからなる小説。一つ一つの話は独立してるけど、実はちょっとした繋がりがあるところが魅力的。個人的には2つめの話が一番好き。
読みやすい素直な文章だったけど、それを書くのは端から見てるほど楽じゃないよ。分かるか昔の俺。

0
2015年06月26日

Posted by ブクログ

大人の童話 短篇集 狐のおふだ なりたいものに変身できる不思議なおふだ メタモルフォーゼ 男女の物語(お人好し過ぎる少年と猫 ランナーの少女と犬 狐と結婚した娘 嘘つき少女とライオン)

0
2012年08月08日

Posted by ブクログ

何にでも化けられるというお札を持ったキツネが夢に現れて、いろんな人にお札を渡していくというアンソロジースタイルのお話。
どれもすごく良い話なんだけども、「良い話だな」で終わっちゃう、あと一歩足りない感じの作品。
たぶん足りないのは何かしらのリアリティじゃないかな。
フィクションには、フィクション要素を上回るリアリティを上書きしないとどうしても陳腐に見える気がする。
いや、良い話なんだけどね?
手軽に良い話を読める作品だと思います。

0
2012年01月26日

Posted by ブクログ

「人はどんなに姿を変えても、所詮は人。人の本質が変わるわけではありませんよ。」狐神様から願うものに化けることができるお札を貰えるお話。共通テーマで4作から構成されてますが…飽きる。1つ1つが薄い。1作で作ったほうが良かったのかなと思ったり。

0
2011年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 表紙の優しい雰囲気に惹かれて購入。
 柔らかく、ほんわかするようなお話でした。
 「大人のメルヘン」と銘打ってありますが、ティーン向けかもしれません。

 ちょっとした地味な善行をする人のもとに「狐神」が現れ、好きなものに変身できるお札をくれる。
 お札を受け取った人たちは、そのお札を使った先でしか見えない世界、親しい人の気持ちなどに触れていく、短編連作集です。
 
 わたしも、昔、動物になりたいと思うことがありました。
 自分のいとしいと思う動物(ペットなど)になら、素直な気持ちを打ち明けられる。だったら、誰か大切な人のそういう存在になって、その気持ちを受け留めてあげたい。
 これは、そんな願いから生まれた話なのではないかな、と思いました。


 文章も、難しい表現は使わず、気さくな感じになっています。
 ただ、もう少し重みというか、現実感が欲しかったな、とも思いました。
 全体の構成なども含めて、もうひとつ、という感じがぬぐえません。

0
2014年10月01日

「小説」ランキング