富田武のレビュー一覧
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シベリア抑留
スターリン独裁下、「収容所群島」の実像
著:富田 武
中公新書 2411
シベリア抑留とは、日本人だけではなかった。戦争中に捕虜となったドイツ兵をシベリアで強制労働させていた
日本軍の捕虜が、戦後捕虜であったのに比べて、ドイツおよび同盟軍の捕虜は、戦時捕虜であった
ドイツ、ポーランドの強制収容所におくられたソ連人捕虜は最も悲惨な最期をとげた
2万を超える捕虜は、1941年のうちに1万8千人が銃殺され、解放まで生き残ったのは、2500人だった
逆に無条件降伏時のドイツ人捕虜は、180万5300人
1943年時点では、ドイツ人捕虜の死亡率は、52.5% 食糧、衣服、医薬品が不 -
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<目次>
第1章 第二次大戦と日本の敗戦
第2章 占領下改革と新憲法
第3章 戦後復興と朝鮮戦争
第4章 日本の独立と五五年体制成立
第5章 安保闘争から高度成長へ
第6章 ベトナム戦争と世界
第7章 高度成長の矛盾と石油危機
第8章 七〇年代のヨーロッパ
第9章 七〇年代のアジアと日本
第10章 イスラム勢力の台頭
第11章 新自由主義と日本の大国化
第12章 ペレストロイカと冷戦終結
第13章 中国の改革・開放と東アジア
第14章 ポスト冷戦の日本
第15章 二一世紀に入って
<内容>
「歴史総合」入門と銘打っているように、戦後史を日本を基軸に世界史とつなげ -
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2020年代、国際情勢は暗澹たるものになっている。
ロシアによる、ウクライナ侵攻。
イスラエルによる、ガザ虐殺。
アメリカによる、ベネズエラへの軍事行動。
アメリカ・イスラエルによる、イランへの攻撃。
「法の支配」でなく、「力による支配」が企図されるようになっている。
日本においても、中国による台湾侵攻が、懸念されている。
現在の世界情勢の最大の構図は、「米中の冷戦」なのだろう。
この「戦後史」の本を読んでいても、暗い出来事がほとんどである。
しかし、89年「米ソ冷戦」の終結が(まがいなりにも)宣言されたり、90年、ドイツ統一が実現したり、明るい未来を感じさせる瞬間はあったのだ。