外山恒一のレビュー一覧

  • 対論 1968

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    ネタバレ

    その運動は壮大なものになり
    世間を争乱の渦に巻き込むまでになった…

    そんな時代を生きてきた2名の対談集。
    正直言ってよくわからないものだったけどね。

    おそらくここに哲学やら何かが
    絡んでくるから、なお一層厄介なのだと思う。

    だけれどもそれに興味を持った人
    しかもさほど密接じゃない人までをも
    死に至らしめた案件はかなり重大事でしょうよ。
    ある種の落ち度だよなぁ…

    で、私の嫌いとする人たち
    というかX上でブロックした人たちは
    あっけなくケチョンケチョンにやられていました。

    そりゃあそうだよ、
    一部の人たちのそれで
    それ以外の人たちがすくわれない構図だもん。
    それと排除という安直さ。

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    2023年11月28日
  • 改訂版 全共闘以後

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    著者は1970年生まれで10代から活動家を続けてきた外山恒一という人である。わたしは90年代の中頃にこの著書で取り上げられている『週刊SPA!』の中森明夫氏の連載でその名前を知っていた。1960年代末の学生叛乱時代以降の社会運動の歴史をまとめており、元々は氏自身がミニコミ誌などで丹念に書き綴ってきた膨大な文章をまとめた浩瀚な通史である。特に90年代以降は自らが関わった知られざる反権力活動をまさに虫の眼でえがいており貴重である。ブルーハーツに触発されて管理教育批判運動をきっかけに社会運動を始めたという氏の経歴から独りよがりでイデオロギッシュな主張に溢れているかとかと思いきや意外にもその筆使いは冷

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    2018年12月24日
  • 対論 1968

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    57〜 大衆蜂起⇔市民運動
    66 自分探し 生きづらさ 主体性
    『万延〜』から大江は単純な疎外論ではなくなる
    78 太陽の塔=原発
    縄文あるいは土着的なものの古層が天皇制に絡めとられることについてきちんと考えなかった。だから戦後天皇制の経済基盤である高度成長的な産業主義と結果的に一致した。
    84 主体性の空洞化
    90〜 60年 70年安保
    99 68年ではなく60年安保をリベラル派の市民運動の源流に位置づけようとしている
    108 大江健三郎 坂口安吾
    『遅れてきた青年』『われらの時代』『日常生活の冒険』
    140 ポリコレ
    149 ポリコレ批判
    160 川口事件
    167 村上春樹
    三部作
    ぼく=

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    2023年01月20日
  • 青いムーブメント

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    80年代でこれだけ政治的な若者ってかなり珍しかっただろうから、かなりレアな証言ではなかろうか。80年代史ってよりかサブカル全盛期の記録という感じがする。ただ読んでいると学生運動がかなりサブカル化したのだなという印象を受ける。もう学生運動というものはサブカルでしかないのだろうか?そういえば最近サブカル誌で社会問題をテーマとするものが増えてきた。これがどんどん広がってサブカルにとどまらず、議論する場が増えればなと思う。

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    2009年10月04日