NHK「欲望の時代の哲学」制作班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私自身、ガブリエル氏の思想に関してベースがないのと、あくまでインタビューをまとめたものであるので、それほど強い印象はなかった。
ただいくつか、正に今(2020/12)に起こっていることを示唆していることがあるのは流石と感じた。
民主主義のイディアが法律であるはずであるが、それはもはや民主主義ではなく、その他の何か。今、アメリカで戦われている内容であり、是非ガブリエル氏に意見を聞いてみたい。
またSNSはコミュニケーションのツールではなく、あくまで意見発信のツールでしかないそうだ。
特に非常に重要な意見として、ポストモダンに独裁者は、
あなたを、あなたが知っていることを、本当は知らないと信じさせ -
Posted by ブクログ
哲学は難しい。平易な言葉で語られたら理解が進むのかと思いきや、特に第1章の「つぶやき」はよくわからなかった。他方、第3章の石黒教授との対談は、自分なりに咀嚼しながら読むことが出来た。石黒教授が常に会話を整理し、ご自身との考えとの比較を提示しながら進めてくれたからではと思った。
実は、これがNHKの番組内容を新書化したものだとは読んだ後に知り、それでこんな口語体で載せちゃったわけね…と理解はした。番組を見た人には改めてこの本を読むことで、TVを見た時に抱いた感想や疑問点を整理するのに役立つのかもしれないが、そうでない人にはさっぱりな本になってしまってると思う。
TVで反響があって本にするときは、 -
Posted by ブクログ
【文章】
読み辛い
【ハマり】
★★★・・
【共感度】
★★★・・
【気付き】
★★★・・
敗戦国の日本とドイツ、ドイツはアメリカ化をやめたが、日本はアメリカ化を進めている。
コンピュータサイエンスの根源は哲学。
実存主義:自分の人生以外に、自分の人生に意味を与えるものは何一つない。
人は存在が先にあって、その意味は後付けされる。
言葉を話すことの仕組みを考えると、時間は未来から過去へ向かっている。
「ghost in the shell」ではなくて、「"Geist" in the shell」の方がしっくりくる。
人間である事の最低限の条件は、人間である