母袋夏生のレビュー一覧

  • 走れ、走って逃げろ

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    ネタバレ

    最後の父親との約束「お前は生き残らなくちゃいけない、どうしても」
    8才のユダヤ人少年がユダヤ狩りから逃げて逃げまくる壮絶な4年間 
    少年はポーランド農民、ドイツ兵、ゲシュタボ士官、ソ連兵たちに助けられる
    彼は、死ぬことへの恐怖はない 神がいないことは明白だ 純粋な生への渇望だけが圧倒的に存在する 
    片腕を失い、自分のほんとうの名前も忘れ、終戦になってもなお「ぼくはユダヤ人じゃない」といいきる この言葉が重く胸に刺す つくづく思う、よくぞ、生き延びた  
    映画「ふたつの名前を持つ少年」 原題:Run Boy Run 
     

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    2017年04月19日
  • お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話

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    どの話も、ユーモアや知恵があり、とても面白かったです。アジアやヨーロッパとは違う味わいがありましたが、同じような内容もあり、昔話の奥深さも感じられました。少し大きな子供達への語りにも使えそうで、楽しい一冊でした。
    小学校高学年くらいから。

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    2016年06月06日
  • お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話

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    世界各地のユダヤの民話が32編、旧約聖書の創世記から6編が収められた民話集。
    素朴な民話に始まり、ページを繰るごとにユダヤ教の色合いが深まっていきます。

    巻頭の「ふしぎな財布」
    貧しい農夫が神さまから財布を授かった。いつも金貨が一枚入っていて、それを取り出すとまたわいてくる。でも、その金貨を使うためには、まず、その財布を川に捨てなければならない。
    喜んだ農夫は、毎日一日中金貨を取り出し続け、家に食べものがなくなると隣の家から分けてもらったり物乞いをしたりして凌いでいた。
    もう捨てようもう捨てようと思って川岸に立つものの、あともう少し取り出してから、と思い留まるのだった。
    農夫は大金持ちとして

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    2016年02月15日
  • 走れ、走って逃げろ

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    ポーランドに住むユダヤ人の少年の、第二次大戦体験。
    未曾有の安楽な時代に自分は生かしてもらえている。

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    2016年02月13日
  • 走れ、走って逃げろ

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    ネタバレ

    読みたかった本(見たかった映画の原作)
    ユダヤ人でゲットーから逃げ出した8歳の少年が
    名前を捨ててユダヤ人ってことを隠して農家とかで働きながら生き延びる話
    事故で片腕になったり森で暮らしたり暴力にあったりつかまったりする
    ハラハラハラハラする
    かわいそうで泣ける
    ときどきやさしくしてくれるひとたちがいて、いることにほっとする

    実際にあったはなしで、その話をきいたユダヤ人の人が本にしたそうです

    映画みたいなー

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    2015年12月01日
  • 走れ、走って逃げろ

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    ホロコーストを扱った小説は多く、児童書もかなりの数がある。
    だから、どれを読むか、読ませるか(大人が子どもに手渡すか)は悩ましいところだが、これはかなりお薦め。
    不謹慎かもしれないが、物語として面白い。
    主人公ははじめ8歳で、2年ほどの逃亡生活を描いている。幼いため自分の置かれた状況もわからず、ただ生きるためだけに生きる毎日。そこを作家が勝手にお涙頂戴にしたりせず、子どもらしく受け入れて、時には楽しむこともあったことが、無駄な描写なく書かれている。
    ある面で冒険ものですらある。読んで、体験してみたいとは決して思えないが。
    面白く読めるものの、ホロコーストも、ユダヤ人もポーランド人もドイツ人もロ

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    2015年08月13日
  • 太陽の草原を駆けぬけて

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    戦争で住んでいる地域を追われることは頭では分かっていてもいつもはっとさせられる。新しい土地でたくましく生きて行く姿にエールを送ってしまうが、なかなかのことだろう。
    この家族はユダヤ人でスターリンの統治下、親スターリンの父親なんだが・・・いろんなことがあるね。ユダヤの人たちがヨーロッパからどうやってイスラエルに到達したか、一辺が垣間見られて興味深い。

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    2015年07月06日
  • お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話

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    食べ物や習慣、暮らしの全てが私が知っている世界とあまりにも違っていて本当に興味深い。
    素朴な民話のあとに読む「創世記」の完成度はさすが。

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    2022年12月24日
  • クネレルのサマーキャンプ

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    自分はケレットに対しては手離しに賞賛はしてなくて、そういう人達は感受性が乏しいんではないか?と思っている。その理由は、自分が歪んでいるからであって、日頃
    そこを隠してオホホと世の中をうまく渡っているつもりが、ケレットの深い洞察力によってビシャーと、照射されてしまうからである。それで勝手に疲れて、疲労させられたことを逆恨みしているのである。だったら読まなきゃいいのに、なんだか面白いところもあって、見逃せない。これもまたマゾ行為なのである。こういう作家はたまにいて、心身共に健康な人向けの作家だと思う。

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    2022年02月12日
  • お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話

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    ネタバレ

    世界に散らばる民族のユーモアあふれる物語。

    ユダヤ人という民族は、ある種特別な民族である。彼らの考え方や行動原理を知るのは、他の民族同様に語り継がれてきた民話や例え話を読むといい。

    相手が動物でも死神でも、なぜかよく出てくる裁判所。そういえばシェイクスピアの「ヴェニスの商人」でも裁判していたと思い出す。グリム童話や他の民話に似た話も時々ある。「ベドウィンの羊」は、最初は「北風と太陽」かと思ったが、落語の「死神」のような要素(残りの寿命がツボの中の油の量)があった。

    創世記より、エデンを追放される話が印象的。エデンの園は無垢な者のために。知恵を選び取った人間は、苦労して勤勉に努力して自立を

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    2020年08月20日
  • クネレルのサマーキャンプ

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    表題作が良かった。この表題作だけが中編であとは短編だった。イスラエルという国に住む人の宗教観や死生観が表れていて興味深かった。もう少しユダヤ教やユダヤ人に詳しくなろうとも思った。そして、イスラエル人だと一括りにはしないものとして、作者は死の先に救いがあるような書き方をしていてくれて、読んでいてホッとするような気がした。たとえ自死でも死後の世界に与えられる褒賞は少なくなれど必ずあるというような。そういうあたりが普遍的に、特に日本人の私には心に安心感を与えてくれた。

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    2019年01月30日
  • 走れ、走って逃げろ

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    ネタバレ

    映画「ふたつの名前を持つ少年」を観た時からずっと気になっていたけれど、ようやく読んだ。
    人種や宗教をこんなに幼いうちに考えさせられるというのは過酷だなぁ。
    ユレクは幾度となく追われるけれど、同じくらい助けられもした。そのなかでも家を燃やされながらもかばい続けてくれたレジスタンスの家族を持つ女性の件は何度読んでも胸が痛くなる。彼女の行いは尊いけれど、自分は果たして同じ行動をとれるかと言ったらおそらく無理。

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    2018年02月01日
  • お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話

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    今まであまりなじみのなかったユダヤ圏の昔話集。旧約聖書に関する話や、ユダヤ教の考え方など日本になじみの薄かった話も多い。

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    2016年02月14日