母袋夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホロコーストを扱った小説は多く、児童書もかなりの数がある。
だから、どれを読むか、読ませるか(大人が子どもに手渡すか)は悩ましいところだが、これはかなりお薦め。
不謹慎かもしれないが、物語として面白い。
主人公ははじめ8歳で、2年ほどの逃亡生活を描いている。幼いため自分の置かれた状況もわからず、ただ生きるためだけに生きる毎日。そこを作家が勝手にお涙頂戴にしたりせず、子どもらしく受け入れて、時には楽しむこともあったことが、無駄な描写なく書かれている。
ある面で冒険ものですらある。読んで、体験してみたいとは決して思えないが。
面白く読めるものの、ホロコーストも、ユダヤ人もポーランド人もドイツ人もロ