あらすじ
自殺者が集まる世界でかつての恋人を探して旅する表題作のほか、ホロコースト体験と政治的緊張を抱えて生きる人々の感覚を、軽やかな想像力でユーモラスに描く中短篇31本を精選。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
生と死の運命について考えさせられる。
設定が死後の世界で、人びとが意外にも生き生きと生活しているのがユニークでおもしろい。
時間のない人は、最初のサマーキャンプの章だけ読んでもいいかもしれない。
Posted by ブクログ
自分はケレットに対しては手離しに賞賛はしてなくて、そういう人達は感受性が乏しいんではないか?と思っている。その理由は、自分が歪んでいるからであって、日頃
そこを隠してオホホと世の中をうまく渡っているつもりが、ケレットの深い洞察力によってビシャーと、照射されてしまうからである。それで勝手に疲れて、疲労させられたことを逆恨みしているのである。だったら読まなきゃいいのに、なんだか面白いところもあって、見逃せない。これもまたマゾ行為なのである。こういう作家はたまにいて、心身共に健康な人向けの作家だと思う。