伊原薫のレビュー一覧

  • 関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか ブランド力を徹底検証!

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    かなり丹念に阪急関係者に取材したことがうかがい知れる。
    小林一三から始まって、企業経営の歴史に関しては、かなり既知のことも含まれているが、電車構造の歴史では初めて知ることも多くて面白かった。
    あの独特の電車を製造していたナニワ工機がアルナ工機と社名を変え、阪急から離れてしまっていることは知らなかったので少々驚いた。
    ちょっと阪急を美化しすぎているところもあるのと、阪神間に住んでいたことがある人間には馴染み深いものがあるが、それ以外の地域の人たちには、地名を含め、新書という制約から地図による説明が十分ではないところが多くて、理解しづらいかもしれない。
    しかし面白く読めた。

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    2020年10月31日
  • 「技あり!」の京阪電車 創意工夫のチャレンジ鉄道

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    京阪は学生時代に毎日乗っていたが、日本初の者がこんなにあるとは知らなかった。例えば、回生ブレーキ、自動信号機、空気ばね台車。京阪をもっと知りたくなる話がたくさん盛り込まれていて面白かった。よく比較される阪急に比べると、日陰な印象が否めない。ただ、最近は東京で鉄道広告も出しているのを見かけ、プロモーションに力を入れているのかもしれない。模型の世界でも日陰のようで、鉄コレが多少あったが、種類は少ないようだ。

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    2019年05月03日
  • 街まで変える鉄道のデザイン カタチで叶える課題解決

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    一応読み終わった。
    が、昼休みに細切れで読んだので、あまりよく読み解けたとは思えない・・・。

    タイトル通り、鉄道は街のあり方に大きな影響がある。
    それは日々の生活でも感じるところ。
    本書では、鉄道に関わるデザインを取り上げられ、なぜそうであるのかなどを解説される。

    取り上げられるものとしては・・・
    ・鉄道会社のフラッグシップ列車の車両デザイン
    ・駅名
    ・駅舎、ホーム、改札、トイレ、駅名表示
    ・車両のカラーリング
    ・事故防止のための機構
    ・踏切と駅の立体化
    ・路面電車の復活

    色々な視点から、多くのトピックを取り上げている。
    が、残念ながら「カタチで叶える課題解決」というところに結びついているか疑問に思うものもあり、それぞれの記述もやや物足りないところもあった。

    例えば、観光列車を中心に水戸岡鋭治さんのデザインが多く起用される理由。
    もちろん、デザインが洗練されていることを挙げてはいたが、第三セクター化した会社が責任回避のために、実績のある人しか選べないという事情がクローズアップされる。
    それが現実かもしれないが、問題解決というよりは、何か夢が失われた気分がしなくもない。

    逆に、駅の立体化の話は、本書で初めて知ることも多く、読んでいて楽しかった。
    混雑時の人の流れが集中することへの対応や、高齢化社会で上下の移動についての配慮はどうするのかなあ、と思うものの、街が路線の両側に発展する可能性があることはいろいろな希望が持てる。

    低床の路面電車により、都市の空洞化を食い止めつつ、人に優しい交通ができるのも夢のある話だった。

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    2023年08月25日
  • 知ってたのしい!鉄道の信号 安全のキホン、乗って観察・見て納得

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     特に知っても面白くないっす。
     電力と違って信号はクソ細かいのでやりたくないっす。

     てなわけで、ざっと最新の信号装置が分かるよ、という本。
     やっぱりICカードで閉そく作っても良いじゃんねと思う。

     ワタシが初期段階から開発に関わった無線式踏切が1.5ページだけ記載されてました。
     走行試験終わってから関わりないけど、現状どうなってるんだろうなぁ。。。

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    2023年03月04日
  • 「技あり!」の京阪電車 創意工夫のチャレンジ鉄道

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    存外面白かった。
    京阪なんて、埼京線と並ぶ痴漢の多い柄の悪い電車だと言うイメージしか、昔はなかったんだけどね。大阪に住んでいれば、地下鉄とJRと近鉄と阪急で何とかなったから。
    今は通勤で京阪を使うようになっているのだけど、これだけの紆余曲折があって、アイデア一杯に走ってきた路線だとは知りもしなかった。
    鉄ではないので、各車両の特徴を嬉々と語られても、茶色い特急と青い特急とその他緑の普通電車しか判んないんだけど。

    通勤電車を見る目が変わる。

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    2021年12月25日
  • そうだったのか!Osaka Metro 民営化で変わったもの、変わらなかったこと

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    大阪市交通局が民営化前からお役所体質から抜け出そうとしていたことや、公営鉄道としての根本の考え方(あくまで市民の利益のため)は伝わったが、タイトルにもある「そうだったのか」っていうある種の感動っていうのはなかったかな。
    でも、大阪で路面電車がバンバン走っていた時代のことをこれっぽっちも知らなかったから、市電の話はおもしろかった。

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    2021年09月01日
  • 関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか ブランド力を徹底検証!

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    生まれも育ちもずっと東京郊外で現在は神奈川住みなので、まさにこの本のタイトルは、関西出身の友人らに対して思っていたことそのものであり、期待してこの本を手に取った。
    確かに、この本からは阪急電車、阪急という会社、そして小林一三氏の凄さは伝わってくるし、興味深かった。ただ、その阪急の凄さを、利用者や沿線住民がどのように受け止めているかという、まさしく一番知りたいところに関しては、データなどが示されているわけではなく、筆者の感想以上のものは書かれていない。この点、肩透かしをくらった感は否めず、星は3つとさせてもらった。
    だが、今後関西に行くことがあったら、阪急電車について、今まで気がついていなかった様々な点について、注意深く観察することになるだろうとは思う。コロナが収束して、私たちのような東日本の人間も、阪急電車の凄さを体感できるようになる日が早く来てほしい。

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    2021年08月12日
  • 関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか ブランド力を徹底検証!

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    旅でよく関西(とりわけ京都)をよく訪れますが、それとなく阪急のハイソなイメージは感じていました。とりわけ阪神間における阪急・阪神の対比はこの本のタイトルにあるように、やっぱ阪急が別格だな、とも。

    たしかによそ者の目から見ても、あの車両の色や内装を以てして阪急電車が一つのブランドになっている印象はありますし、阪神間では高級住宅街を縫うように走る点もさらに、そのイメージを高めているであろうことは容易に想像がつきます。住みたい駅ランキングでも西宮北口が毎回上位に来ますしね。

    で、そのブランドイメージは決して一朝一夕に出来上がるものではなく、長い年月を経て人々の心のなかに醸成されるものなのでしょう。それゆえ、この本を読み終えても「これが決め手だった」という明確ななにかひとつの理由がみつかるわけではなく、地道な取り組みの積み重ねや、細部にまで行き届いた小林イズムがどのようなものであったかを知ることで、読者の中にもじんわりと”阪急”の”格”がわかる、そんな一冊ではないかと思います。

    首都圏ですと東急電鉄が似たような立ち位置&イメージですね。で、阪神は京急ですかね、、、。阪神と京急はJRよりも海沿いの地域=臨海工業地区を走っていること、それゆえ沿線に工場やギャンブル場が点在しているあたりが似ていますね。おそらく街の雰囲気も相通じるものがあるのではないかと想像します。

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    2021年01月24日
  • 関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか ブランド力を徹底検証!

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    阪急の多角化経営の歴史が詳しくて面白い。20世紀初めの大阪の極端な過密と、東京的生活への憧れ。
    車両のウンチクは鉄道に詳しくない読者としては正直要らないが、これは欠かせないものなのか…

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    2020年12月15日
  • 関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか ブランド力を徹底検証!

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    副題「ブランド力を徹底検証!」
    鉄道というよりブランドとしての「阪急」の魅力を考える本。

    何回も類本で読んだけど、やっぱり小林一三ってすごいわ!
    大河か朝ドラやってもええんちゃう?
    ビジネスのためとはいえ、鉄道引いて、住むとこ作って
    住民の余暇施設作って、域外から人を呼ぶ仕掛け作って
    …リアル・シムシティ。

    口絵に旧梅田駅のコンコースの写真が載っていますが
    あの美しい天井が阪急百貨店のレストランに
    移設されていたなんて知らんかった〜。

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    2020年09月19日
  • 国鉄・私鉄・JR 廃止駅の不思議と謎

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    <目次>
    第1章  廃止駅に隠されたびっくりエピソード
    第2章  いまも…いや、いまこそ観光客が多く訪れる駅
    第3章  鉄道車両が動態保存されている廃止駅、美しく保存されている廃止駅
    第4章  都心にもある廃止駅
    第5章  廃止駅を取り巻く驚きの事情

    <内容>
    秘境駅以外に、宮脇俊三氏がまとめた『鉄道廃線の旅』シリーズなどからも、「廃駅」マニアは多くいる。そこに注目した文庫本だが、読後感想は「中途半端」。最低限のデータは盛り込まれているが、地図などの情報もなく、文章も今一つ。第5章などはもはや「廃駅」とは違う気がする。一つ一つの駅をもう少し掘り下げるべきだったかもしれない。

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    2019年06月23日