今西乃子のレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
お話の内容はご記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが2019年から半年に渡り起きたオーストリアでの大きな山火事を題材にし作られたお話です。
ユーカリの木がコアラの親子を大きな愛で見守る姿が描かれています。
おとなは、5分もあれば読めてしまうボリュームですが、長編の本を読み終えたような充実感がありました。人としてのあり方を考えさせられました。
小学校低学年の読みきかせにふさわしい児童書だと思いました。
絵本だと簡単すぎてしまうし、児童書ですとちょっと長いな、難しいな、という本がほとんどの中、この本は貴重な位置付けになると思います。
押し付けがましくなく、自然と子供たちの心に優しくストレ -
-
Posted by ブクログ
「動物園の人気動物が亡くなれば、マスコミが大きく取り上げ、多くの人がその死を悼む。命に順位はあるのだろうか…。」
獣医師である『愛知県立とべ動物園』の元園長『渡邉清一』氏。その多岐にわたる生き物とのかかわりあいを通して、『命のものさし』について考える。
動物園に勤め沢山の動物たちと関わってきたと聞けば、きっと動物が大好きな優しい人何だろうと思うことだろう。だが、生き物に関わる仕事というのはそれだけではない。実際、渡邉氏は助けた命より殺した命の方が多かったと語る。特に保健所や愛護センター時代の話は心が痛む。食肉センターも同様に。目を背けたくなるような写真も載っている。でも事実をきちんと知ること -
Posted by ブクログ
飼われている動物は飼い主のことをどう思っているのか?生まれ変わったらまたこの人と一緒に過ごしたいと思ってくれるのか?
例えば、猫。野良ちゃんで悠々と過ごしていたのを家猫に無理矢理した飼い主をどう思ってるんだろう?もう捕まらないぞ!なんて実は思われてたらショックだな。
この本では、犬が前の飼い主から虐待を受け、捨てられますが、こういった酷いケースは別として、飼い主がとても可愛がっているつもりで、ちゃんとお世話しているつもりの一方で、動物はどう思っているんだろう…と考えさせられました。
動物から選ばれる人になれているのか?
なれていたらいいな。