御田寺圭のレビュー一覧

  • 矛盾社会序説

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    自分自身にも思い当たる、認めたくない事実が淡々と書かれており、世の中は白黒では決して解決できない事象が組み合わさり成っているのだと思い知った。今後の考え方に影響を与えてくれた一冊。

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    2019年07月21日
  • 矛盾社会序説

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    自分にとって都合の悪いことに目を背けたくなるのが人間の性でありそれを否定も肯定もしない。だが、目を背け続けたときに起こりえるリスクを認識しておく知性を持っておくことが人類には必要だと考えます

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    2019年06月24日
  • 矛盾社会序説

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    「自由」な生き方を謳歌できる世の中になった一方で、その代償を背負って生きている人たちがいる。「かわいそうな人」の中にも明らかな序列が存在し、世間の同情を集められる人がいる一方、その存在すら認められずに「透明化された存在」として扱われる人もいる。本書はそのような人々にスポットを当て、建前だらけの現代社会の闇の部分を見事に炙り出している。ポリティカルコレクトネスが喧騒される現代社会だが、その主張に含まれる矛盾に気付かせてくれるという点において有益な一冊だった。ベーシックインカムに関する論考も一読の価値あり。

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    2019年03月24日
  • 矛盾社会序説

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    現代日本が抱える矛盾だったり生きづらさを、複数の論点から記述的に説明していた。

    ただし、それらの矛盾をどう解決するかというのは難しい。本書でも特に有効な案は提案されていなかった。

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    2019年01月04日
  • 矛盾社会序説

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    読むのに体力を使う社会論考集。「かわいそうランキング」で電撃走り、「ガチ恋おじさん」では歯を食いしばる。「いるけど見えていない存在」「引き取り手のいない大きい黒犬」にフォーカスを当て、問いを投げかける本。おすすめだけど、体力のあるときに。

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    2018年12月16日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    序章、一章は面白かったが、それ以降がつまらなかった。

    友達と普段議論していることが本になったようなイメージ。考え方や論点は面白かったが、特に新しいことが学べたわけではなかった。
    また、ケーススタディを重ねて同じようなことを繰り返し言っているような気がした。

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    2023年12月19日
  • 矛盾社会序説

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    感想
    弱者男性の議論。彼らは社会の循環構造に巻き込まれた存在。カルチャーを生むと同時に危険を生じさせる。お金では解決しきれない問題。

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    2023年07月26日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    そもそも数字で出せるようなものでないのかもしれないが、こじつけや揚げ足取りのような話の展開が散見された。
    終章では読者から「妄言」と捉えらることに著者も自覚はあるようで、安心したがここまで考えての終章のような気もする。
    問題提起で終始するのも、結局すぐに解決できる問題はほとんどないから行動・発言する前に少し考えてみようって話なのかな。
    少し考える余裕もある種の贅沢品なのかもしれないが。

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    2023年04月18日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    ところどころ共感できる部分はありました。
    ただ、共感できないところの方が多く、男女の話題、特に非モテ男子についての話はよく理解できませんでした。

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    2023年04月10日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    逆バリの結論ありきなので、時事評論というよりはどうしても非モテ文学的なコラムに見えてしまう。特に後半は視点が完全に非モテ男性に固定化されてしまって、読んでいて辛くなった。
    ただ、ところどころに見るべきものがあるのも確かで、年収300万の男女が結婚すれば世帯年収600万でやっていけるとの主張は上野千鶴子も言っていた。これほど立場の違う同士が同じことを主張するのかと目から鱗が落ちた。

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    2023年02月28日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    社会の色んな問題は、平等や個人の自由を求めてきた結果生じた歪みなのだと痛感した

    凄く鋭い指摘のオンパレードで納得することも多いが、全体を通して基本的にはその問題指摘に留まっている

    多分解決策なんてない
    不平等ばかりだけど人間ってそんなものよねっていう諦めが「粋」につながってた江戸時代に、もしかしたら最適解があるのかも。
    身も蓋もないけど。

    またこの本では、多様性や個人主義を志向しすぎた結果の歪みや軋みが胸焼けするほど述べられているが、多様性によってもたらされるメリットについては何ひとつ触れられていない。それが少し胸焼け感じさせる読後感につながっている気がする。

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    2022年09月02日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    この手の本は、基本と原則、例外に当てはめつつ、批判の気持ちをもって読まないとミスリーディングになりそう。参考文献の数が少ないことが気になった。

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    2022年08月11日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    文章上手いなーと思うし見方も面白い。排除アートなど、組み込んでいる構成も唸るものがある。日々書き続けているのも敬服もの。ただ、全編読んで楽しめたかというと難しい、トレンドすぎたものが多かったからか、独創的な視点からの論評に食傷気味だったのかはわからないが、最後の方はちょっと駆け足だった。

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    2022年08月03日
  • ただしさに殺されないために~声なき者への社会論

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    筆者のnoteをしばらく購読していた。主張するところはその通りだと頷くことが多い。けれども、毎回お決まりの内容の呪詛を浴び続けると飽きてしまうし、胸焼けしてしまう。先鋭化した仮想敵を相手にしているのもあってか、どうしても自身の思考も極端になってしまっているようにも思う。

    世の中は昔から光が当たる場所と影になる場所があって、皆それを知っている。声高に影の存在を認めない人がいるのは間違いないが、決してそれがマジョリティではない。時代によって影の形は少しずつ変わり、それに伴って社会がコストとして引き受けるリスクの種類も変わっていくけど大きな時代の流れの中ではそれは小さな変化に過ぎない。
    人間は差別

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    2022年06月20日
  • 矛盾社会序説

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    「かわいそうランキング」の着眼点とその呼称は秀逸。

    橋本徹はなぜトランプになれなかったのかも、今の彼の態度で答え合わせができる。

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    2022年05月23日
  • 矛盾社会序説

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    光ある所には影があるという話。
    自由な社会において何か誰かを選ぶということは、必ず選ばれない者が出てくるという言葉が印象的。

    かといってこの本では何か解決策が提示されているわけでもない。自由な社会の負の側面としてそういったことが存在するのは仕方ないが、それを救うのが政府の役割ということになるだろう。

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    2021年11月15日
  • 矛盾社会序説

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    綺麗事を簡単に口にする人種が、無かったことにしている不都合な真実を明確に提示している。しかしどうしたらいいのか。

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    2019年09月14日
  • 矛盾社会序説

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    「透明化された人々」について著した本。自分が普段何気なく過ごしている中で、見過ごしている事実を露わにしている。不幸な事件が起きている中で、その底流にあると思われる事実を考えさせられました。

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    2019年06月08日
  • 矛盾社会序説

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    少し時間があるので読みなおし。こういうのは社会評論とかそういうのだと思うんだけど、ツイッタでがんばって出版したひとびとは、そのタイミングで実名顔出して一気に勝負かけたほうがいいんちゃうかという気がする。女性ならそうするんではないかと思う。アイデンティティあいまいだとあれよね。



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    グラフを盗用したとかいう話だが一部めくってみた。思ったよりよいしいろいろがんばってると思う。こういうの専門の学者研究者は書きにくいところがあると思う。

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    2020年06月15日