NHK<ラジオ深夜便>制作班のレビュー一覧

  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    今オイラはどん底にメンタルを病んでいる。
    天文台に通えず、今年度の星空案内人養成講座を辞退するほどに。

    その時出会ったのがこの本。
    絶望しながら、気分が楽になり、最後には笑える本。
    だとオイラは感じた。

    一読をお勧めします。

    0
    2025年02月26日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大好きな本でもう何度読んだかわからない。
    各作家の絶望名言と、その名言を掘り下げるために作家の生涯についての説明と、頭木さんと、川野さん、根田さんの人生経験や考察などどのパートも満足感が高い。
    印象的だったのが、人生をあらすじで捉えるという言葉。
    人生をあらすじで取りえてると、幸せそうに見えたり、不幸そうに見えるが、日々のあらすじに残らないような中にも幸せと絶望がある。
    自分の人生に置き換えても納得感が高く印象的だった。

    0
    2025年01月24日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    とてもいい本。
    NHKだから大真面目に古典文学についてラジオで語っているのかと思いきや、
    あまりに絶望すぎて笑っちゃってる部分もあり。
    最初は特番だったが自然に人気が出てレギュラー化したというのもいい。

    ラジオなので「絶望音楽」が入るのもいい。
    レコード会社の宣伝の為の曲でなく、パーソナリティが選曲してその歌詞がいかに絶望的かを解説している。

    著者がちゃんとした文学者ゆえに各作家の生き様やその言葉の背景なんかの説明を丁寧にしてくれて染みる。

    「無能、あらゆる点で、しかも完璧に。」

    とかそんな言葉の後に、「カフカは平穏な人生を送っていて、サラリーマンとして順調に出世もしていますし、恋人も

    0
    2024年05月24日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    なぜ私がこの本にたどり着いたかというと、絶望していたからである。
    絶望している人にとってポジティブ系の名言は、正直しんどい、聞いててキツい、暑苦しい、もうやめてくれ、ほっといてくれ、という具合に状況を悪化させかねない。
    そこでこの「絶望名言」の出番である。
    若くして長い闘病生活を送った著者の救いとなった、文豪たちの「絶望名言」が収められている。
    文豪たちの絶望が深すぎて逆に笑えてくるという、今までにないヒーリング体験が味わえる。

    0
    2024年03月20日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    想像よりずっと読みやすく、絶望した者を優しく包み込み、希望を見出すことができた本。
    過去の偉人の作品中に出てくる絶望を感じる名言を著者やアナウンサー川野一宇氏が対談形式で解説していく本作は非常に面白い試みだ。
    作品名は知っていても内容は知らないものも取り扱っているため、そちらの作品も興味が湧いた。

    0
    2023年12月29日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

    Posted by ブクログ

    絶望名言2冊目。個人的にはやはり一冊めの方がインパクトのある名言が多かったし、頭木さんや川野さんの絶望体験が語られて共感される様子が面白かった。でも二冊目に取り上げられる作家たちの人生の絶望度合いは、一冊めのよりも壮絶。印象に残ったのは喘息治療を兼ねてパラオに行った中島敦が、向こうでは熱帯の病にやられ日本に戻れば寒さで病のやられ早死してしまうという人生。いやあ、転地を考えるほどの喘息の辛さは想像を絶する。又はほとんどの名曲を失聴してから作ったというベートーヴェンの人生。希望を持たず諦めたことで生きていけたのだろうが、そんな自分の人生を諦めという隠れ家、という言葉で絶望するしかない姿に胸打たれる

    0
    2023年09月24日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    一番得意なのは倒れたままでいることだ、というカフカの言葉を覚えているのだが、著名人達の絶望感を嘆く名言のみならず、それを解説する頭木さんの言葉が面白い。なるほどそんな解釈があるのか、弱った時にはそう響くのかと。
    後半、ブハっと噴き出すぐらいの絶望名言があったのだが、メモするのを忘れてしまった。もう一回読みたい。

    0
    2023年09月18日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    辛いときには、絶望的な言葉の方が心にしみる。同感です。とことん絶望することでエネルギーチャージしたら這い上がっていける気がする。

    0
    2023年07月11日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    悩んで辛い時には、明るいものよりも暗く苦悩しているものを読む方が救われる。なるほどな、わかる気がする。ぼんやりそう思いながら読んでいましたが、次のように説明してあって唸りました。
    「文学を読むと、本当に暗い心とか辛い心とか、とことん描いてあるじゃないですか。普通に生活していると、会話でそこまで心のうちを見せる人っていませんし、やっぱり辛いことは見せないようにしていることが多いですからね。
    世の中に普通に語られることって、成功体験が多いじゃないですか。苦労話もありますけれど、結局、乗り越えた人の話なんですよね。乗り越えなかった人の話って、なかなか出て来ないじゃないですか。だけど、文学だけは、そう

    0
    2022年11月10日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    2の方から読んで面白かったので、この本を読んだ。やっぱりいい。名言とともに実際のエピソードがあるところがいい。分かりやすく、自分にも当てはまるなと過去の人をぐっと身近に感じる。ゲーテの名言、生涯が染みた。絶望にも種類があると思った。

    0
    2022年07月30日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

    Posted by ブクログ

    自分の感じているモヤモヤをスポッときれいな言葉?収まりのいい解りやすい言葉で表現されていた。もうここには居ない人達も同じように言い様のない、どうしょうもないことで悩んでいたと言うことが少し慰めになった。
    特にベートーヴェンについて詳しく知りたいと思った。①もまた探して読みたいと思う。

    0
    2022年07月07日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    不思議なことにとても心が癒されるのを感じます。
    これまで絶望感と訣別しようともがいてきたけれどもう諦めることにしました。
    絶望と共に生きていこうと。
    最期まで共に歩んでくれるのは最早絶望だけなのではないかと頼もしくすら思えるほど。
    よろしく、絶望。

    0
    2022年02月28日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    タイトルでびっくりしたけど、失恋したときは失恋ソングを聞くように、絶望した時は絶対名言はいいかとおもう。考えさせられる言葉ばかり。

    0
    2022年01月19日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    2が出ているということを知り再読。番組のコンセプトは「死が救いに思われるほどの絶望をすくいとって言葉にしていく」ということ。生きることに対して前向きにならないといけないという無言の圧力が現代には多く存在すると思う。確かに自殺は悲しいことだし、生きているだけで素晴らしいという事実はあるかもしれない。だからと言って、生きることに対して前向きになる必要は私は無いと思う。将来に向かってつまづきながら生きることも、倒れたままでいることも、幸福に傷つく弱さも、明けない夜も、許される世界があればいいのにと思いました。

    0
    2021年04月13日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

    Posted by ブクログ

    この本に書いてある名言達に
    どれだけ過去の傷を癒やされただろう。

    よく悩み事を話した時、 あなただけじゃなく皆んな辛い事はあるのよ。 と言われてそんな事を言われたってなんの励ましにもならないからやめてくれと思ってしまうけど、
    この本は優しくその真理を教えてくれる。
    素直に1人じゃないんだと思わせてくれる。

    0
    2021年01月14日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    定期的に読んでいる頭木弘樹さん。これはNHKラジオ深夜便の『絶望名言』というコーナーの書籍化だそうだ。字も大きいし、対談形式で読みやすい。あっという間に読み終えちゃう。人生のあらすじだけみたら成功者のゲーテも細かく見ればいろいろ辛いこともあった、というところが一番印象的。ただただ嘆くばかりのカフカより、ゲーテはすごく人間ができている気がする。

    0
    2024年09月28日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2

    Posted by ブクログ

     少し前に本書の前作を読んだのですが、一味違った視点に感化されました。前作出版後も「NHKラジオ深夜便」の名物コーナーは継続していて、本書は、その内容を第2作目としての採録したものです。
     こちらも、なかなか私一人の頭では考えが及ばないような切り口からの解説で、とても興味深く読みました。

    0
    2024年01月09日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    またまた体調を崩して、久しぶりにゆっくりゆっくりではあるけどなんとか読書ができました、ゆまちです。
    それはさておき。

    古今東西の文豪の絶望名言を紹介し、その名言について自身らの体験を踏まえて語る本書。
    絶望した時には希望に溢れた言葉より絶望に満ちた言葉の方がすんなり身体に降りてくるというのには同感。本書を体調が悪い中読む事ができたのは、その点があるんだろうなあと。
    ああ、だめだ。頭がうまく働かなくて全然感想になってない。
    でも「明けない夜もある」など、腑に落ちる名言たちに、救われる。
    「不幸はひとりではやってこない。群れをなしてやってくる。」にも同感。
    私も一つの症状がやっとマシになったと思

    0
    2023年09月12日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    小説に対してあまり名言とか意識したことなかったが改めて1フレーズを切り取って自分に置き換えたとき、ストンと腑に落ちる感覚があった。ぜひ、また続編が見てみたい。

    0
    2022年12月05日
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    見たことのなかった世界を見た。
    絶望する境地は、普通は個人がたった独りで体験するもの。それを複数人で共有するという、新しいものの見方。
    絶望は誰も体験することなのかもしれない。
    その時はいつも独り。周りは暗闇の中。
    なのにそこで語り合う。先人たちの残した言葉。
    絶望の中でつぶやいた心の闇を絞り出す言葉に共感しつつ、語り合う世界。 初めてみた世界だった。今までに見た太宰も芥川も、みな独りで語っていた。それを個人で読者は味わっていた。

    深夜便にも興味を持った。

    0
    2022年12月05日