NHK<ラジオ深夜便>制作班のレビュー一覧

  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    なぜ私がこの本にたどり着いたかというと、絶望していたからである。
    絶望している人にとってポジティブ系の名言は、正直しんどい、聞いててキツい、暑苦しい、もうやめてくれ、ほっといてくれ、という具合に状況を悪化させかねない。
    そこでこの「絶望名言」の出番である。
    若くして長い闘病生活を送った著者の救いとな...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    想像よりずっと読みやすく、絶望した者を優しく包み込み、希望を見出すことができた本。
    過去の偉人の作品中に出てくる絶望を感じる名言を著者やアナウンサー川野一宇氏が対談形式で解説していく本作は非常に面白い試みだ。
    作品名は知っていても内容は知らないものも取り扱っているため、そちらの作品も興味が湧いた。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2
    絶望名言2冊目。個人的にはやはり一冊めの方がインパクトのある名言が多かったし、頭木さんや川野さんの絶望体験が語られて共感される様子が面白かった。でも二冊目に取り上げられる作家たちの人生の絶望度合いは、一冊めのよりも壮絶。印象に残ったのは喘息治療を兼ねてパラオに行った中島敦が、向こうでは熱帯の病にやら...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    一番得意なのは倒れたままでいることだ、というカフカの言葉を覚えているのだが、著名人達の絶望感を嘆く名言のみならず、それを解説する頭木さんの言葉が面白い。なるほどそんな解釈があるのか、弱った時にはそう響くのかと。
    後半、ブハっと噴き出すぐらいの絶望名言があったのだが、メモするのを忘れてしまった。もう一...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    辛いときには、絶望的な言葉の方が心にしみる。同感です。とことん絶望することでエネルギーチャージしたら這い上がっていける気がする。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    悩んで辛い時には、明るいものよりも暗く苦悩しているものを読む方が救われる。なるほどな、わかる気がする。ぼんやりそう思いながら読んでいましたが、次のように説明してあって唸りました。
    「文学を読むと、本当に暗い心とか辛い心とか、とことん描いてあるじゃないですか。普通に生活していると、会話でそこまで心のう...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    2の方から読んで面白かったので、この本を読んだ。やっぱりいい。名言とともに実際のエピソードがあるところがいい。分かりやすく、自分にも当てはまるなと過去の人をぐっと身近に感じる。ゲーテの名言、生涯が染みた。絶望にも種類があると思った。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2
    自分の感じているモヤモヤをスポッときれいな言葉?収まりのいい解りやすい言葉で表現されていた。もうここには居ない人達も同じように言い様のない、どうしょうもないことで悩んでいたと言うことが少し慰めになった。
    特にベートーヴェンについて詳しく知りたいと思った。①もまた探して読みたいと思う。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    不思議なことにとても心が癒されるのを感じます。
    これまで絶望感と訣別しようともがいてきたけれどもう諦めることにしました。
    絶望と共に生きていこうと。
    最期まで共に歩んでくれるのは最早絶望だけなのではないかと頼もしくすら思えるほど。
    よろしく、絶望。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    タイトルでびっくりしたけど、失恋したときは失恋ソングを聞くように、絶望した時は絶対名言はいいかとおもう。考えさせられる言葉ばかり。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    2が出ているということを知り再読。番組のコンセプトは「死が救いに思われるほどの絶望をすくいとって言葉にしていく」ということ。生きることに対して前向きにならないといけないという無言の圧力が現代には多く存在すると思う。確かに自殺は悲しいことだし、生きているだけで素晴らしいという事実はあるかもしれない。だ...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2
    この本に書いてある名言達に
    どれだけ過去の傷を癒やされただろう。

    よく悩み事を話した時、 あなただけじゃなく皆んな辛い事はあるのよ。 と言われてそんな事を言われたってなんの励ましにもならないからやめてくれと思ってしまうけど、
    この本は優しくその真理を教えてくれる。
    素直に1人じゃないんだと思わせて...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    絶望した時に読むためのネガティブな名言集。ネガティブさが突き抜けてて電車で思わず笑ってしまった。弱いこと、繊細なことは短所ではない。敏感だから気づけること、弱いからこその愛おしさ。幸福すら破綻に感じる太宰治。なんとなく先が読めない曖昧さに絶望する芥川龍之介。みんな愛おしい
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2
     少し前に本書の前作を読んだのですが、一味違った視点に感化されました。前作出版後も「NHKラジオ深夜便」の名物コーナーは継続していて、本書は、その内容を第2作目としての採録したものです。
     こちらも、なかなか私一人の頭では考えが及ばないような切り口からの解説で、とても興味深く読みました。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    またまた体調を崩して、久しぶりにゆっくりゆっくりではあるけどなんとか読書ができました、ゆまちです。
    それはさておき。

    古今東西の文豪の絶望名言を紹介し、その名言について自身らの体験を踏まえて語る本書。
    絶望した時には希望に溢れた言葉より絶望に満ちた言葉の方がすんなり身体に降りてくるというのには同感...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    見たことのなかった世界を見た。
    絶望する境地は、普通は個人がたった独りで体験するもの。それを複数人で共有するという、新しいものの見方。
    絶望は誰も体験することなのかもしれない。
    その時はいつも独り。周りは暗闇の中。
    なのにそこで語り合う。先人たちの残した言葉。
    絶望の中でつぶやいた心の闇を絞り出す言...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    小説に対してあまり名言とか意識したことなかったが改めて1フレーズを切り取って自分に置き換えたとき、ストンと腑に落ちる感覚があった。ぜひ、また続編が見てみたい。
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    絶望している時こそ絶望名言を、という考え方が健康的だなと思った。
    特に好きだった名言は
    「人間は昼と同じく、夜を必要としないだろうか。」(ゲーテ)
    「あの人の弱さが、かえって私に生きて行こうという希望を与える。」(太宰治)
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    休職中に友人の勧めで読んだ。抑鬱状態のときにちょうど良い本なのかもしれない。
    複数人の文豪の言葉が出てくる中で、ゲーテの言葉が一番しっくりきた私はやっぱり凡人なんだろうなと思った(笑)
    読書好きでも文豪のと呼ばれる人が書いた本に読みづらさを感じてしまうので、誰かの解釈がついている方が挑戦しやすいと感...続きを読む
  • NHKラジオ深夜便 絶望名言
    ラジオ深夜便で放送してたのを書籍化したもの。
    ラジオを聴く習慣がなく、夜に聴きたくないというのもあって本を購入。
    いわゆる文豪さん的な人の言葉や小説からネガティブな言葉を集めてそれについて対談を行うという形式。


    この本では、カフカ、ゲーテ、ドフトエフスキー、シェイクスピア、太宰治、芥川龍之介、と...続きを読む